チェコ買い付け日記2023①「始まりは雨」

そろそろチェコに行きたいな、とうずうずしてきたのが3月中頃。
2022年の初めての買い付けで買ったものが少しずつ売れて、マーケットに出店するときに持っていく本や雑貨が、あまり変わり映えしなくなってきたのでした。

航空券の値段を日々チェック。１週間違うと値段が数万円違うこともあります。
チェコでは少し雨の多い季節ですが、結局は前回とほぼ変わらない時期に買い付けに出発することになりました。

一部の人の間では、私は雨女だそうです。
私自身は人生でトータルするとそうでもないのですが、夫と前職の友人の二人に言わせるとそうなのだとか。
前回のチェコでは旅の前半は雨が多く寒くて薄手のセーターの上にジャケットを羽織るような日もありました。
でもそれも雨の多い季節だから。私のせいではありません。
旅の後半では傘の出番はありませんでした。

さて出発の日。
飛行機は夜の便です。
前回の買い付けで夜の便に乗ってみてとても気に入りました。私は飛行機の飛行ルートをモニターで見ながら窓の外を眺めるのが好きなので、みんなが眠る時間でも窓のシェードを下さずにすむ夜間の飛行が良いことに気がつきました。

家を夕方に出発して夫の運転する車で成田へ向かいます。
都内の渋滞を抜けて千葉へ入り少しすると雨が降ってきました。しかもだんだんひどくなり、もうすぐ空港に到着という頃には、ワイパーがフロントガラスを通り過ぎた次の瞬間には前が見えなくなるほどの土砂降り。ほとんど車がいなかったのが幸いでしたが、かなり怖いドライブでした。
夫はそろそろと車を走らせながら、「さすがだよね」と何度も呟いていました。

無事に成田に到着しました。少しましになった雨の中私だけ先に降ります。
駐車場に車を停めた夫が空港に向かうころには雨は止んでいたようです。