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肢体不自由の障がいを考える

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肢体不自由の養護学校で働いています。嬉しかったことや悩んだことなどを取り上げています。よかったら読んでくださいね。
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記事一覧

朝の登校
やっぱり協力が大事!
医療ケアの生徒は車イス用タクシーで登校します。そのバスに介助員と看護師が7時すぎに乗ってお迎えにいきます。朝は保護者から体調を聞いて、タクシーのなかでは発作の対応、吸引など盛りだくさん!そして登校!それからも学校でも生徒の対応!感謝です!

肢体不自由の教師に求められる専門性は「子どもの理解」だそうです。外の刺激や人からの働きかけに対する反応が貧しいので、子どもの身体の動き・コミュニケーションなどの特性を理解しておくことが大切です。

保護者の心情3
最終段階で「障害克服努力、混乱ともがきの時期」へと移行して「子供とともに生きる定めで、やるだけのことはやってみよう」と子供と真剣に向き合い、何でも挑戦しようという感情が芽生えます。同じ悩みの保護者同士で結びつき、理解者を増やそう努力し続ける心情に時期です。

保護者の心情2
次に「障害告知後の混乱と絶望の時期」です。診断されて絶対に違うと感情的になり、まわりの支援を拒否したり、攻撃的になり保護者が孤立していきます。しばらく子供の障害に向き合うと現実を知り、絶望感が襲ってきます。そして責任転嫁や努力放棄の感情が現れます。

肢体不自由児を持つ保護者の心情について書かれていて、子供の障がいを受け入れる過程には3つの時期があります。1は気づきの時期です。笑顔がない?ハイハイができないなど、違うと感じる時期。親はどうしよう?と不安な心情が出てきて大丈夫という言葉をもらうために専門機関を巡る様子が見られる。

肢体不自由の研修に行ってきました!
人類の進化は感覚と動作からですって!深い~はなしでした。まずは危ないかを見て、聞いて、なめて、触って、におってして、危険か、美味しいかを感じてから食べたり、逃げたりの動作があって、人類は生き延びてきたと言うお話を聞いてなるほど~と思いました。

肢体不自由の学校の体育?
脳性まひなど体を動かすことが苦手な生徒は動かせる手などを、動かそうとしたり、車イスの上で教師に押してもらって風を感じながら走ったりします。自分だけでは出来ないことを友達や教師と一緒に挑戦したり、楽しい雰囲気を感じることが大切だと思いました。

動作法ってストレッチとどう違うの?いろいろ意見はあると思いますがスーパーバイザーの方に聞いて納得と思ったのは、私たちがストレッチをするときは柔らかくなりたい!と思ってするけど障がいをもつ生徒はその思いを持ちにくい!だから一緒になってしてもいいかな?っ思ってもらうことが大事!納得!

自分の要望を伝えよう!
発語がまだ少ないのでどうしたらいいかな?と思い、その生徒の前で彼の好きな本を読んでみました。すると手のひらを指でトントンとしたり、ほしいジェスチャーをしてきたのですこし時間をあけて貸してって言ったら貸してあげるというとゆっくり「かして」と言ってくれました!

嚥下障害を持つ生徒の給食ってどうするの?
私は調理室で刻んで食べやすいようにしてからくばってる?ちがうんです!実ははご飯は炊飯器でおかゆにできるのですが、ほかのおかずやデザートは教室で介助員さんや教師が包丁で食べやすいように刻んでいるのです。とても大変なお仕事です。感謝です。

食べるってどうするの2?
つづきです。
咽頭期(いんとうき)⑤気道に入らないように蓋をして食べ物が入らないようにする。これを嚥下するって言うそうです。これがうまくいかなくて気管に入ると窒息や誤嚥を引き起こす。
食道期⑥食道を通過して胃へと送り込む。やること満載!!

食べるってどうするの1?
先行期①食べ物を見た目や匂いで認識すること
口腔準備期②食べ物を口まで運んで口に取り組むこと③噛んで咀嚼して唾液を混ぜる。
口腔期④口をしっかり閉めて咽頭(口のおく)に送り込む。

見てスリッパを置く。(目と手の協応)
スリッパを置くときに置きなさい!とか言語指示だけでは難しいので、写真の上に見て置くようにしました。見て!が大事で回りの環境刺激(音や光など)で回りに目がいってしまうので両手で周囲を隠して集中させるとうまくいきました!!

言語の発達 がすごい!
今日の摂食トレーニングで噛んで呑み込む練習で「かっぱえびせんともものグミどっち?」と聞くと指さしして「もも!」と言ってくれました!初めて聞く言葉にとても感動!成功体験が続くと自己肯定感もあがり、いろいろ挑戦したくなるのかな~?と感じた「もも」でした。