【創作大賞2024・お仕事小説部門参加作】生か死か(第7部)・・・治験
あらすじ
医療は、この地を支えている。施療の時代を乗り越えた医療であるが、此処、四駄郡では未だ施療を続ける医師がいる。積田医師はその一人だ。彼は異色の業種変更で医師になった。西町診療所を受け持つ彼に試練とも言えるパンデミックが襲う。彼が取る行動は医師を超える患者奉仕となった。
第6部続き・・・
積田は着々とアームロボット成る人型に生気を与える。
人間の持つ癖やストレスなどが無い華麗な動きを見せ始める。
秤量機が二つのワクチンを定量ずつ混ぜ合わせる。
そこへ精製水が加わる