見出し画像

この医学書・看護書がすごい!2021【メディカルレビュー社】

※『この医学書・看護書がすごい!』って何?という方は、まずはこちらをお読みください。
※とにかく推し本を知って欲しい!その一心のみで作成しております。医書担当歴4年で専門知識に乏しいところは多々ございますので、各出版社の公式サイトにて補完をお願いします

多彩な学術性の高い雑誌をいくつも刊行しているメディカルレビュー社さん。当店でも医学書雑誌コーナーにて展開しております。

さて、メディカルレビュー社さん営業担当、イチオシはこちら!

『愁訴から考える皮膚疾患診断ベストプラクティス』

画像1

医書担当になった時、それまで見たことがなかったり、縁がなかったことば、ことばとしては知ってはいるけれど、よくわかっていないことばを本のタイトルでいくつもお目にかかることになりました。

そのひとつが『愁訴』です。ことばの意味としては

しゅう‐そ〔シウ‐〕【愁訴】 の解説
[名](スル)
1 つらい事情を明かして嘆き訴えること。また、その訴え。「―の声」
2 患者が訴える症状。→不定 (ふてい) 愁訴

私は1の意味しか知りませんでしたが、2も病院に行ってつらいと感じたりおかしいと感じている身体の不調を訴えることですから、同じものと言えるのでしょう。

でも自分も含め、患者さんの訴えは曖昧模糊になりがちです。それに加えて、知識に基づかない先入観や、ネットで調べた情報を元に○○になってしまったんですが、と言ってくることも少なくないのではないでしょうか。

この本は、そんな患者さんが言いがちな愁訴を40件取り上げ、それをどのようにして正しい診断に至るべきかを、エキスパートの先生方が丁寧に解説。

日常診療に速攻で役立つ一冊です!


そして売り場担当のイチオシはこちら!

『糖尿病療養指導ガイドブック2021 糖尿病療養指導士の学習目標と課題』

画像2

毎年刊行されているガイドブックです。

糖尿病の棚は気をつけないと欠品してしまう本がいくつかあるのですが、この本もそのうちの一冊です。

毎年、試験があり、合格するとCDEJ (日本糖尿病療養指導士)という認定資格を得ることができます。糖尿病治療にもっとも大切な自己管理(療養)を患者に指導する、糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートといえる資格です。糖尿病患者が年々増えている昨今、ニーズが求められている資格ともいえるでしょう。

こちらの本は、そのCDEJの学習目標と課題を網羅し、最新の糖尿病診療についての情報が丁寧にまとめられています。

CDEJを目指している人はもちろん、CDEJの方にも最新の知識を上乗せできる一冊です。ぜひご活用ください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?