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最近気になった本#16

書店員でなくなって早二ヶ月が経とうとしています。

前回、このnoteに投稿した時は二週間だったのに、気がつけばあっという間に時は過ぎ去っていきました。慣れない仕事に右往左往したり、あれやこれやと人生波乱万丈だったり、随分と密度の濃い二ヶ月だったからかもしれません。
その間にともすれば低飛行になる感情を美味しいものを食べたり、気心の知れている友人と逢って話をしたり、映画(RRR最高です。全人類RRRを観よう!)観にいったりしてやり過ごしてきましたが、やっぱり足りないんですよ。

書店という成分が。私の生活に。

大好きなものに囲まれて仕事をするということが、どれだけ幸せだったのかというのを今は噛み締めています。あと普通に新刊に疎くなっているのが大問題。ネットで調べなくても、当たり前のように把握していたことができないのが辛いですねマジで。

ということで、相変わらず書店ジプシーを続けています。でも、新しくなった紀伊國屋書店新宿本店には、まだ行けてないんですよ。この間も店の前を、ああ〜行きたい!でも電車の時間まであと15分しかないんよ〜!!ってなりながら通り過ぎました。

こんなん絶対に見たいじゃないですか。次のチャンスは4月中ばなので今度こそ!

さて、そんな書店ジプシーをしている時に気になった医学書看護書を今回も紹介します。あーこれは面陳するわ!と思った本たちです。
相変わらず専門知識は乏しいので、直感で選んでます。
紹介文もつけてますが、ちゃんとした解説は出版社のサイトをみてください。

『夜の勤務のサバイバル』(メディカル・サイエンス・インターナショナル)

救急医、睡眠専門医、看護師の三人によるコラボレーションの一冊!それぞれの経験やエビデンスをもとにどう対応するのか解説!
救急医からは『当直ハンドブックver.2』(中外医学社)『臨床実習マスターガイド 基本手技・救急』(日本医事新報社)などを編集された志賀隆先生、睡眠専門医からはママの睡眠衛生の研究を行い、『子育てで眠れないあなたに 夜泣きドクターと睡眠専門ドクターが教える細切れ睡眠対策』(KADOKAWA)の著者である伊田瞳先生、そして看護師からは皆さんご存のかげさん(@877_727)!

夜勤で気を付けることや患者さんへの予防策やトラブルの対処法以外に、そもそも睡眠とはなんぞやというところをしっかり解説しているのもポイントなんですが、まずは序文をお読みください。序文がとてもいいんです。

夜勤に苦手意識を持っている方や、不安を感じている方にぜひ読んで欲しい一冊です。

『マンガで学ぶ!がんのキホン』(医学書院)

https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/107343

がんについて訊かれた時、医療従事者はどう答えたらいいのか。
あやふやなことを言ってしまったら、ますます患者さんは不安になってしまいます。正しい知識を伝えるにはきちんと理解していないとできません。

でも、その疑問は患者さんから生じるものなので、一般の方にもオススメしたい本ですね。キホンとタイトルにあるようにとてもわかりやすい。医書棚だけに置いておくのはもったいない気がします。

『救急外来でコミュニケーションに困ったとき読む本』(中外医学社)

救急外来は普通の外来と違い、ゆっくり落ち着いて話すことができない場合が多いのではないでしょうか。患者さんやご家族の精神状態も救急という状況では平穏とは言えません。だからといってコミュニケーションが疎かになっては重要なことを見逃してしまうかもしれません。
目次を見ると様々なTipsが並んでいます。どんどんスクロールしていっても、まだある、まだあるといった感じで全部で51Tips!

最初に紹介した『夜の勤務のサバイバル』と一緒に手元に置いておくと心強い一冊になると思います。


では、今回はこのへんで。



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