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仮想通貨マイニングを始めてみた#2 ーNiceHashQuickMinerを使ってみた

0.気になっていた

実はNiceHash Minerを使う前から、NiceHash QuickMinernvidia専用ということで、ちょっと気になっていた。
使い始めの1号機(RX570/4GB×2)がNiceHash Minerだったので、その流れで2号機(GTX1660Ti)でもNiceHash Minerを使っていた。
でも、おそらくは専用品なので効率が良くなるのだろうと思い、手を出してみた。

1.実際に使ってみた

なんと、こちらはアプリが日本語対応。
セッティングは、基本的にウォレットのアドレスを入力するだけでOK。

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OCTuneを使ってGPUの細かい設定も出来るが、基本的には必要ない。

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GPUの設定は、nicehash.comのRigManager「HIGH」を選択するだけで十分な性能を出してくれる。

2.GPUのチューニング

それでもGPUのチューニングをしたい場合は、nicehash.comのRigManager「OPTIMIZE」を選択すれば、OCTuneを利用して手動でチューニングを行えるようになる。

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nicehash.com側のヘルプとか解説が日本語化されていないこともあり、この辺りは非常に分かりにくい。

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OCTuneはブラウザで開かれるので、nicehash.com側からリモートされているのかと思っていたら実はローカルアドレスで、NiceHash QuickMinerに内蔵されているサーバー機能で表示している。
それで実際に設定を試してみたが、正直に言って下手にいじらない方が良いと思った。
マイニングのバランスを見ながら手動で設定を探るのは、Afterburnerでの試行錯誤の悪夢を軽く超える。

そもそも、手動での設定は不要との思想があって、それで日本語化していないのかも知れない。

3.性格の違い

NiceHash MinerNiceHash QuickMinerで感じた違いを、以下に挙げる。

NiceHash Miner:
フルパワーでGPUをブン回して、様々なアルゴリズムや仮想通貨のマイニングでBTCを稼ぐ。
ハッシュレートはアルゴリズムや仮想通貨によってバラバラだが、マイニングの効率は高いと思う。
ただ、仮想通貨の市場に左右されやすい。
しかし常にGPUがTDPの上限近くで動作するため、消費電力が大きい。

NiceHash QuickMiner:
詳細は分からないが、GPUとメモリとの間の転送速度の速さをフルに利用し、Bitcoin狙い撃ちで途切れなくマイニングすることでハッシュレートを稼ぐ印象。効率重視のアルゴリズムが使用されているように見える。
消費電力が下がる(GTX1660Tiで約40W低下)ため、消費電力辺りのマイニング効率が向上する。
ハッシュレートは、GTX1660Tiの場合コンスタントに30MH/s出る。
ハッシュレートだけを見るならば、電力を加味すると単純計算で約1.5倍の高効率。
仮想通貨の市場に左右されず、安定したマイニングが可能。

電気料金を抑えた上で性能的にはほぼ変わらないマイニングになっているように見えるので、長期的に見れば純利益は若干出やすくなると思う。

4.結論には少し早いが

少しの間観察が必要になると思うが、リグにnVidiaのGPUを搭載していて、電気料金を少しでも抑えて損益分岐点を少しでも早く超えたいのであれば、お勧め出来ると思う。
個人的には、あと数日(本記事執筆時の2021/04/24より)様子を見て、再度判断することにしようと思う。

5.追記(2021/04/25)

BTCが支払われる間隔である4時間あたりの、過去の同程度のマイニング量と、今朝のマイニング量の比率を、簡単に比較してみた。
すると、ほとんど差がないことが分かった。
つまりは、消費電力は低く抑えることが出来た上で、NiceHash Minerと同程度のマイニングが出来ているということになる。

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