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なぜ、人は貧困状態に陥るのか。お金持ちとの差はどこにあるのか?

前にNHKで貧困女子高生の特集をしていました。

家が貧しいためパソコンが買ってもらえず、1,000円のキーボードだけでタイピングの勉強をしていました。


☆☆☆


その後、Twitterで女子高生が散財しているのが暴露され、ネット世論は「全然貧困じゃないだろ」「iPhoneやアニメのDVDを持っててどこが貧困なんだよ」とバッシングが始まりました。

ネットで配信される記事もそのたった一人の女子高生に対してスポットを当てた記事ばかりで、他の何百万人という貧困状態に陥った子供達の記事は1つもないため、実態調査をせず、一人の女子高生に焦点を当てた記事のみでは、貧困に陥った子供達の実態が分からないのではないか?

と私は考察していました。


このようなことは日本のメディアでよく起きる事象です。

たとえば先月、愛知県の中学校で、学生が同級生からナイフで刺されて死亡しました。日本のメディアは大々的にそれを報道しました。

一人が死んだだけで中学校は危険だと言うのです。果たしてほんとうにそうなのでしょうか。

中学生は日本全国に322万人います。

322万人中1人が死ぬと、学校は、ほんとうに危険な場所なのでしょうか。


0.00003105%(1/322万人*100)の確率で死ぬのは、お風呂で滑って転んで死ぬ確率より1,825倍低いです。

これではお風呂にも怖くて入れないのではないでしょうか。

また、日本の道路では年間3,532人が交通事故でお亡くなりになられています。1日あたりだと約10人が、そこらの道路で車に轢(ひ)かれて死んでいます。

中学校で同級生に刺されて死ぬニュースは10年に一度程度しか配信されない珍しいニュースです。


交通事故の全体の2割を学生さんとすると、学生さんの1日の死者数は2名であり、10年間で学生さんは365*2*10で、日本の道路で7,300人死んでいます。

交通事故のほうが同級生に刺されて死ぬリスクの7,300倍高いです。

私は数理脳のため、学校より道路のほうが7,300倍死ぬリスクが高く、危険な場所だと思っています。


マスコミは大々的に報道できる珍しいニュースを選別し配信します。そのほうが視聴率が高く儲かるからです。

でも、それってとても珍しい出来事で、ニュースとしての価値はほぼないのではないでしょうか。

同じ様に、一人の貧困女子高生がズルをし、ほんとうは貧困ではなかった。だからといって他の数百万人の子供たちまで貧困ではない。日本に貧困は存在しないと、果たしてそう言えるのでしょうか。


物事を見るにはマクロ(国家規模、全体)で見なければなりません。

この女子高生にはスマホやテレビを持っていない人からの批判によってネット炎上が起きていました。

スマホやテレビのない俺たちのほうが貧しいから、この子は貧困ではないと言うのです。

私は哲学しました。なぜなら自分の定義において、このズルをしていた女子高生は貧困状態にあると言えたからです。


貧困とは何か?

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