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構造心理学 16. 原初的恐怖

「個性」とそれを制約するものを見てきました。

ここから、「人間性」をやります。

「人間性」は、人間の習性といったもの

心理とは違います。
(心理は、外界の情報に関する心の反応)

「人間性」はもっと大きな枠の「人間の習性」です。

その人間性をやる前の前置きとして、前提知識としての「原初的恐怖」について説明します。


原初的恐怖

どのような生物も元々持っている
消滅することへの恐怖があります。
(無機物にもある)

消滅する=無に帰る


人間にとっては

孤独になる
というのが近い

ひとりぼっち
誰もいなくなる

ことへの恐怖

元々備わっている恐怖心なので
解決したり、解除することはできない


これが形を変えて
いろんな感情になったり
ブロックを作ったりすることがあります。


尊厳をないがしろにされるのが許せない!

というのは

→  自分の存在を脅かされる
→  存在を否定される

ということで、この原初的恐怖から来ています。

人間ならだれでも持っている習性なので
その人だけの個性=価値基準にはなりません。


この原初的恐怖
ブロックでもないし、誤認を修正もできないとするなら
一体、どうすればいいのでしょう?

孤独への恐怖を抱え続けるしかないのでしょうか?

方法としては

・もし今誰もいないと錯覚しているのなら正す。誰がいるかを認める。
・身近な人をより大切にし時間を使い、そうでない人を排除する。
・充実した人を増やす努力をする。



この後のコースの内容にも含まれてくるのですが

自分の現実を正しく理解すること
(誰もいない、というのは錯覚。今いる人に気づいていない。)

そして
どんな人とつながっていくのか?
どんな世界を創っていくのか?

が大切になります。


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10歳の頃

人は死んだらどうなるのだろう?
全くの無になってしまうのだろうか?

と怖ろしくなり
1週間位、考え続けていたことがありました。


思えばあれが
原初的恐怖に意識的に向き合った最初の経験だったのかもしれません。


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