見出し画像

昼酒昼蕎麦(第5回)

土曜の昼間はほぼ蕎麦屋に居る僕が、足繁く通う素敵なお蕎麦屋を紹介する「昼酒昼蕎麦」。
その第五回目です。
昼間にお酒を飲むのが好き、和食で日本酒を楽しみたい、のんびりとお酒を楽しみたい。
そういう方々に楽しんでいただけると幸いです。
(タイトル画像は鴨汁そば)

築地さらしなの里(築地)

今回紹介させていただくお店は、地下鉄日比谷線「築地駅」から徒歩1分の所に居を構える「築地さらしなの里」さんです。
その存在を知ったのは2022年4月にTBSで放映された「バナナマンの早起きせっかくグルメ」。
MCの設楽氏も番組で気に入ってプライベートでも何度も訪問しているという、明治32年創業の老舗蕎麦屋さんです。
番組内で紹介された鴨汁そばのつけ汁には鴨つくねが入り、尚且つ卵黄が添えられてくるスタイルに興味をそそられ、これまで紹介してきたお蕎麦屋に比べてアクセスには時間が掛かるのですが、訪問を決めた次第です。

料理

料理は定番の一品と季節の一品、それに天ちらで構成されています。
季節の一品では魚介のお造りやなめろう、茸のお浸しなどが供される事もあり、バラエティに富んだメニューが嬉しいです。
※天ちら・・・天ちらしの略で天麩羅の盛り合わせの事

ある日の一品料理メニュー(2022年)

定番の一品で僕が必ずオーダーするのが月見芋。
とろろ好きとしてはそのままいただいたり、焼き海苔に挟んだり、〆の蕎麦に絡めたりして楽しんでます。
天ちらで良くオーダーするのは穴子ですね。
サクサクふわふわの食感が堪りません。
松茸の天麩羅も良かったですよ。

月見芋(¥770)

日本酒

日本酒のラインナップですが、東北、北関東を中心に色々と。
新潟の「鶴の友 上々の諸白(大吟醸)」や、石川の「菊姫 金釼(純米)」、栃木の「四季櫻(特別純米 なはのえん)」などが美味しいですね。
上記のものは定番だと思います。

ある日の日本酒メニュー(2022年)

のんびり度

総席数は一階と二階合わせて55席。
僕は一階しか利用していませんが、いつもお店に入って直ぐの二人掛けや四人掛けのテーブルに通されます。
お蕎麦好きが集まる人気店ですが、土曜お昼の開店直後に入店する事もあってか、一人でのんびり利用させていただいております。

蕎麦

お蕎麦ですが、時期や季節でご店主が自ら厳選した国内産地の蕎麦の実を石臼で自家製粉されたものを提供されております。
二八、さらしな、十割と各種揃えてあるお蕎麦を僕はせいろでいただくのですが、此方では鴨汁そばばかり頼んでしまいます。
鴨肉、鴨つくね、葱が入ったつけ汁と卵黄が添えられ、この構成でいただく蕎麦が本当に旨いのです。
いただいた事はないのですが、牡蠣そばやカレー南蛮など温かいお蕎麦も人気だとか。

最後に

創業から235年という老舗中の老舗である「築地さらしなの里」さん。
Wikipediaにまで掲載のあるお店です。笑
ご店主とスタッフの皆様の心地良い笑い声が絶えない雰囲気の良いお店でいただく、旨い料理と酒と蕎麦。
お昼どきにそれをのんびり味わえる楽しさは格別です。

築地さらしなの里
住所:〒104-0045  東京都中央区築地3-3-9
電話:03-3541-7343
営業時間:月~金 11:00~20:30 L.O
             土   11:00~15:00
定休日:日・祝(年末は営業)
座席数:55席

「築地さらしなの里公式サイト」より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?