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札幌2歳S

自信度 A
馬券は自己責任です。参考程度でお願いします。

本命
◎ ドゥーラ
新馬戦は4着に敗れましたが、出遅れが全ての敗因と言ってもいいでしょう。
スローペースを後方から追走し、直線では一気に伸びて3着馬にクビ差まで詰め寄りました。
出遅れが無ければ勝ち負けだったと思います。
この時の勝ち馬が今回5番人気想定のドゥアイズで次走のコスモス賞でモリアーナの2着に好走しています。
そのドゥアイズをあの位置取りから0.1秒差まで追い込みましたし、新馬戦の4着は気にする必要はないでしょう。
前走は新馬戦とは変わり、スタートをしっかり決めて、3、4番手からの追走でした。
直線で外に膨らみスムーズさを欠きましたが、逃げたドゥラエレーデを交わして抜け出しての勝ち上がりです。
今回1番人気想定のブラストウェーブと新馬戦で僅差の2着だったイッツオンリーユーを1秒以上離した事もこの馬を評価する上で重要なポイントでしょう。
持ちタイムもメンバー最速ですし、2戦とも今回と同舞台で上がり最速をマークしているので、コースも問題ありません。
この馬が前走記録した勝ちタイム1:49.1は昨年のジオグリフが圧勝した札幌2歳Sと同タイムです。
この時期に49秒近くで走れる馬は、その後も重賞で活躍出来る能力があると思います。
デビュー戦は出遅れながらも、勝ち馬に0.1秒差まで詰め寄る好内容、前走はそれなりの相手に快勝と能力は上位でしょう。
仕掛けてからの反応も早く、加速力もあり個人的にかなり期待している1頭です。
不安要素を挙げるなら、前走で絞って仕上げていたので中2週の今回、前走からのおつりがあるのかは心配です。
ただ枠にも恵まれたと思いますし、調教も自己ベスト更新と動けているので、能力は出し切れる状態にあると思います。

対抗
◯ フェアエールング
デビュー戦はBコース変わりの週で、4角4番手以内で回った馬が1、2、3着独占と先行馬有利で、スローで逃げたこの馬に展開が向いての1着だった事は間違いないでしょう。
2、3着馬は直線でフラフラしており、幼さを見せていましたし、相手関係的が楽だった可能性もあります。
ここまで見ると評価しづらいですが、この日の福島は外有利であり、ほとんどの馬が直線で大きく外に出して行く中、この馬は直線でもそのまま最内に突っ込んで行き、伸びない場所を通りながらも、逃げて上がり最速をマークしています。
4角回ったところで一旦は交わされましたが、内ラチ沿からもうひと伸びして、後続を0.4秒離しての勝利は十分に評価出来ます。
牝馬はこの馬1頭だけでしたが、牡馬と同じ斤量54kgを背負っての勝利です。
鞍上は柴田大騎手から、北海道のルメールこと丹内騎手への乗り替わりもプラス材料です。
前走タフなコースを経験しているだけに、札幌最終週のタフな馬場はこの馬に味方しそうです。
この馬の姉と兄はどちらも札幌2歳S2着なので、血統からも札幌は合うでしょう。
福島からのローテは過去10年で0-1-0-11とデータ的にも嫌われそうで、そこまで人気もしないと思うので狙ってみたい1頭です。
調教内容は洋芝でも良い動きをしており、個人的にはかなりの逸材だと思っています。

▲ ダイヤモンドハンズ
この馬の新馬戦はレベルが高く、2着だったスズカダブルは次走勝ち上がり2着馬に0.5秒差着けての快勝でした。
3着だったマイネルメモリーは、新馬戦この馬と張るほどの強さを見せ、出遅れながら逃げ先行有利の馬場を中段からこの馬と同じ上がり最速で飛んできての3着でした。
そのマイネルメモリーは次走また出遅れましたが、勝ち馬とタイム差無しの2着でした。
7着だったサトノミスチーフもダート変わりですが、6馬身離して勝っています。
ハイレベルな新馬戦を3番手から楽に抜け出して制したこの馬の能力はもちろん高いですし、ここへ向けた追い切りも順調そうですし、能力は十分に出し切れる状態でしょう。
フォトパドックを見ても2歳馬とは思えないほどの馬体をしています。
中京マイルからここへの参戦は不安ですし、小回りの洋芝がどうかも、距離延長は大歓迎だと思いますし、能力でここで好走しても不思議ないです。
外枠に入れば馬券内は濃厚と思っていましたが、1枠1番と1番嫌な枠に入りました。
難しい競馬になりそうですが、前走からの上積みに期待です。

△ シャンドゥレール 
新馬戦の圧巻の内容で、最終週の東京1800mで逃げ先行して上がり最速の1着は個人的にかなりの能力の持ち主だと思います。
直線ではフラフラしていましたし、垂れると思いましたが、残り300m辺りから一気にグンと伸び、ノンステッキで後続を振り切っての快勝でした。
新馬時代にインパクトのある勝ち方をした馬はその後も活躍するイメージがあり、最終週の東京を逃げ先行で勝ち切っているので、平坦コースですし、今の札幌のタフな馬場をこなす事が出来ればここでも見せ場は十分あるでしょう。
国枝厩舎は新馬戦からしっかりと馬を仕上げてくるタイプではない事は有名ですが、その国枝厩舎の馬が新馬戦でここまで強い勝ち方をするとなると期待出来ますし、2戦目の上積みにも期待したいです。
1レース使った事で子供っぽさが抜けたみたいですし、真っ直ぐ走らせる事に専念させた事で操縦性も良くなってるみたいで楽しみの1頭です。
この馬にとっては良い枠を引けたと思うので、あとはデムーロ騎手の出遅れさえなければ。

☆ アンテロース
デビューから2戦は先行する競馬でしたが、前走のコスモス賞では出遅れてしまい、後方からの競馬になりました。
追走がキツくなった分、直線では伸びきれず上位3頭に離されての4着でした。
中2週の短いレース間隔での出走もあり、追い切り本数も少なく、さらには出遅れと、能力を出し切れませんでした。
勝ち馬のモリアーナは一枚抜けていましたが、2、3着馬の今回出走予定の2頭には逆転があってもいいと思っています。
調教では自己ベストを更新していますし、併せた馬にも先着しています。
札幌競馬場の本馬場でも良い動きをしていましたし、前走よりは走れる状態にあると思います。
今回も中2週ですし、デビューから既に今回が4戦目とハードなローテで来ているので疲労面は引き続き気になる部分ですが、前走まともに走れていない分、調教の動きからも今回は期待出来ますし、鞍上の武豊騎手も調子が良いので軽視は出来ません。
コスモス賞組で手を出すならこの馬でしょう。

☆ ジョウショウホープ
能力は水準以上の1頭だと思っています。
2走前のダリア賞は6着に敗れていますが、直線では包まれた上に隣の馬に馬体をぶつけられてしまい、そこから外に出すなどかなりの不利がありました。
前走のクローバー賞は地方馬のジョリダムが逃げて勝ったように、逃げ、先行馬に展開が向きました。
この馬は抜群のスタートを切れたにも関わらず藤岡佑騎手が抑えてしまうという判断ミス、もしくは陣営サイドの支持なのか分かりませんが4、5番手追走になりました。
直線でも前が壁になり、外に出すまでに時間がかかり3着でしたが、勝ち馬とは0.1秒差の僅差ですし、スムーズさを欠いた分の差だと思います。
非常にもったいないレースでした。
直近2走はまともな競馬が出来ていませんが、今回は鞍上がルメール騎手に強化されますし、好走率の高い大外枠と買える材料は揃っています。
レース間隔が短く新馬から無茶苦茶なローテを組まされており、馬が壊れないか心配な面もあり、無理せずもう少し間隔を空けた方がいいと思いますが、良い騎手を確保出来ましたし、距離延長に対応出来れば見せ場はあってあもいい1頭だと思います。

買い目
馬連
◎ー相手5頭

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