任天堂 ピザを焼く あとがき
10/24 追記
至る所から資料を頂きまして、いろいろと記事内の差し替えを行いました。大きな所では、ブッシュネルが辞めた原因のあたりを両論併記に移行したこと、VCSが生産トラブルを抱えて出荷できずに損害を出した説があること、ピザ・タイム・シアターがNOAの得意先の一つであったこと、ピザ・タイム・シアターの業績悪化にアーケード市場の悪化も付け加えたことです。
また、一部表現の差し替えを行いました。ブッシュネルとブロックのやり取りで「アニメーション」という言葉を使っていましたが、「アニマトロニクス」へと変更しています。もともと参考文献であるshowbizpizza.comでも「アニメーション」という言葉だったんですが、ちょっと混乱してしまう人がいるかもしれないと、読み直したときにつっかえたので。
これらの改訂のため、私が適当に書いて盛った部分が大きく減りました。結果的により精度の高い記事になったと思います。
ご指摘頂けた岩崎啓眞様、Loderun様、ぜくぅ様、大変感謝致します。ありがとうございました。
追記終わり。
この記事を書くことになった経緯はTwitter(Xとは呼びません)で、このツイート(ポストとは呼びません)を見たからです。
このツイートを見たとき、ぴきーんと脳内になにかが走りました。該当の箇所をゲームオーバーで読んだ覚えがあったからです。
オロチさん、BAD君さんらと情報のやり取りをし、自分も色々と情報を探りました。
オロチさんの記事を確認しおえたあと、追加分析を行っていきました。そして出来た記事があの記事になります。はい、脚色を盛りに盛りました(楽しかったです)。
以下、盛った部分です。
ブッシュネルがピザ屋を始めた経緯は、結構盛っていますが、もともとディズニー希望であること、子供向けにゲームを提供しようと考えていたことは事実のようです。ピザである理由は「簡単だから」というもので、結構安直でした。
山内社長がピザに興味を持った理由は、そのままゲームオーバーからの引用なのですが、これがどこまで本当かわかりません。ただ、そもそもATARIがピザを経営していたことを把握していたでしょうし、「うちも噛んでみるか」と考えるのはさほどおかしなことではないような気がします。で、理由にノーラン・ブッシュネルを入れたのは私が盛りましたし、余っていた資金云々をファミコンに使おうというところも盛りました。
で、最大の問題点なんですけど、このピザ・タイム・シアターが経営難になった理由が、「アタリショックが起きたから」で済まされちゃってるんですよね。
これは私の理解力の問題もあるんですが、アタリショックが起きると何故、ピザ屋の経営が危うくなるのかっていうのが全く理解できなくて。確かに新作ゲームが置いてありますよ、っていっても興味が持たれなくはなったんでしょうが、人形たちのショーに突然見向きもしなくなるなんてことが起こりえるか? ってなりまして。
調べてもなんにもでてこないので(というか、おそらくピザ・タイム・シアターの人たちも何が原因で駄目になったのかわからないと思います)、ここで盛りに盛りました。ただ、アタリショックはPC市場にも影響を及ぼし、アメリカのゲーム会社の8割を倒産に至らしめた、というので、間接的にピザ・タイム・シアターの経営を圧迫したというのは十分あるんでしょう。
オロチさんとの交流後も自前で調べてみたりしたんですが、結局「いつまでNOAはピザを経営していたか?」はわからずじまいでした。youtubeでは当時のバーナビー店の動画が公開されているんですが(すごいですよね、youtube)、マリオ色、任天堂色はないのでやはり90年あたりで手を引いたんだと思います。
荒川が山内の警告を真摯に受け止めたから……ということは、たぶんないと思います。
今回の記事はこんな具合です。少しでも皆様に楽しんで頂けていたら幸いです。
それではまた、次の記事にて。
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