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OMUSUBI(お結び)

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(株)PETOKOTO運営の保護犬猫マッチングサイトOMUSUBI(お結び)
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#数値規制

犬猫の「数値規制」が施行。ペット事業者が守るべき7つの基準と最新状況

こんにちは、保護犬・保護猫マッチングサイトOMUSUBI(お結び)事業責任者の井島です。ペットショップで並ぶ、純粋無垢で天使のような子犬・子猫たち。その裏には、過酷な繁殖・飼養環境で管理される親犬猫たちがいるのも現状です。そんな状況を変えるため、2019年の改正動物愛護管理法では犬猫を取り扱う事業者が最低限守らなければいけない基準が設けられることになりました。 事業者が基準へ対応するのはもちろんのこと、迎える側も基準を満たさない店舗・事業者を選ばないなど、いわゆる消費者行動

2020年、犬猫の殺処分問題の現状と課題とは?

こんにちは、OMUSUBI(お結び)事業責任者の井島です。数年前に比べると、殺処分問題についてメディアが取り上げることも増え、犬猫を取り巻く社会問題への関心の高まりを感じます。 キーワードの検索推移が見られるGoogle Trendで「保護犬」「保護猫」を確認すると、5年前に比べて約6倍~8倍に増加しています。 日本での殺処分数は年々減少傾向にあり、これは行政や保護団体の精力的な保護・譲渡活動や、日本社会で保護犬・保護猫の存在認知が進んできたことが要因として挙げられます。

動物愛護管理法改正|犬猫の「数値規制」7月の検討会に参加して感じた4つのポイント

7月10日に環境省の動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会が開催されました。今回、主に繁殖・販売業者が対象になる数値基準の素案が出るため、私も傍聴してきました。 具体的な数値規制の基準案は、年内の愛護部会とパブコメの実施を経て決まり2021年6月に施行されます。その際にポイントとなりそうな点を整理しました。 法改正と数値規制の目的2019年の動物愛護管理法改正のポイントとしては、8週齢規制(日本犬除く)、マイクロチップの義務化、自治体側で所有者不明の犬猫の引き取り拒否可