天鳳公式大会で優勝した話①

大会までのあらすじ

リスナーにもらった課金で、前日に開催された四人麻雀の大会で入賞することができて、割とラッキーだったし、麻雀に対してそこそこモチベが高かった。しかも入賞したおかげで課金も数日伸びた。

天鳳の公式大会は今までほとんど出たことが無かった。少し失礼な言い方になってしまうが、サンマ本に興味があるというよりも、大会は自分の経験値を高めるためにも出ておいた方が良いだろうということで参加した。

昼間は一切麻雀をせずにルパン三世の映画をひたすら見ていた。huluで見られるルパン三世を全部見たらその感想をnoteに書こうかなぁと思っているが、言っただけでやらない気がする。

ちなみに今回の大会は配信していたので、次のURLからアーカイブが見られる。

このシリーズ記事で触れるのはこの動画の枠詳細の10戦目から15戦目の内容である。


大会詳細

このnoteでは、この後ガチの打牌解説をしていこうと思う。かなり細かい話にも突っ込もうと思うので、読みやすい話を見たい人にはおすすめできないかもしれない。(そもそも文章力が無い・・・)

大会のルールは、18時から26時までうち放題で、そのうち連続5戦のいいとこどりの点数を競う。35000点持ちの40000点返し、ウマは10-20。賞品は、1~2位 有料版有効期限90日分+書籍、3~20位 有料版有効期限30日分となっている。

三人麻雀の性質上、「5連続1位」の成績が無ければ、2位以上には入れないだろう。ちなみに1日目のボーダーラインは2位294.020位209.0だった。2位になるには平均69.020位になるには平均50.2の成績が必要になってくる。40000点のトップだと+40.0、50000点のトップでも+50.0しか稼げないので、デカトップ数回を含む5連続1位でないと、2位以上はかなり厳しいことがわかるだろう。つまり素点の価値がかなり高い

大会前は正直そんな細かいことはあまり考えていなかったが、トップ取りを積極的に狙う必要性は途中から感じていた。


東1局 序盤の役牌の切り出し時

大会当日、2-1-1-1-2-2-3という成績で、いったんリセットして始めたのが5連勝の1戦目となる。一回取った3着がトビ終了だったので、完全リセットしないといけなかった・・・。

そして東1局の序盤から難しい手牌に。

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8p or 中でかなり悩んだ。8pを切ると4ブロック形になるものの、そもそも8pのくっつきが強くない。中は自分でも重ねたいのと、鳴かせたくない。自分の手にはドラの南も浮いているため、中を鳴かれたらほぼ撤退だ。

かなり悩んだが、中を一回遅らせたとしても、どうせ鳴かれたら降りてしまいそうな手だったので、それなら今打ってしまえと中を打った。ポイントとしては親がいきなり12sを手出しで落としてきている。相当速そうだ。

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ポンの声が入りほぼ撤退。南のありかもわからないし、親は染めているかもしれない。

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最終的にはBさんのリーチがかかり、Aさんが放銃となった。実は降りる牌に困っていたので割と助かった。


東2局 メンツ手かトイツ手か?

東2局も序盤で分岐点が現れる。

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白を打ってメンツ手を残すか、3p or 6sを打ってトイツ手に向かうかの2択である。普段なら何も考えずに白を打てばいいと思っている。手牌にアンコができた時に、圧倒的に得するからだ。しかし今回、①私の捨て牌が第1打9s、第2打9pでチートイ気配が薄く、0枚切れの白は待ちとしてそこまで悪くない。さらに、②親の第1打が5sでピンズが少し高い。③南や中を鳴いての、カン3p待ちが非常においしくない。④ドラの8pを活かすにはチートイツしかない。という点を踏まえて打3pとした。

そして最終的にはこの形になった。

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少し悩んだが、赤5pを切って白単騎のリーチをかけた。5p単騎ダマテンや白単騎ダマテンなどいろいろ選択肢はあるが、難しいところだ。5pが赤で鳴ければ、迷わずに白単騎リーチにする。赤5pを切ってしまうと、白も少し危険牌の一つとして読みに入ってしまう。ただ、実質大会の1試合目ということもあり、大きく振りかぶっていこうと判断した。

結果は親の3900オールツモとなってしまった。


東2局1本場 序盤の字牌の扱い

そして東2局1本場。三人麻雀は序盤が本当に難しい。

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白か1pの選択。①7pで形、東で打点のくっつきが確保されている点、②1pがすでに切られていてもう1枚1pを引いてもおいしくないという点、③白の重なりが割とうれしい から1p切りを選択した。1pを残すと2pや3p引きも強力になってくるので難しい選択だった。

そして最終形は次の画像。

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ドラ3なのでリーチを打った。変化としては4p、6p、8pだが、6pは特においしくない。

結果は7pをツモって2000-4000の上がりとなった。ウレシイ。


東3局 ドラ2先制リーチ判断

東3局。超好配牌。この時から流れが来ていたのだろう。

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変化が少なすぎるので發切りリーチ。3巡後にサクッとツモって4000オールのあがりとなった。ラッキーである。昔はこういう手をリーチできなかったが、一回リーチすることを覚えると、もうやめられない。感覚的にもかなり得すると感じているからだ。


東1局2本場 リーチに対する考え方

そして東1局1本場でも勝負手が入る。

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7pはリーチすると出なくなってしまいそうなので、ダマテンに取った。7pを切ったら、18000放銃の地獄行きだ。しかし、なかなか7pは顔を見せずに、数巡後・・・。

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すでに局面が煮詰まっている。煮詰まっているとは、全員がテンパイしてそうな状況だということだ。Aさんは赤5sを切っており、ピンズ待ちのテンパイが濃厚、Bさんは私の手出し2sのあとに1sを押しているので、イーシャンテンかテンパイだろう。実際の手牌がこちら。

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大体読み通り。今から打ち出さなければいけない6pまたは7pはそこそこの危険牌である。これを切れば私のテンパイも丸わかりになってしまう。

そして、もしほかの2人ともがテンパイだとすれば、リーチしても突っ張ってきてくれるかもしれないし、降りてくれるかもしれない。3人テンパイになってしまったら、待ちの悪い私としては降りてもらっても構わない。実をいうと、かなり矛盾しているが、攻めてきてもらっても降りてもらってもどちらでもうれしい。だからリーチは有効だと考えた。

そもそもの考え方として、大体リーチをしておけばいい。仮に40対60でリーチが不利だと最強コンピューターが判断したとしても、私はリーチを選択する。初心者にはリーチをとにかく目指せというだろう。それが勝ちやすいからだ。

私のような40-60を実戦の最中に判断できないような打ち手にとっては、あがれる前提でリーチをかけた方が得できる。実際にこの局面はどちらが良いかなどわからないが、弱者であるほどリーチをすることをお勧めする。だから、私は次もリーチするだろう。

結果は追っかけリーチをしたBさんの放銃。24000点のあがりとなった。

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これを拾わないと、私のような打ち手に勝ち目はない。


東1局3本場 リーチに対してドラが打てるか

東1局3本場、67300持ちのトップ目に立ったので、さらに素点を伸ばしたい。しかし6巡目に他家からのリーチがかかってしまった。

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チャンタ一盃口のテンパイだ。ただし、ドラを切り出さなければならない。素点が欲しければここで加点したいところだ。

①ここで南を落としても復活がまだあること(しかも一盃口やチートイツは残りそう)、②放銃すると順位が落ちる可能性があること、③ペン3pに自信がないこと、から8sを切らずに南を切った。

どちらが良かったかはわからないが、今後も南を切るだろう。そして数巡後。

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そんなマッサーカーである。あがりは逃した形だが、現物でのテンパイ。純正チャンタまでついて、出ていく牌もドラではない。そして、他に安全牌もない。ここは当然の3s押し。リーチ者の現物が少ないので、ダマテンを選択した。

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なんとあがれてしまった。なんという運量。ちなみにBさんはカン7s待ちだった。


東1局4本場 ダントツトップ目での考え方

東1局4本場には、ついに点数が80000点を超えた。これはかなり大きな1勝になるだろう。そして、次の局面を迎えた。

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9pか西を押せばテンパイ維持できる。しかし、どちらもBさんの現物ではない。

このままダマテンでツモってあがったところで、8000点つまり8ポイントもらえるだけだ。あまりおいしくない。しかも、BさんがCさんに放銃すれば80000点の大トップで終えることができる。2pを打ってベタオリを選択した。

結果はBさんの放銃で終了。80000点の大トップ。+76.0を記録できた。

次回に続く・・・。


謝辞を(お堅いのはここだけ)

「サンマ本祭り(2日目)」にて優勝することができました。正直、運がついてきたことが何よりですが、普段からtwitterにて意見交換をしてくれている方々、放送にて意見をくださる方々、いろいろな方のおかげで優勝できたといえます。私にかかわってくださっている皆様にお礼申し上げます。何より1日目の際に、課金をくださった配信者の01さん、2日目の課金を私にくれた謎のリスナーさんには頭が上がりません。今回は本当に偶然結果を出せましたが、今後も皆さんの協力や期待にお応えできるよう、精進してまいります。

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