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関節リウマチの精神的苦痛

私がが関節リウマチだと診断されたのは2020年1月なので、診断を受けてから1年と少しになります。当初は体中が痛くて歩くことすらろくにできなかったのが、薬治療を始めた今は日常生活は難なくできるようになりました。

錠剤と生物製剤の注射を打って、薬漬けではありますが、元気に生活できていることに感謝しています。

ずっと長い間、振り返ると6年ぐらい前から足裏の異常は感じていましたが、まさか関節リウマチだとは思わずに整骨院や整体に通い、なんとなく時間が経てば痛みは改善していたので深く気にすることはありませんでしたが、4人目の出産後くも膜下出血を患い、退院後に体中が痛くなるようになりました。動けないし、包丁も持てないし、子供のおむつも替えられない。本当に動けない状態になりました。

くも膜下出血で倒れたので寝たきりの期間があったこともあり、当初は筋肉痛かなぁと思っていました。しかし、どうやっても痛みは収まらず、冬になると寝込みたくなるほど痛むので、整体院でリウマチの血液検査を勧められ、リウマチ専門医に行ってみた結果、関節リウマチだと診断されました。

はじめの半年間ぐらいは錠剤の薬だけでしたが、動けるようにはなったものの痛みが完全に消えることはありませんでした。本当に楽になったのは生物製剤の注射をはじめてからです。

今は2週間に一回、自分で注射を打っています。

しかし、動けるようになって嬉しい反面、注射の費用は自己負担となるため複雑な思いにもなります。生きて、普通の生活をするだけで月に何万円も薬代がかかるというのは精神的に地味に響きます。

夫婦2人に子供4人の六人家族で、子供の年齢は10歳8歳6歳2歳。これからお金がどんどんかかる時期です。そんな時期に自分の薬代がこんなにかかるというのは悲しいものです。お金がないと医療も受けられないという現実を突きつけられている気もします。薬のおかげで家事や子育も普通にできているのだから、この薬がなければもう生活はできない状態になる。私の価値は薬の値段よりもちろん高いと思いたい。でも、そんな現実を突き詰めて考えると何だか悲しい気持ちになるのが本音です。

人生の幸福感とは何なのか、何のために生かされて生きるのか、そんなことも考えさせられます。

主人が、何の文句も言わず、迷いなく喜んで生物製剤注射の治療を受け入れて勧めてくれたことに感謝します。

私の状態も良くなると信じたいし、医学の進歩でリウマチの薬も安価になるかもしれない。

リウマチを患うというのは、肉体的苦痛の他にも「自分の価値」を突きつけられる精神的苦痛を伴うことを多くの人に知ってもらいたいです。

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