見えない過去

こんな記事をみて、我が家のワンコの昔を思い出しました。

人が妊娠すると、戌の日を選んで腹帯を巻く風習は、たくさんの地域でおこなわれています。

一般的には「犬は安産だから、それにあやかって戌の日に腹帯を巻く」と言われますが、犬だって、そう簡単には産めません。とても必死で赤ちゃんを産みます。

我が家にいた秋田犬は1度出産をしています。

交配は、ブリーダーさんのもとでおこない、妊娠中、産むとき、産んだあとしばらくの子育ては、すべて我が家で過ごしました。

後にも先にも、犬の出産を経験したのはあの時限りですが、出産は本当に苦しそうでした。また、妊娠中も、大きなお腹が下に垂れて散歩に行く姿も、とても重そうでした。

決して簡単に、たやすく産めたわけではありません。本当に、頑張って出産を乗り越え、たくさんの赤ちゃんにお乳を吸われすぎてケガをするほど、子育ても頑張っていました。

そんなふうに、犬も毎回必死で出産します。

どんな子犬も、こうして産まれた大事な命です。


今一緒にいるチワワはペットショップで出会いました。

保護犬や、ブリーダーからの購入も検討していましたが、結果的にそうなりました。

私はペットショップから犬を購入したのは初めてでした。

我が家にきたチワワは、とても病気がちで、何度も病院に通いました。

そこで動物病院の先生に言われたのは、記事にもある競りの話です。

ブリーダーが出した、たくさんの子犬が一箇所に集められて競りがおこなわれ、そこからいろんなペットショップへ渡ります。

競りの場では、まだ免疫力のない子犬たちがひしめき合っていて、病気の移し合いみたいなものだそうです。

その子犬がペットショップに行って、やがて飼い主のもとへ。

おそらく我が家のチワワも、そんな状態だったんでしょう。


ペットショップだけが一概に悪いわけではないと思います。

そこへ行き着くまでの全体の流れを変えていく必要があると思います。

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