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どうやら僕は被写体系(?)男子?!


??:(よしっ、大丈夫!)ねえねえ!被写体やってくれない?

この一言は僕の平凡な日常が終わりを告げた瞬間であった。

○○:なんで僕なの?!池田さん?!

瑛紗:うーん、なんで、、、ね、それは君が被写体だからだよ!

○○:それ理由になってなくない?笑

瑛紗:まあまあ!とりあえずお願いしてもいい?

○○:まあ池田さんの頼みっていうなら良いですけど

瑛紗:ほんと?!じゃあ今日の放課後この教室でやるから帰らないでね?

○○:分かりましたよ笑


先生が来たため、瑛紗は自分の席に戻る。


〇〇:それにしてもなんで急に僕なんかに、、、?

池田さんを見ていると、不意に目が合う

瑛紗:( •ω-  )☆

○○:(かっ、可愛い!///)

先生:じゃあ○○、ここの問題分かるか?

○○:、、、すみません、全く聞いてませんでした。

先生:授業中はぼーっとするなよ〜

瑛紗:ふふっ笑


あるときの放課中

桜:ほらてれぱん!今日お昼一緒に食べよって誘わないと!

美空:そうだよ!待ってちゃ始まらないよ!

瑛紗:そうは言っても、、、正直になることって難しいじゃん?

桜:確かに、お互いの気持ち考えた上で言わないといけないしね〜、朝頑張っただけ偉いよ笑

美空:でもさ、あやふやなままだったら変に感情に流れて変な勘違いされるから素直に伝えなよ!

瑛紗:分かった!お昼誘う!


お昼

瑛紗:○○君、お昼一緒に食べてもいいかな?

○○:い、池田さん!ぜ、全然いいよ!

瑛紗:早速食べよ!いただきまーす!

○○:い、いただきます!


○○:それにしても、池田さん、なんで被写体が僕なの?

瑛紗:それはね〜、内緒!

○○:えぇ〜、教えてくれても、、、

瑛紗:それはまた時が来てから言うよ!

○○:ドキッ  (っ!今の笑顔、どこかで見たことあるような、、、)

瑛紗:おーい、○○君?大丈夫?

○○:あ、ああ、大丈夫だよ

瑛紗:そんなんじゃ被写体務まらないよー?

○○:大丈夫だよ笑

一方

美空:相変わらず○○君と話すと途端に緊張しなくなるんだね笑

桜:なんか初々しいよね笑

美空:瑛紗の初恋だからねぇ?笑


瑛紗・○○:ごちそうさまでした!

○○:なんか池田さんと話してると昔のこと思い出すなぁ

瑛紗:、、、例えば?

○○:昔小さい頃に笑顔が素敵で、とっても絵が上手な子が居たんだ。幼すぎて名前も覚えていないけど、どことなく雰囲気が池田さんそっくりなんだ笑

瑛紗:、、、へぇ〜、私結構独特だと思うんだけど?笑

○○:そうかな?僕は素敵だと思ってるよ

瑛紗:ま、まあいいや///とりあえず今日よろしくね!

○○:うん!頑張るよ!


桜たちの元へ戻る瑛紗


瑛紗:き、緊張した〜

美空:全然大丈夫そうだったじゃん!

桜:あの勢いのまま言うのかと思った笑

瑛紗:さすがに無理だよぉ

美空:とりあえず瑛紗はよく頑張ったよ笑

桜:あとは絵書くだけだね!

瑛紗:あ〜、心臓が飛んでいきそう!

桜:てれぱんなら大丈夫だって!

美空:もう告白するとか?笑

瑛紗:ええ?!まだ無理無理無理!

美空:見た感じこのままだったら思い出してくれるかもよ?

桜:それみーきゅんと見てて思ったんだよね!

瑛紗:ないないない!、、、けど、可能性があるなら、、、!


○○は瑛紗が去っていった後、雰囲気が似ていた昔の子の会話を思い出し、昔のことを考えていた。

○○:(池田さんが昔の子に雰囲気が似てるだけで、もし本人なら、あの事も、、、)


○○たちが幼稚園のころ

○○:ねえねえ!絵じょーずだね!

??:え!ほんと!ありがとー

○○:これ何書いたの!

??:えへへ、これはね、恋人って言うんだよ!

○○:こいびと?

??:うん!おかーさんが言ってた!好きな人と一緒にいることだって!

○○:え!そうなの!

??:じゃあさ!2人とも大きくなったら恋人になろーよ!

○○:え!いいの!約束だよ!


この直後○○の引越しが決まり、瑛紗とはこれっきり会っていない。高校生になり、また引越しを経てこっちに戻ってきた。

○○:(あの時に名前聞いておけばって、何回思ったことか。ただ、本当に池田さんなのか?被写体の時に聞いてみるのか、いや、それだと集中出来ないか、周りの人に聞いてみるのもありかもな、、、)


そんなことを考えているとあっという間に放課後になる

○○:池田さん、そろそろやる?

池田:ごめん!ちょっと呼ばれたから少しだけ待ってて!

○○:ああ、分かったよ、慌てないでいいからね

走っていく瑛紗

美空:○○君、瑛紗と仲良いんだね

桜:なんか羨ましいなあ

○○:えっ!って、一ノ瀬さんに川崎さん!どうしたの?

美空:瑛紗が今いないから聞くんだけど、、、

桜:もしかしててれぱんと昔会ったことある?

○○:確信は無いけど、もしかしたら会ったことあるかも、、、

美空:やっぱりね!

桜:多分○○君はてれぱんと会ったことあるよ!

○○:やっぱりそうなんだ、、、あの時の子が池田さんだったのか、、、!

美空:、、で?○○君はどうするの?

○○:どうするって?

桜:てれぱんに告白するの?

○○:こっ、告白!?

美空:そりゃそうだよ、○○君も約束したんでしょ?

○○:確かにしたけどさ、まだ池田さんって決まったわけじゃ、、、

瑛紗:○○君ごめーん!お待たせー!ってどうしたの美空も桜も!

美空:美空たちは邪魔しちゃ悪いかな?

桜:そうだね、帰ろ!みーきゅん!

美空:そういう事だから!2人ともじゃあね!

美空:あ、○○君、頑張ってね〜コソッ

○○:い、一ノ瀬さん!?///

桜:てれぱん、頑張れ!コソッ

瑛紗:ちょっ!桜!///

美空と桜は帰って行った。

○○・瑛紗:(気まずい、、、)

お互い黙っている

○○:い、池田さん!早くやろうよ!

瑛紗:あ、ああそうだね!

慌ただしく準備する瑛紗。

○○:いいよそんなに慌てないで笑

瑛紗:そ、そうだね///(やばい、もうどうしよう!)

○○:どんな風にしたいとかあるの?

瑛紗:え、え、別に気ままに書こうかなって、そんな人に見せれるもんじゃないし、、、

○○:僕は池田さんの見てみたいけどなぁ

瑛紗:でも、強いて言うなら、○○君が覚えてる昔の子を思い出すみたいな感じで座ってて欲しいかなぁ?

○○:、、、分かった!

瑛紗:とりあえず書いてみるね!

スラスラと書いていく瑛紗

○○:(にしてもほんとにあの子は池田さんだったのかなぁ)

○○:池田さんって小さい頃から絵描くの好きなの?

瑛紗:うん!小さい頃にある人に絵を褒めてもらってからずっとその人に見せたいって思いながら書いてたんだ。けど、その子に見せようって思った日からずっと会えなくて、、、名前も知らないし、もう会えないのかな?笑

○○:大丈夫、きっと届くよ

瑛紗:よしっ!出来た!

○○:どれどれ?見せてよ!

瑛紗:えっ!ちょっ、ちょっと!

瑛紗の絵をみる○○

○○:、、、これって、もしかして、、、

瑛紗:、、、///

恥ずかしくて下を向いて俯く瑛紗

○○:やっぱり、あの時の子は池田さんだったんだね、、、?

瑛紗:っ!?ま、○○君もしかして覚えてる、、、?

○○:うん。はっきりと思い出したよ。あの時僕が褒めた絵はこれだった。全く同じように書いてある。

瑛紗:○○君、、、良かった、、、!

○○:ごめんね、池田さん。今まで思い出せなくて。

瑛紗:ほんと、遅いよもう!ずっと探してたんだから!

○○:ごめんって〜笑

○○:それで、池田さん。

瑛紗:なあに?

○○:あの時の約束覚えてる?

瑛紗:う、うん!///

○○:ずっと会いたかった。池田さん。いや、瑛紗、僕と付き合ってください!

瑛紗:、、、っはい!お願いします!

○○:待たせてごめんね?瑛紗

瑛紗:ほんと!遅すぎるよ!もうっ!ギュッ

○○に抱きつきに行く瑛紗

○○:大丈夫、もうこれ以上離れないから。

2人が帰ろうとしていると

??:2人ともおめでとー!
??:ほんと良かったよー😭

瑛紗:美空!桜!帰ってなかったの!?

美空:いやー気になって帰れなくて笑

桜:嬉しいよー😭

○○:川崎さん泣きすぎじゃない?笑

美空:いやほんとさくたんさっきからずっと泣いてるのよ笑

桜:だって嬉しいんだもん〜😭

瑛紗:まあ純粋といいますか、素直と言いますか笑

○○:まあ川崎さんの良さだよね笑

美空:ほら!暗くなっちゃうし帰ろ!


無事に付き合った二人はそのまま同じ芸術系の大学に進み、無事結婚して今は娘と合わせて3人で幸せそうに暮らしている

瑛紗:○○君!もう離さないからね!




ここまで読んでくださりありがとうございます!
本日はてれぱんで書いてみました!
なかなか芸術に絡めることは出来ませんでしたが、てれぱんは絵のイメージ強めなので頑張ってみました!
明日は、また考えときます!笑
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