見出し画像

誕生日

先日、僕は誕生日を迎えた。
毎年のことながら数日前には「もうすぐ誕生日だな」とは思うのに、当日になっても「今日は誕生日だ」と気づかない。だれかに言われて気づく誕生日。そんな誕生日こそ冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなしである。

ここ数年コロナを理由に外出や人と会うことが減って一人の時間が増えた。いや、それ以上に身近な環境が大きく変わりすぎてまさに「大変」だった。その話はまたいつか書きたいけど気軽に書くのも憚られるような1年…。そんな時期を過ごして重たい重たい心労から脱し始めた矢先に今度は身体が悲鳴を上げた。
身も心も鈍感なのか駄目になって初めて気づく。歳のせいなのか負担が増えたのか…。年齢を実感しただなんて冗談めかして言うこともあるけど自分ではそう思っていない。

そういえば、誕生日だからというわけじゃないけどたまたま数年ぶりに連絡が来た友人がいる。用事を済ませても雑談を続けてたら離婚したって話を聞いた。
「そうか、離婚の話を聴く歳になったか」と感じるやいなや数ヶ月前にも離婚話を聴いたことを思い出した。3割が離婚する時代ならそりゃそうだよね。野球の打率なら高いもん。

隠してるわけでもないけど年齢を意識することもないし、誕生日も忘れてるし、日付とか年齢覚えるの下手なんだよな。難しいよね。ありがとうGoogleCalendar
こんな感じで「そうか、そういう歳なのか」を毎年感じ何となく忘れている。

人に会って会話をしたり、誕生日を祝ったり祝われたり、以前は何をどうしてたかな。思い出してみてもあまり変わらない気がするな。
いや、でも人と会って遊んだりもしたのかな。会って話す場所へも行きにくくなったしな。生きにくくなったかな。

そうか、そういう とし なのか。

他の方もサポートしてますよ