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害獣対策とハンター

害獣被害から農作物を守るためにやることはたくさんあります。

個人でできる対策

畑をネットで囲ったり電気柵を張ったりすることもあります。ネットだと鹿は簡単に超えたりしてきますけどね。電気柵も確かに有効な手段ではあります。触れると電気が走るので動物は離れていきます。
ネットや柵を建てることを物理柵なんて言ったりもします。物理的に侵入を防ぐための柵です。対して電気柵は心理柵なんて言われます。一見隙間も広くて入れそうだけど触ると電気ショックで痛みを与えるので「入りたくない」と思わせるための柵ですね。どちらにもメリット・デメリットはあります。

柵のメリットデメリット

どちらも建てるのはそれなりに大変な労力ですが比較すると電気柵のほうが建設は手軽です。敷地が広いと大変なのは変わりませんけどね。
簡単に大きくそれぞれのデメリットを言えば物理柵はお金がかかります。心理柵は維持のために労力がかかります。
物理的な壁を作るためにはしっかりとした物を建てなきゃいけないのでお金がかかってしまいます。
電気柵は草伸びてくると漏電してしまい電気がうまく流れなくなり効果が期待できなくなります。なので草刈りなどの環境維持が求められます。

そして大事な駆除

柵で守るだけでは動物の個体数は減らないので隣の畑、となりの地域に移動するだけで全体としては被害が減るのではなく、被害が移動するだけになってしまいます。
そこで捕獲して駆除をすることで個体数を減らさないと恒久的な対策になりえません。つまり狩猟者が増えることが大事になります。
狩猟者といえば猟友会というものが思い浮かぶかと思いますが、猟友会も高齢化が進み徐々にい人数も減っています。若者も専属のハンターではなく、兼業でやっている人が多いのです。農家さんが自分の畑を守るためにやっていたり、会社員が週末ハンターとして活躍している場合もあります。なんにせよ専属ハンターで生活をすることが現状難しいということです。

ハンターを増やすために・・・

ハンターが職業として成り立って生活ができるとわかればもっと人口が増えたり地域専属や専属でハンターになれる人が増えて来ることでしょう。
専属じゃなくてもハンターに隣接した仕事があります。猟具の販売や食肉加工販売、ハンターに関する動画作成、ゲストハウスを運営しながらジビエ料理を出しているところもありますね。これは私がそうなのですが公的機関からの害獣駆除業務を請け負ったりしています。
地域専属でハンターを年俸で募集している自治体もあります。移住して地域の防除に取り組んでほしいということです。
なんにせよ「これは食える仕事だ」という環境になる必要がありますね。

ハンター増えたらいいな。僕も少しずつ情報を出して行きたいと思います。

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