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この医学書・看護書がすごい!2021【照林社】

※『この医学書・看護書がすごい!』って何?という方は、まずはこちらをお読みください。
※とにかく推し本を知って欲しい!その一心のみで作成しております。医書担当歴4年で専門知識に乏しいところは多々ございますので、各出版社の公式サイトにて補完をお願いします。

エキスパートナースが大好評の照林社さん!

売り場で目をひく表紙だけではなく、今知りたい情報を毎月取り上げ、連載も面白いんです。特に一般向けの新型コロナワクチンの予防接種が始まった頃に二ヶ月に渡って緊急特集された『シン・ねじ子のひみつ手技』はタイトルもタイムリーで、もちろん内容も素晴らしいものでした。

さて、照林社営業担当のイチオシはこちら!

『1年目ナースが先輩から「よく聞かれること」108』

まずは営業担当の推しポイントをどうぞ!

執筆者である「先輩」が、自身が新人の時に体験したことを先輩の立場で解説。
「せめてここまで!」、「ここまで答えられたらスゴイ!」と、段階を踏まえたやさしい回答例。

一年目は不安だらけですよね。自信の持てるところと、持てないところに関わらず、先輩ナースから臨床現場で質問されるたびに、ドキドキしませんか?しかも先輩からの質問は多岐に渡ります。

この本は12のカテゴリに分け、先輩ナースからよく聞かれる質問108を取り上げました。

しかも、「せめてここまで答えたい」「ここまで答えられたらすごい!」と回答例を段階的に示しているので、自分のレベルに合わせて学べるだけではなく、まず質問の回答に辿り着く前に、

「どうして先輩ナースはこの質問をしてきたのか」

が、書かれています。

ただの暗記ではなく、理由を理解することで、適切な回答が頭にすっと入りやすい。やさしく、わかりやすい作りになっています。

先輩ナースも不安だらけの新人だった頃があります。だから誰よりも知っているその不安を少しでも解消できるよう、先輩ナースたちが作ったこの本は優しさでできているのです。

そして売り場担当のイチオシはこちら!

『ズボラな学生の看護実習本 ずぼかん』

こちら発売前からSNSで話題になっていました。なんたってタイトルのインパクトがすごいです。

ずぼかんですよ。ずぼかん。
ズボラな学生のための看護実習本。

ズボラでいいの……?ってなりますよね。「がんばる看護学生のための」とかじゃないんですよ。

でも、看護学生は忙しいんです。冒頭で著者である中山有香里さんが描いているように実習では記録も多いし、勉強することも多くて、とにかく大変!眠る時間も削られて、ぐったりしちゃう。そのうえ、先輩の看護師さんたちは怖い……。

そんな看護学生さんたちが、少しでも眠れるようにとの願いからこの本は作られています。

「あした、基礎看護学実習に行く」ときに見ておくページ
「あした、この病棟に実習に行く」ときに見ておくページ
「患者さんについてもっと知りたい」ときに見ておくページ

という三部に分けられ、イラストとマンガで構成されているのでパッとみて頭に入りやすい!看護師さんへの報告をどうしたらいいのかも、具体的に書かれています。病棟実習についても各科に分かれて説明がされて、ポイントがまとめられているので安心!

がんばる看護学生だと、ちょっと圧が強いですよね。それに看護学生の皆さんは、わざわざ冠せずともがんばってるんです。実習の前に勉強をしようと本を開くだけでもすごい!

中山さんの柔らかくて温かなタッチの絵柄が、緊張しがちな看護学生の心をふわっと包み込んでほぐしてくれる一冊です。

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