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オークス

オークスの舞台は、東京芝2400mで行われる中央競馬を代表するコース。
オークスの他にも、ダービーやジャパンCが開催されるコースでもあります🏇

まず初めに、オークスを予想する上で、最も頭を抱える点が、距離がもつのか、もたないのか?🤔
血統云々である程度の予想はつくかもしれませんが、正直解決には至るまでにはなりません。
血統的に走るよ。と言う馬でも全く走らなかった事例は数多くあります💦
なので、結論から言うと【距離がもつのか、もたないのか】に関しては、どの馬も2400mという距離は未経験で、走ってみないと分かりません☹️
なので、現時点で【能力の高い馬を狙う】

行きたがったり、折り合いに難があったりと、明らかに距離が長いと思う馬がいれば、軽視しますが、基本的には全馬フラットと言う考え方で予想を立てます。
シンプルです。【強い馬を狙え】です。
ただ今年は例年と違い、桜花賞で分かったようにかなりの混戦模様。それに加えて、今年は無敗馬が1頭もいないのも事実です。

では予想に入ります🎬

過去10年の枠順別成績
1枠 1-2-2-15
2枠 3-0-1-14
3枠 0-0-2-18
4枠 0-1-2-17
5枠 3-3-0-14
6枠 0-0-0-20
7枠 3-3-1-23
8枠 0-1-2-27

2枠、5枠、7枠が勝ち馬を3頭ずつ輩出。
複勝率:2枠(22.2%) 5枠(30%) 7枠(23.3%)

注目したいのは1枠で、複勝率は25%と2枠、7枠より高くなっています。
同舞台で行われるダービーやジャパンCの1枠の成績は勝率、連対率、複勝率、全てで他の枠を上回っています🥇
ではなぜ1枠が比較的馬券内率が高いのか?🤔

あくまで個人的な見解になりますが、近年馬場管理技術が向上した事もあり、スピード持続力のある逃げ、先行馬の好走率が非常に高くなってきています。
2018年以降(近3年)4コーナー5番手以内の馬の複勝率が右肩上がりに良くなっています。
コース自体も広く、直線では全体的にバラける傾向があるので、内側で包まれて、身動きが取れないと言うようなケースは比較的少なく、内側で溜めて、経済コースを運んだ馬が好走しやすい。
オークス、ダービー、ジャパンCも同じで、上記の理由から1枠に入った馬は注目していた方がいいでしょう👀
ただ一概に1枠が良いというわけではなく、もちろんその時のトラックバイアスは考慮しなければいけません。

人気別成績
1番人気は固いイメージがあります。
2012年と、昨年の2021年は1番人気は馬券外に敗れてしまいましたが、過去10年で1番人気の成績は5-2-1-2で連対率70%、複勝率50%と無理に嫌う必要はないでしょう☝️
例年9番人気以内の馬で、馬券は決まっていましたが、2019年のカレンブーケドールから始まり、直近3年は2桁人気の馬が馬券内にきています。
今年はかなりの混戦模様なので、2桁人気馬で気になる馬がいれば、積極的に狙ってみる手もありだとおもいます👍👍

ローテーション別成績
出走数最多という事もありますが、基本的には桜花賞組から狙っていくのが定説。
フローラS組も悪くないですが、過去10年で1-4-3-37と45頭出走で、勝ち馬は昨年の勝ち馬ユーバーレーベン1頭のみですし、個人的には今年のフローラS組はメンバーレベルを疑っています。
(フローラSで3着のシンシアウィッシュが、土曜日に1勝クラスのカーネーションCに出走して、1番人気に支持されてながら5着に敗れました)
個人的には、密かに勢いを見せている、前走が忘れな草賞組に注目しています👀

脚質別成績
逃げ馬の成績が過去10年で0-0-0-10
今年はパーソナルハイか出走が叶えばラブパイローがおそらく逃げるでしょう。
昨年のオークスはハギノピリナが突っ込んで来きてしまうほどの外差し馬場でしたが、今年はガラッと変わり、先週のヴィクトリアマイルで、最下位人気のローザノワールが逃げ粘った様に、内前有利な傾向です。
※5/21(土)の馬場は内は少し荒れ始めており、外が若干伸びている印象です。

馬体重
勝ち馬限定になりますが、420kg以上480kg未満の馬を狙っていきたいですね。
大型馬、小型馬は不振傾向になっています。
419kg以下 0-0-1-14
480kg以上 0-1-2-18

上記の予想を踏まえた上で私の予想は🏇

自信度 A
※馬券は自己責任です。
参考程度にご覧下さい。

本命
◎ サークルオブライフ
追い切り評価  S
ここは素直にこの馬から勝負します。
過去10年の1番人気の成績は5-2-1-2と逆らう必要はないと思ってます。
桜花賞でもこの馬が1番強い競馬をしていましたし、ここを目標にしていたように、体調も仕上がりも万全だと思います。
前走の桜花賞は4着に敗れましたが、悲観する内容ではなく、馬場の内側が伸びる傾向を、8枠16番からの不利なレースで、終始外外を立ち回り、展開や馬場が向かなかったが、それでも最後は上がり最速の4着で勝ち馬を0.1秒差まで追い詰めたのは負けて強しの内容でした。
連敗中ですが巻き返しは可能性でしょう。
桜花賞後のコメントでもあったように「1番人気のナミュールを意識しすぎた」とあったように、結果的にマイナスの方向に行ってしまいました。
長く良い脚を使えるタイプで、持続力もあり直線の長い東京コースは大歓迎です。
血統的に父が中距離、母父が中距離、母母はマイラーでエフフォーリアやデアリングタクトと同じ構造なので、マイル以上の距離の方が合うのではないでしょうか。
ようやくこの距離で走れる姿を見れるので非常に楽しみな1頭です。
2400mなら中段から、楽に差せると思いますし、長距離輸送もないので、前走より条件は明らかに好転しています。
枠番は3枠6番は、過去10年で0-0-0-10と不安要素に思うかもしれませんが、3番人気以内の馬がこの枠に入った事は1度もないので、そこまで気にする必要もないでしょう。
デムーロ騎手も国枝厩舎もこのレースの相性は良いイメージがありますし、能力的にも馬券内を外すイメージが湧きません。

対抗
◯ ベルクレスタ
追い切り評価 A
前走の桜花賞は7着。
レース内容は、直線に入ってからスムーズに進路を確保出来ず、抜け出すまでに時間がかかりましたが、抜け出してからは、サークルオブライフに最後の最後までぴったりと着いて行けていました。
内側が有利な馬場で、この馬の通った場所を考えたら桜花賞組の中でも高い評価を与えるべき1頭だと思います。
着順ほど負けておらず、外を通って勝ち馬と0.2秒差、サークルオブライフとは0.1秒差と互角の競馬が出来ていたので負けて強しの内容でしょう。
折り合い面が課題にはなりますが、6枠11番と前に壁は作れそうですし、最終追い切りではしっかりと、折り合いが付いていたので、前回からの巻き返しがあっても不思議ない1頭だと思ってます。3着だった2走前のクイーンCも、前半折り合いを欠いており、直線でもスムーズに抜け出せなかった事を考えれば悲観する内容ではありません。
阪神JFでも6着と敗れてはいますが、ここも大外枠からの競馬で前に壁が作れず、早い段階で脚を使い切ってしまったのが敗因でしょう。
今の状態なら距離が伸びても、問題はなさそうですし、左回りは1-2-1-0と抜群の安定感です。
鞍上の吉田隼人騎手の継続騎乗という点も力強い材料ですし、今年既にG1を2勝していますので、人馬共に侮れない存在だと思います。
混戦模様のこの世代、人気的にも妙味ある1頭なのでこの評価にしました。

▲ アートハウス
追い切り評価 B
リステッド競争の忘れな草賞で圧勝した新星。
前走忘れな草賞組は、近年密かに勢いがあり期待できるローテーションです。
休み明けで馬体重を10kg増やしての出走でしたが、レース内容は今までの2走とは違い、中段で追走し、余裕を持って直線へ入ると、狭い所を割って入って行き、持ったまま後続を突き放して2着馬に3馬身差を付けての快勝と強い内容でした。
ただし、未勝利勝ちしか実績のない馬が多く、メンバーレベルが低かった事は否めないでしょう。
牡馬に混じっての新馬戦は、無理にハナを取りに行くわけではなく、他馬の動きを見ながら番手を追走して4角で、逃げた馬に並び、直線に入るとそこからは楽な手応えで、持ったまま後続を突き放しての快勝でした。
エリカ賞では新馬戦とは違い、流れるペースでレコードレースとなり、追走でいっぱいになったのか、直線では伸びず6着でしたが、レース中に舌を出して走っていたので、レースに集中出来ていなかった可能性も十分にあるので、ペースが敗因と決め付けるのはまだ早いと思ってます。
今回キャリア初の重賞挑戦になりますが、鞍上の川田騎手が、桜花賞馬に導き、2冠目がかかっているスターズオンアースを選ばずに、この馬を選んだのは【思い入れのある馬】と言う理由だけではないと思いますし、スターズオンアースよりもこの馬のポテンシャルに魅力を感じての騎乗とも思っています。
一度使った事による上積みも期待出来ますし、それなりのメンバーが揃いましたが、この世代の牝馬は無敗馬が1頭もおらず、抜けた存在がいないので、鞍上は今年G1を2勝している川田騎手ですし、1発あっても不思議ない1頭だと思います。
初の関東輸送、左回り、多頭数と課題は多いですが、先行して早い上がりを使えますし、前走は加速ラップでの快勝と、重賞でも通用する力は十分にあると判断しています。
揉まれた時に脆さを出す可能性は否めないですが、そうなってみないと分からないので、特に気にする必要はないかと思います。
一週前追い切りの動きもかなり良く映り、能力は出し切れる状態にあると思っています。
まだ底も見せていませんし、良い枠に入れたので、狙ってみたい1頭です。

△ スターズオンアース
追い切り評価 B
1冠目の桜花賞を7番人気で勝ち切った注目馬。
レース内容は、伸びる内を通りましたが、接触がありながら差し切り勝ちと、スムーズに運べなかっただけに強い内容でした。
キャリア成績は2-3-1-0といまだ馬券を外した事がなく、抜群の安定感を誇る1頭です。
走ってきた相手も決して弱いメンバーではないので、能力は疑う余地がないと思っています。
この馬は、どんなに狭いところからでも、馬群に突っ込んで伸びて来れる強さと、勝負根性があり、フルゲートで馬群に揉まれても、嫌がらない点は推せる材料でしょう。
赤松賞では1番人気に支持され、今回出走予定の、ナミュール、パーソナルハイに先着を許し3着。
その後はフェアリーS、クイーンCで勝利には恵まれませんでしたが、2着に好走しました。
そして前走の桜花賞では、川田騎手に乗り替わり、かなりの混戦でしたが、今まで先着を許してきた相手に逆転しました。
完全に仕上がっていたウォーターナビレラを差し切った点はかなり評価したいです。
フォトパドックを見る感じ、前走の桜花賞の時よりも、明らかに馬体はパワーアップしています。
距離不安を呟かれていますが、どの馬も未経験の距離で走ってみないと分からないので、気にする必要は全くありません。
個人的には2400mは全然走れると思っていますが、不安な点をあげるとすれば、直線が長いので長い脚が使えないこの馬は、外から差される可能性も視野に入れておく必要はあるでしょう。
能力は水準以上ですが、果たして今のルメール騎手に乗り替わるのはプラスなのでしょうか?
左回りの成績は1-2-1-0と馬券内を外した事はないですが、個人的にこの馬は右回りの方がパフォーマンスを発揮しやすい気もしています。
不安要素もありますが、桜花賞馬の能力を信じようと思います。

☆ ナミュール 
追い切り評価  B
能力の高さは世代トップクラスでしょう。
ハイペース、スローペースと、どちらにも対応出来ますし、瞬発力はメンバー上位です。
阪神JFの競馬は4着に敗れはしたが、かなり強い内容だった事はまだ記憶に新しく、出遅れて後方からの競馬になり、直線では伸びない最内を通りながら、上がり最速で勝ち馬と0.2秒差は能力がない馬には出来ないレースです。
チューリップ賞でも直線で進路を失う不利がありながら、上がり最速の1着と強い内容でしたし、1頭だけ伸び方が異次元でした。
前走の桜花賞では、言うまでもなく、大外枠からの競馬で、内を通った馬が軒並み馬券内と展開的にも厳しい競馬ですし、権利取りの為、チューリップ賞である程度仕上げていたので状態面にも不安がありました。
10着と大敗しましたが、勝ち馬とは0.3秒差と着差ほど負けてはいません。
内蔵しているエンジンは世代トップクラスなのは間違いないのですし、馬体を増やして出て来れれば、あっさり勝ってもおかしくない能力は持っています。
赤松賞以降、馬体が増えない点は気になる点で、チューリップ賞である程度仕上げましたし、関東輸送がある分上積みは期待しにくいかなと思います。
自力だけで勝てるような条件ではないですし、不安要素も多ですが、能力は間違いない1頭なので、人気落ちするなら可能性に賭けてみたくなる存在です。
直線が長い東京で、弾けるイメージもあるので、もう一度期待してみたいです。

☆ スタニングローズ 
追い切り評価 B
過去に4回牡馬と走っており1-0-1-2と奮闘しています。
馬券外になった2回も掲示板は確保していますし、この世代は牝馬と馬場の能力差があり、牡馬相手に走れているのは、このメンバー相手でも引けを取らない能力はある裏付けになると思います。
2走前のこぶし賞では上がり最速で、プリンシパルS勝ち馬のセイウンハーデスを抑えての勝ちですし、3走前はデイリー杯2歳Sに出走し、NHKマイルCで3着のカワキタレブリーに0.2秒差まで迫っての5着掲示板確保は評価出来ます。
その他にも牡馬トップクラスのセリフォスや、アライバルなどにも善戦出来ています。
サウジアラビアRCはポジション取り、道中のスムーズさ1つで勝ちまであった内容でした。
新潟2歳Sは内が伸びていましたが、大外から一気に上がってきて、5着ならタイム差ほど負けてはいません。
前走のフラワーCでは、道中ロスなくインを立ち回り、川田騎手の手腕も光りましたが、1F距離延長のローテにもしっかり対応しての1着でした。
長く良い脚が使えるので、東京コースに変わるのはプラスに働きそうですし、誰が乗っても相手なりに走る馬なので、この人気なら抑える価値は十分あると思います。
鞍上のレーン騎手の成績は振るわないですが、チャンスはあると思ってます。

☆ サウンドビバーチェ
追い切り評価 S
競馬センスがある1頭で、前に行く競馬も、溜める競馬も出来て、良馬場でも荒れた馬場でも走れて、自在性のある馬で潜在能力は高い1頭だと思っています。
前走のチューリップ賞は、勝ちに行く競馬で結果は4着で、タイム差以上に負けた感じは否めないですが、状態がどうであれ、ウォーターナビレラには先着していますし、サークルオブライフやナミュールとも僅差の競馬は出来ています。
権利取りの為に、チューリップ賞ではある程度仕上げており、能力をフルに発揮しての4着なので、ここでは能力が足りないかと思いましたが、調教での動きがかなり良く映りましたし、パワーアップしている事に期待します。
人気的にも妙味は十分ですし、大穴として抑えておきたい1頭です。

☆ ルージュエヴァイユ
追い切り評価 B
前走のフローラS組では5着に敗れましたが、悲観する内容ではなかったと思います。
4角1、2、4番手の馬がそのまま上位を独占する完全な内前決着でしたが、この馬は出負けして、ポジションが後ろ過ぎた事もありますし、外を通って回って来て、直線ではスムーズに抜け出せませんでしたが、それでも上がり最速の5着なら見直し可能な内容です。
ただ前述したように、フローラS組のレベルがそこまで高くないと思っているので、もう少し追い詰めれていてもよかった気はしています。
不完全燃焼のレースで能力を出し切れていない事は事実です。
過去3走全てのレースで上がり最速を使えており、尚且つ東京コースで33秒台の脚を使えている点は評価すべき材料で、最後は確実に脚を使って来ると思います。
東京コースは歓迎で、一度使った今回は上積みも期待出来ます。
フローラS組から狙うならこの1頭でしょう。
他の馬とは違い、桜花賞は見向きもせずに、最初からオークスを見据えてマイル以上の距離を使い続けているの点は心強いポイントです。
あとは当日出遅れなければ。

予想まとめ

買い目
3連単2頭軸マルチ
⑥.⑪ー②.③.④.⑤.⑧.⑱

馬連
⑥ー⑪

ワイド
⑥ー⑪

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