あがり症、口下手を克服する方法①

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内気さの原因は何か？

〜積極性を求められる時代〜

あがる、内気であるという状態を想像すると、先ず思い浮かぶのは小さな子供が見知らぬ人を見てお母さんの膝の後ろに隠れる姿かもしれません。これまで内気であるということは女の子や女性が奥ゆかしいことを表す美徳であると考えられてきました。

実際子供が親の膝の後ろに隠れる姿はとてもかわいらしい姿でしたし、時代によっては内気であることがその人のマイナスになると考えられたことはありませんし、こうした行動は「かわいらしさ」を現すものでもありました。

しかし現在では内気であることがかわいらしいとは思われていません。
内気＝人と混じり合えないというレッテルを張られさえします。
悲しい事に、人生において問題を引き起こす元凶とも成りうるものになりました。それは社会において困る事がたくさんあるという判断をされているからです。

例えば、自分の気持ちを上手に伝えることができなかったり、人間関係を築く上で困難だということがあるでしょう。またそれは引きこもるような性格にも通じることさえあるのです。

ある娘は大きくなるに連れて友人作りが難しくなり、またパーティーなどで初めて会う人に話しかけることができなくなりました。 子供の時はかわいいと思われていたけれど、大きくなるに連れてよそよそしい人だとか、親しみが感じられないとかという評価に変わっていきました。

人と交われない、社交性にかけているなんてことを言われさえするのです。 それでは、本題である内気な性格を克服する方法について話す前に、 なぜ人は内気になってしまうのかということについて考えてみましょう。

生まれつき内気な人もいますし、自分の殻を破って他の人に心を開くことが難しい人もいることでしょう。 「生まれつきの性格を否定しないで」と思う人もいるかもしれません。 時には、本当は自分の意志を伝えたいと思っていながら、そうできずに、他の人が非常に社交的に見えたりもするでしょう。

本書では人を内気にする原因について独自に調査を行い、 その結果総じて内気な性格は２つの原因から来ているということを発見しました。 その原因とは自尊心の低さと生まれた順番なのです。

〜本当の性格を見破られないように、 必死になっているあなたへ〜

内気であることは、明らかに人が見て分かるものばかりではありません。 人によっては、内気であることを悟られないように努力している人もいますし、社交的であるように無理して振舞っている人もいます。

こうした人達は自分の弱点を賢明に克服しようと努力しているのです。 本記事をお読みのあなたも、必死に偽りの自分を演出しているひとりかもしれません。 他人からは社交的であると思われていますが、現実は初めて人に会ったり、社交的な場所に行ったりすると胃が痛くて仕方がありません。

内気さは自尊心の低さと直接関係にはありませんが、内気な人は内気でない人や自信家の人よりは自尊心が脆弱ではあります。 研究していくうちに、内気な人は非常に神経質で常にみんなが自分に注目していると感じていることが分かりました。

内気な人は失敗を恐れたり、馬鹿にされたり、自分の愚かさがばれてしまうような行為をすることを恐れます。 自分のところに注目が集まることよりも、自分の存在が出来るだけ目立たないようにしたいと望んでいます。必死に自分を偽りながらも、時には自分を大きく見せようとひたかくしに努力しているときもあるでしょう。