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マニアックな美文字のヒント

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綺麗な文字を書くことについてのヒントを、いろんな視点でマニアックに述べていきます。ナゾリ教材で綺麗になぞれても、形だけ綺麗に捉える事ができても、それだけでは足りない要素があります… もっと読む
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2022年10月の記事一覧

綺麗な文字の書き方㊾【線の周りを意識する】

文字というのは、線と線の集合体になります。 その線の 「周りを意識して書く」 という事を…

綺麗な文字の書き方㊽【技術は半分しか教えられない】

これは書に限ったことではなく、教育や指導と名の付くもの全てに言えることだと思っています。…

綺麗な文字の書き方㊼【形のマネ+書かれている時の動きを想像する】

最初のうちは、綺麗な形をしているお手本を見て、 それをそのままソックリにマネをして、いか…

綺麗な文字の書き方㊻【タテとヨコという全く方向性の違うものを融合させて文字を形作…

漢字やひらがなに限らず、文字というものはそうなのですが、 タテやヨコ、ナナメや曲線を織り…

綺麗な文字の書き方㊺【ギリギリまで紙の上にペン先がいるようにする】

・ハネる部分 ・左ハライの部分 ・右ハライの部分 などといった所は、 例えば、フィギュアス…

綺麗な文字の書き方㊹【ペン字では小さく正確に早く書けることが大切】

こういった事は今さら言わなくても…という話かもしれません。 綺麗な文字の書き方、と言った…

綺麗な文字の書き方㊸【自分の名前の活字をじっと観察してみる】

たまには、 自分の名前の活字=パソコンやスマホの文字 をじっくりと観察してみる。 ということをやってみるのも良いです。 活字という言葉は、活版印刷の文字の事になりますが、 印刷・コピーを効率的に行うために編み出された書体です。 正方形の四角に当てはめて、読みやすさや目立ちやすさを優先して作られた文字でもあります。 手書きの文字とはまた違うルーツで進化してきた書体ではあるので、 手書きとは違う部分もある、 手書きとは本来的に出ドコロが違う、 という事を理解し

綺麗な文字の書き方㊷【Z軸を考える】

Z(ゼット)軸なんていうと、数学的ななんだかとっつきにくい感じがしますが、 お伝えしたい…

綺麗な文字の書き方㊶【紙の裏から、自分の字を見てみる】

たまには自分の書いた字を裏から透かして見るのも良いです。 毛筆ではペラっとめくればそのま…

綺麗な文字の書き方㊵【書は視覚で書く?実は触覚で書くことが極意】

書という文字を書く行為では、ついつい視覚重視で書いてしまいがちです。 実は触覚こそが、綺…

綺麗な文字の書き方㊴【大字練習か?小字練習か?】

大きなサイズで練習すべき? 小さなサイズで練習すべき? という事が言われたりしますが、私…

綺麗な文字の書き方㊳【ヘンの右側をとにかく揃えて書いてみる】

漢字を書く場合、左のパーツと右のパーツの組み合わせがたくさんあります。 ヘンとツクリ、偏…

綺麗な文字の書き方㊲【最後の画と次の最初の画を1画で書いてみる】

綺麗な文字を書くということにおいて大切なことに 全体の統一感というのがあります。 例えば…

綺麗な文字の書き方㊱【画と画が安易にぶつからないように書く】

文字はもともと、骨や石に刻まれていたものです。 「刻むように」というのをペンや筆で文字を書くときには決して忘れてはいけない部分なのですが、 刻むということは、引っ欠く=書く=画というように 「かく」という呼び名が全部同じです。 紙に書く時に「かく」という事をついつい忘れて、「安易にかいて」しまいがちです。 現代では骨や石に刻むという経験はなかなかできないので、 例えば彫刻刀で木の板に刻みながら文字をかいてみたり、 または篆刻をやってみるのも良いです。 画の交差