2021年6月4-6日 セルバン白雲館旅行記 1日目

画像1 2021年6月初週。金曜日の午前10時に私は新宿駅のとある喫茶店にいた。話しをさかのぼれば長くなるがとかく私は長野県のとある旅館に赴くことを決めていた。よって万年金欠な旅人である私は高速バスを利用し現地の最寄りのJR駅まで赴く事にした。
画像2 新宿駅は全職に勤めていた頃はバレンタインの時期に線上に向かうだけで終わっていたが、今回は時間的に余裕もあるのでいつも気になっていた喫茶店に入って優雅に朝食を取ることにした。何と朝からシチューである、この後の長旅を考え朝からがっつり行く事にする。
画像3 ……正直後30分後にバスを控えている身として「いや、ここまでボリュームないだろ」と軽んじた我が身を呪った。もちろんこの後飲食不可な高速バス4時間半の旅を考えれば妥当な食事量ではあるが、それにしたって多かった気がする。気合で完食しバスタ新宿へ向かう。
画像4 尚、今回の旅にもほしくず堂のちっちゃいレイくんに同行を願った。かれがいると「なんとかなる」と思えてくるし、一人旅が故の寂しさもかなりまぎれるという良き旅仲間である。なんなーん。
画像5 道中は曇り空か軽い雨で終始どんよりとした天候に見舞われている。だが山の多い地方に向かう以上「そんな物だろう」と割と受け入れられるのは筆者が長野のお隣群馬県出身だからなのかもしれない。尚折り畳み傘はきちんと用意済みである。
画像6 JR長野駅に到着し、ここから先は私鉄の長野電鉄に乗り換え須坂を目指す。筆者の最寄り駅も私鉄(上信電鉄)であり、どことないシンパシーを感じながらよく冷えたリンゴジュースを駅構内の販売所で購入し頂く。んまい。長旅の為、若干の眠気があったがスッキリした。
画像7 須坂の駅には今回のイベント主催者さんがお迎えに来て下さるため、悠々自適に山の上まで来られた。正直同じような道を過去通っていた筆者からしても「この山道と霧やっばいわー」と思うような中を進んでいく主催者さんには感謝しかなかった。到着しお部屋に通された所でこんな空模様…
画像8 今回はセルバン白雲館さんの方に2泊泊めて頂いた。恐らく二人用のお部屋?に一人という贅沢、しかもお布団は既に敷かれている。窓際には縁側スペースもあり「最高かな?」の声が勝手に漏れた事をここに記しておく。
画像9 そして貸し切りだからこそのTwitterネームによる部屋の但し書き。もうどうにかなってしまいそうだった。嬉しすぎて写真を撮って、にへらにへらしていたのを今でも覚えている。また写真を忘れたが廊下の飾りつけに帯が使われており「おお、あああ…」などと唸ったのは言うまでもない。
画像10 そして誰もいない内に昼風呂を決めることにした。事前に聞いていた通り強い硫黄の香りがするが、だからそれが何?と言いう勢いで使っていく。あったかくて気持ちのいいお風呂だった。至福。但し山の気候はまだ低い為、露天風呂は水風呂だったので大人しく中から景色を楽しむだけに留めた。
画像11 これは夕食まで暇でロビーをブラブラしている時に撮った写真であろう。山道を登りながら「サイレントヒルみたい」と言っていたが、正しく陰影しかない。だがその景色が水墨画のように幻想的で美しいな、とも思えた。
画像12 尚今回の宿泊では事前にイベント主催者の方に「LARP衣装着てもいいですか?」を伺い、他の方に迷惑をかけないならOKと許可を頂いていたので自前のドレスを持ってきた。尚セルバンさんはLARP衣装も貸し出しているので安心である。うっかり寒い時にマントを借りる事も出来る、最高かな?
画像13 これは宿に向かう道中の酒屋さんで買った高山村で取れる?ブドウを使って作られた白ワインである。2019年物と2020年物があったので少し悩んだが両方買う事にした。曰く「酒好きが沢山いる」との事なので遠慮しない事にした。
画像14 こちらはセルバンロッジの方の食堂室?の壁に貼られた野生生物や昆虫の写真である。宿の中はこうやった飾りや芸術作品にあふれている。作家さんの作品を展示・販売もしている様でロッジと白雲館両方をじっくり眺めると一時間くらいかかるんじゃないかと思う。
画像15 初日の夕食はセルバンさんの名物料理、オイルフォンデュだ。筆者はツイッターでこれを何度も何度も見かけて、その度に「いつか絶対旅行して食べてやるんだ!!」と意気込んでいた者である。実際に頂くと、なんかもう語彙力が全部油に溶けたので出てこない位美味しかった。それと量が割と多く他の女性陣もご飯を諦めておかずのみを食べる人が多かった。筆者も白米を泣く泣く我慢して完食した。
画像16 「ここは山の上なんだよね?」と首を傾げながら美味しい料理に舌鼓を打つ。明日から飲み放題なのに、と分かっていてもビールが飲みたかったので隣席の方とシェアして頂く。あ~、もう食べ終わったら寝よう。お風呂入ったし…。こういう思考にどっぷりつかれるのも旅先の醍醐味である。
画像17 個人的にこの日の椀物が最高に美味しかったと覚えている。とかく美味しかったのだ。後は冷えの残るロッジではひざ掛けを進められたがうっかり断ったのを食事中に一瞬悔いたが、それも暖かい料理とお酒に酔ってそのうちに忘れた。
画像18 オイルフォンデュのお肉が大きくて大きくて、お上品な人は一口で食べれない位大きかった!そして何より林檎を使った特製ソースが美味しすぎて揚げる手が止まらない!!酢の物を箸休めにフォンデュが怒涛の勢いで進、みたいのだが自分であげるため上手くいかない事もある。だがそれが良い、と思えるいいメニューだった。
画像19 おビール様は全てを救います。尚食前酒?ジュースも美味しくてお代わり、って言いたかったけどおビール様の誘惑に負けた後はすっかり思考から消え去りました…。
画像20 デザートです!お腹がパンパンに苦しかったです毛で一口サイズの甘いものが二つ、ってなると何故か不思議とするッて胃に収まってしまいます。終始一貫して美味しいお食事でした!!
画像21 ごちそうさまでした!!実はこの日は朝ごはんを食べ過ぎて、夕食までお昼を食べずにいましたが……そうじゃなかったら食べきれなかったかもしれませんでした。危ない所です、次回は少し少なめと申し出た方が良いかもしれませんね。
画像22 という事でロビーに残ってボードゲームをするでもなく、明日の仕込むに向かうシェフとイベント主催さんを見るでもなく、筆者は早々に床に就くのでした(夜に弱い民)床の間に行灯風の明かりがあって明かりを調整できるタイプだったので枕元に持ってきて使わせて頂きました。ぼんやりした明かりでとってもリラックスしてます。ではでは、おやすみなさ~い・・・

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