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「お酒が飲める人達へ」声素材募集をする理由について

まず、ハッシュタグからこの記事をご覧頂いている方に向けた、軽い自己紹介を。

初めまして。
この記事に興味を持ち、ご覧頂いてありがとうございます。
「少年」と書いて「しょーや」と言います。
音楽を作ったり、ポエトリーリーディングをしたりしています。
配信で曲の販売もしています。

気になる曲が御座いましたら、マガジンから詳細をご覧下さい。
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ここからが本題です。

現在、この春終わりか初夏辺りにリリース予定の曲があり、Twitterで下記のような募集企画を進行中です。


元々、4月終わりごろからGW辺りまでで募集を掛けていたんですが、僕の力不足でなかなか件数が集まらず、5月23日までの締切として改めて再度募集をかけています。

よくよく考えてみたら、この「お酒が飲める人達へ」についてあまり具体的な話をしていなかったことに気が付きました。
なので、この記事では「お酒が飲める人達へ」に皆さんの声を導入したい理由を話してみます。

今回の曲は「お酒が飲める人達へ」というタイトルですが、曲のテーマは「お酒が飲めない人の存在」と「お酒の怖さ」です。
僕自身、アルコールアレルギーでお酒を全く飲めません。
これまで色んな場面で飲み会や打ち上げの誘いを受け、その場で理由を話して断るようにしてきましたが、「断る」という選択肢を否定されてしまう事の方が多かったんです。
無理やりお酒の席に参加させられ、「アレルギーだから飲めない」と何度話しても理解して貰えず、義務のようにお酒を飲まされた事がありました。
その結果、体に異変が起こり、何度も身の危険を味わってきました。

今回の曲を作ろうと思い立ったきっかけは、大きく分けて3つあります。


1つめは、「お酒を飲めない人がいる」という事実を知らない人が多いという事。

今回の曲の制作に入る前に、「お酒が飲めない人」の割合を調べてみました。
あくまで統計的な数字ですが、成人している日本人のうち
「お酒が飲めない人」は約6〜7%みたいです。
言い換えるなら、「お酒が飲める人」は約93〜94%という事になります。
「お酒が飲めない人」の方が圧倒的に少ないのです。
初めは「お酒が飲めない」と思っていたけど、自分に合うお酒が見つかった、飲むペースを変えたら改善されたなど、試行錯誤の末に「結果的にお酒が飲める事が分かった」という人ももちろんいます。

でも、「お酒が飲めない」と話す人の中には、
どうやってもお酒を受け入れられない人もいます。

「お酒が飲めない」と言って飲み会の誘いを断っても、「この人はお酒が飲む事が出来ないんだ」と解釈してもらえることは本当に少ないです。
素直に聞いてくれる人は、数十人に一人いれば多いほうです。
殆どの人は「弱いお酒なら飲める」や「少しの量なら飲める」と解釈してしまうんです。
何度説明しても「お酒を飲むこと自体が出来ない」という認識をしてもらえないんです。

「二十歳を過ぎてもお酒を飲めない人がいる」という事を、音楽を通して伝えたいと思いました。


2つめは、「一歩間違えると、お酒は凶器に変わる」という事。

極端に思えるかも知れませんが、お酒さえあれば人を殺す事が出来てしまいます。
例え、比較的に濃度の低いチューハイでも、コップ一杯の量であっても、人によっては死に至る可能性があります。

僕のようにアルコールアレルギーの体質の人は、ほんの少しアルコールを摂取しただけでも身の危険を感じる程の異変が、心や体に起こります。
僕は実際にアルコール2~3%くらいの低濃度のお酒を一口飲んで、鼻血を出して倒れた事もありました。
アルコールに限らず何らかのアレルギー体質の人は、引き金となる対象物をほんの少しでも摂取してしまうと、あまりにも大きなリスクを負う事になります。
蕎麦アレルギーや卵アレルギーなど、人によって対象は様々です。

アレルギーの有無を差し引いても、一気飲みや過剰なアルコール摂取は依存症や中毒を引き起こすきっかけになってしまいます。
「駆けつけ三杯」や「空きっ腹に酒」など、危険だと分かっていながら暗黙の了解のように飲み会のノリ、罰ゲーム、度胸試しのような名目で定番になってしまっているお酒の風習があります。
それらが広く認知されている事に、僕は言いようのない恐怖を感じます。
「沢山のお酒が飲める」「強いお酒が飲める」というのを、自分のステータスのように解釈してしまっている人もいます。

お酒の飲み方や飲ませ方をもう一度考えて欲しいと思いました。



3つめは、「刑事罰が加わるのは、飲酒運転者を行った本人だけではない」という事


過去に、財布と免許証を家に忘れた状態で、自分で車を運転してやって来た人から「お酒を奢って欲しい」と言われ、何度も執拗に強請られた事がありました。
「お酒は奢れない。お酒以外なら何でも奢る」と、頑なに断っていたんですが、最終的に僕の財布を強奪されそうになり、仕方なくお酒を奢ってしまいました。

飲酒運転は、お酒を飲んで車両を運転した人だけではなく、「相手がドライバーである事を知りながらお酒を提供した人、お酒を飲むように薦めた人、車両を提供した人、車両に乗り合わせた人」にも同等の厳罰が課せられます。
軽はずみな奢り合いや飲みの誘いが、二次被害のきっかけになってしまうんです。
飲み会でお酒を飲んでいたにも関わらず、当然のように車を運転して帰る人を何度も目にしてきました。
止めたこともありますが、「大丈夫!」と何の根拠もない発言が返ってくるばかりでした。

飲酒運転はお酒を飲んだ本人だけではなく、その周りに迷惑をかけ、下手すると社会的に深手を負わせる事になってしまうんです。



これら3つの内容をきっかけに、「お酒が飲める人達へ」の曲作りを始めました。
プラスアルファー、もう1つきっかけを増やすとすれば……
「お酒が飲めない人の気持ちや、お酒のもたらす怖さをテーマにした歌が少ない」というのもあります。
お酒が飲める人達にこそ、お酒が飲めない人の存在やお酒の怖さをきちんと把握してもらいたくて、このタイトルにしました。
声素材企画を発足したのも、今回の曲に関心を持って頂くきっかけを作りたかったからです。


「お酒が飲める人達へ」は配信サービスで販売を行う予定ですが、正式な配信開始の前に一週間の無料公開を予定しています。
・曲
・歌詞
・解説
これらを誰でも無料で閲覧して頂ける期間を設けます。
配信開始以降の内容の変更や追加は、一切行いません。
全く同じ内容を配信販売します。
お酒の飲み方・飲ませ方を見つめ直して貰いたいからです。


以上が今回の声素材企画の発端です。
もし良ければ、企画へのご参加をお願い致します。
ご不明な点が御座いましたら、この記事へのコメントやTwitterへのリプライまたはDMでもお受け致します。

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