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この医学書・看護書がすごい!2020【まとめにかえて】

一年前の私へ。

「医学書のフェア、自分で作ってみない?」

「は?無理だし」

ですよね。


知識も経験もない。そもそもどうやったらいいのか見当もつかない。

でも幸いなことに去年の五月以降、少しずつ私の世界が広がりました。意識も変わりました。自由に出かけられなくなった分、エネルギーが有り余っていたのかもしれません。だから勢いのままに思い切って一歩二歩と足を踏み出して、それやりたいです!と手を挙げて、そして10月にはこれやりませんか?と、版元さんへ逆にもちかけるまでに至りました。

一年前の私よ。無理じゃなかったよ!いや、でも無理だって思いつつも、ずっとやりたかったでしょ?できました。


ということで、『この医学書・看護書がすごい!2020』ご協力頂いた版元23社、46冊の紹介が昨日終わりました。

なんとか大きな失敗もなく、今日を迎えられたことにホッとしています。ツイッターでの紹介でリツイートやいいねを、このnoteにスキをたくさんの方から頂き、感謝しかありません。おそるおそるはじめた私の背中を強く強く押してもらったと思っています。

そしてなにより、うちのお店に来てくださってこの46冊から本を買ってくださった皆様、本当に本当にありがとうございます!

23社もの版元さんを巻き込んだ以上、プレッシャーは少なからずありました。都会ではなく、地方の書店です。正直、医学書がバンバン売れるというわけでもないうちの店でやること自体、身の程知らずではないか?そんな迷いも少なからずありました。

でも、

やろうかやるまいか迷った時はやる

これをずっと心情に生きてきたので、やりたいという気持ちには勝てませんでした。やると決めたらあとは簡単です。正気を失えばいいんです。その結果、46枚のPOPは自作しますと版元さんへの最初のお誘いの時点で宣言したのでした。加えて、ツイッターでは飽き足らず、noteでも日替わりで紹介しようと決めました。我ながら、いい正気の失い具合です。

何故ならツイッターは140文字。タイトルを含め、二冊の本を紹介するにはあまりにも文字数が足りません。書影とPOPの画像をつけたツイートにぶら下げて説明する手もありましたが、それでも足りない。

だって「すごい!」と銘打った本たちです。やるからには全力で推さないと意味がありません。

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前日、ひとりで本を並べ、POPをつけて完成した時の写真です(中外医学社さんの版元推薦本がないのは、発売前だったからです)。

感無量でした。とにかく、どこでもいいからひとりでも多くの方に手にとって頂いて、買って欲しい!本音を言えばできればうちの店で買ってくれていいんですよ……いや、買って?と控えめに願いながら、企画を発表したのが2020年の12月1日。

おかげさまで売れました。

バンバンとまではいきませんが、バとンの間くらいかな。ンよりのバン。

最初の一冊が売れたのを知った時、心の中で全私がスタオベ状態でした。ある版元さんがこの本はもっと売れるはず!と推した本でした。売れましたよ!売れましたよー!!

それから、紹介した本が売れるたびにやった!となってます。昨日売れた本のリストを見ながら発注するんですが、PCの前で気持ち悪いくらいニタニタ笑ってます。マスクの下で。マスク便利ですね。

いやー、知ってます?本が売れると嬉しいんですよ。自分が推した本ならそりゃもうむちゃくちゃ嬉しいんです。準備期間のことはもう喉元過ぎればなんとやら。あれ?大変でしたっけ?正気を失っていたので、よく覚えていません。


と、つい過去形で語ってしまいましたが、まだこの企画、終了したわけじゃないんです。1月末までジュンク堂書店岡島甲府店の医書売り場にて開催しております。

もちろん、企画が終わってからでも構いません。うちではなく、近隣の書店でもいいんです。あとこのPOPフリーなので、どうぞお使いください。

この46冊の「すごい」本たちを、どこかで手に取って頂ければ、本望です。


そして未来の私へ。

「次は、なにをする?」

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