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【Irresistible4】気づいたらまたやっちゃってる。そんな習慣を変えるヒントを

こんにちは。SYNT代表佐々木です。

最近、話題の本「Irresistible 『僕らはそれに抵抗できない』」を読んでいます。

SNSに、ネットゲーム・・・

現代を生きる私たちは何かに対して「中毒」かもしれません。


「依存」と「習慣化」は似ていると思います。そこで・・・


【テクノロジーへの依存の功罪を論じた本書を読み】、

SYNTで英語学習サービスを作る上で、ユーザーさんがよりより習慣を得るヒントを得たいのです。


今日は、ケリー・マクゴナガルの本、「スタンフォードの自分を変える教室」から得た知識も混ぜますね。


それでは、本日の記事です。


=====以下、とある実験=====

あるアメリカの17人の学生の頭の中を席巻した「アレ」を紹介します。


「考えてはいけないのはわかってるけどアレのことを考えてしまう。」

「アレが頭から離れない。アレのことをいつも考えてしまう・・・。」


大学生17名はそんな状態になってしまったのです!


一体何が起こったのでしょうか?その、「アレ」とは?


彼らはアルコール依存症になって、お酒のことが頭から離れなくなってしまったのか?犯人は、お酒ではありません。「シロクマ」です。


テキサスにある小さな大学の17人の学生は、心理学の実験に参加していました。


彼らに出された指示は、

「これから5分間シロクマのことは考えてはいけません。」というもの。

この指示によって彼らは5分間、苦しみを味わうことになるのです。


この指示によって、どう頑張っても「シロクマ」が頭から離れず、「シロクマ」のことをずっとずっと考えてしまう状態になってしまっていました。


この実験をデザインした研究者はのちにハーバード大学の教授になったんだとか。


=====以上、とある実験=====

心理学系の本では結構出会う、有名ないわゆる「シロクマ実験」。


この実験が示すのは、「皮肉なリバウンド効果」と呼ばれるものです。


ダイエットした人がもう一度太ってしまうように、考えないでおこうと思ったことを考えてしまう、そんな性質が私たちの思考にはあるみたいです。


私たちは、「考えてはダメだ!考えないようにしよう」と思えば思うほど、それのことを考えてしまう、ということです。


「ダイエットするんだ!食べもののことは考えちゃダメだ!」

と思えば思うほど、食べもののことを考えてしまうのです。


ケリー・マクゴナガルが著書の中でこれを紹介しています。


頭の中で浮かぶこと、考えること、感じることに対して「やらない力」はほとんど役に立たないと彼女は言います。

(やってはいけないことを我慢する、この力を「やらない力」と呼んでいます。)



今日は、頭からこびりついて離れない考えとうまく付き合っていくための、とても有効な方法を紹介します。

実は、いくつかあるのですが僕が試して本当に有効だった方法を一つ紹介します。


それは

「思考」は押え付けず「行動」だけ抑制する

こと。


僕の場合だったら、仕事を終えて、夜からSYNTのこととか勉強とかをしないと、って思っているのですが、夜ご飯を食べて、リビングにいると、視界にはベッドが・・・。


すると、

「眠い眠い、寝たい寝たい寝たい!!」という気持ちが襲ってきます。


そこで無駄な抵抗を試みていました。

「寝てはダメだ!勉強しないといけないだろ!頑張れ、自分!」

こんな感じ。


この戦いに勝てたことは3回に1回くらい。笑



Kelly Mcgonagalの本を読んでから実践していることは、

「寝たいのは事実。でも寝るかは僕が決めれること。」

こう考えるのです。


欲求が頭の中に浮かんだ時、欲求を否定せず、それに対してどう振る舞うかは自分に裁量権がある、と考えるのです。


これ、本当に効果的ですよ。


他にも、ポケットの中のスマホに気づかないうちに手が伸びることがあります。(その目的は、LINEの確認、音楽の変更、特に理由もないときにすら手が伸びることがあります。)


そんな時に、

「スマホを触りたいp [55よね。現代人だもんね。その気持ちは現代人だから普通かも。一種の中毒。でも、『スマホを手に取りたいからってスマホを手に取らなくていいんだよ』」と思うと、この気持ちとうまく付き合えるのです。


ぜひ試してみてください。


他にも頭の中から離れない「思考」への対処法は、「Irresistible」にも「スタンフォードの自分を変える教室」にも紹介されていました。

またよければ明日も紹介させてもらいますね。

違う内容を書こうか、この内容をさらに書くか、どっちがいいかな?



今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!



This article was written by Shu Sasaki (SYNT)


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