2021年8月、Going出雲未遂旅行

画像1 遡ること今から約一月前。2021年8月22日(日)午前11時過ぎ、良く晴れたこの日に私は―――出雲市駅最寄りのドミーインの中で微熱にうなされながら眠っていた。何故そんな場所で? 話せば長くなるのだが、それは昨夜21時過ぎの事だった……
画像2 8月21日夜。この日は前々から友人と約束していた「シャーマンキング展in出雲」に行く為に私は原作に出てくるような夜行列車を予約し、まだ見ぬ実家へと想いを馳せていた。しかし数日前からの謎の微熱(恐らく屋外仕事による軽い熱中症)があり、出かけに荷物を忘れ、それを旦那さんに盛って来させ、挙句の果てに遠いルートから乗り換えようとしてタクシーに乗るなどしていた。
画像3 ―――要は精神状態も、肉体も、割とボロボロの状態で。それでも「推しの実家でやる原画展を見に行くんだ!!」という気概だけで動いていた。尚実際は旦那さんによる乗換案内及びタクシーを拾うという判断が泣けれエバ乗り遅れていたと思う。その節は本当に本当にありがとうございました。旦那さん愛してます!!(脱線)
画像4 そんなこんなでなんとか無事に列車に乗り込み、予定とは違った見送りを無事に乗れたという感無量な気持ちと申し訳なさと暑さで軽く泣いた状態で別れ、一路旅路は始まった。事前に最低額の個室を予約していたので眠る準備をして、一時間もしない内に横になった。
画像5 YouTubeなどで情報は十分集めていたつもりだったが、やはり機内持ち込みサイズでないキャリーは入口ギリギリサイズだったし、メチャクチャ揺れし(これは体調不良もも原因だと思うが)なかなか寝付けず、結局2時まで1時間ごとにおきるし4時にも一度起きて5時からはほぼ起きていた。
画像6 詰まる所寝不足である。特に起きてからの岡山~出雲市間は言葉にできない位に揺れた、メイクが若干不便に思う位だった。地元の上信電鉄と同程度かもしれない。そして―――そんな状態で熱が下がる訳もなく、食欲はあるのにひたすら頭が働かない状態で終点へと到着した。
画像7 尚湖側の一階席だったので早朝の美しい景色を堪能できたし、進行方向に向かって足を伸ばした侭ぼーっと車窓からの景色を見ているのは大変すばらしかったことはここに記しておく。 ただし本人は無自覚でも若干?乗り物酔いを起こしていた感覚も否めない。
画像8 そうこうしていれば出雲市に着く。外に降りる、空気が美味しい。そして―――足が動かない。立っているのがやっとでこれから2~3時間原画展を見て歩けるような自信は一切なかった。「何の為にここに来たのか」と激しく葛藤した。何故ならばこのご時世、原画展のチケットは基本事前購入制で一週間区切りでの販売だった。
画像9 そう、この日は日曜日。折りしも手元のチケットは今日までの物で、そしてシャーマンキング展は来週には終わってしまう。葛藤した、電車に乗ってる時から友人を旦那さんに何度も連絡をした。そして私は―――
画像10 私は、友人に断りを入れて一人で行ってもらうように頼んだ。そしてその日の宿屋に連絡し「チャック院は15時から。ロビーで待つなら」という話を聞いてから友人と別れ出雲市駅の待合室で色々調べ、すぐ側のビジホのデイユースで寝ることにした。
画像11 結論から言うと、ものすごくよく寝た!そして寝起きには自覚症状として体力が赤ゲージから黄色ゲージまで回復した感覚があったし、友人にも顔色が良くなったと言われた。最初はとんぼ返りしようと思い旦那さんに泣きつくも「無理に変えるより止まってゆっくり休んできた方がいいよ。無理に動いて途中で1人倒れたらどうするの?」という言葉が本当に有り難かった。旦那さん愛S(以下略
画像12 という事でお昼過ぎ、合流して一路玉玉造温泉へ。宿に関しては友人に丸投げをしてしまい、予算しか覚えていなかった。唯一分かっていたのは旅立つ前日に宿名を調べて混浴露天風呂があると知ったくらいだった。
画像13 と言った所で、宿の送迎バスに揺られ改めて湖畔を眺めつつその日の宿に着いた。荷解きをして、小一時間休んだ時にはすっかり平熱だったので(旅行前にワクチン2回摂取+指定の期間が開いていました)そのままのんびり過ごすことにした。
画像14 という訳でお茶うけと一緒に麻倉夫婦で一枚。真ん中にいるのは友人のお連れさん。とても可愛い。 実家に行けなかったのは大変残念だが、こちらの不測の致す所だし……なによりロマンを求めた結果なのでもう何も言わないことにした。今でもそう思っている。
画像15 そして話し合いの結果、「暗くなってから混浴は誰が誰だかわからないかもだから昼の内に露天風呂に行こう!」という話になり、お出かけ。お部屋にカゴバックもあって致せり尽くせりな上に湯浴み着も厚くて良かったし、内湯も広くて最高だった!!
画像16 お風呂上りに自慢の庭園を散策したが昭和天皇陛下皇后様がお泊りになられた離れなどもあり、何というか「高い宿は違うなぁ」とい空気を胸いっぱい吸っていた。散策していれば暗くなってきたのでロビーに戻りコーヒー牛乳を頂くことにした。
画像17 コーヒー牛乳を飲みつつ周辺観光のチラシの置かれた場所にあったシャーマンキング展のチラシをゲット!!なによりこれが一番嬉しく、そして「旅行に来てよかった」と一番最初に想い、ようやくほっとした瞬間だった。友人は湯上りビールを飲んで大層幸せそうだったことも記しておく。
画像18 そしていつものように簡易タイコーボーことスースを持ち込み、鍵と一枚撮ったりなどしつつ夕食の時間まで2人で部屋の中の撮影会(資料として)をしたり、持ち込んだうちの子を撮ったり、落書きなどしてのんびり過ごしました
画像19 そして「食欲はあるけど食べきれるかなぁ」と若干不安だった夕食は、仲居さんに「そもそもセレクトメニューがひとつありますけど。追加ののどぐろの塩焼きつけますか?」と聞かれて『お願いします!!』と2人とも笑顔で返事した後に、出てきた量に私は閉口しました。いや、うん、多いですね……確かにこれは心配されるのも分かります。これで全部じゃないんですよ……
画像20 そもそも「お刺身のグレードアップしようよ!」「いいね!」と増やしていた質と量が最高でした。私、ウニとアワビとサザエが一緒に乗ってる刺し盛とか見た事ないです……メチャクチャ美味しかったです……。しかも、これ以外に突き出しとしてもお刺身系のアラカルトあったんですよ……? 好きです
画像21 これが追加料金でお願いしたのどぐろの塩焼きです。体調が悪くなければお酒が飲みたかったのですが。食前酒として梅酒が数口分だけあったのをチビチビ頂いて、それだけでとっても幸せな気分でした。身がふかふかで美味しかったです!
画像22 そしてこちらが通常の選べるメニューの鯛のポワレです、たしかそうでした。ウニソースが濃厚で、メチャクチャ美味しかった!という感想しかなかったです。この時点でかなりお腹がいっぱいでお品書きにあるご飯ものが入らないな、という予感がありました。
画像23 その予感のまま仲居さんがいらしてご飯をどうなさるかお伺いして下さいます。そう……お高い宿は一膳ずつ炊き立てを運んで下さるのです!残したくない、でも全部食べたい!!お酒を飲んでないけれどお茶はそれなりに頂いていますし、品数が多い!! 悩んだ挙句、数口分だけいただき何とか美味しく全て食べきりました。香の物も美味しく、助けられた部分もありました。お味噌汁は島根名物のしじみ汁で、飲んでたら美味しかったんだろうな~!!と思って飲み干しました。
画像24 そしてデザートはローズシロップをかけるプリンでした。フルーツが乗っていて、8割~8割5分いっぱいの胃にするッと入っていき「ああ、なにからなにまで美味しかった…」という予感を残す最後にふさわしい味でした。
画像25 なんというか「有給取れるし日曜日に泊まってお宿代安くなる分食事をグレードアップしよう!!」という話をしてくれた友人に最大限の感謝を送ってから、食後はお部屋でダラダラして撮影会の続きをし、程よく落ち着いてから内風呂へと向かいました。
画像26 そうして22時には友人は歩き疲れとお酒とお風呂の魔力に、私は体調不良と満腹とお風呂の魔力によって、早々に眠りについてしまいました。   以降、二日目のnoteに続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?