【自分を変える心理学2】習慣を継続できるようになる逆転の発想
こんばんは。今日は金曜日です。日をまたぐまでに記事を書きます。
今日も短い記事で、シンプルに、みなさんに役に立つ心理学的な学びを紹介したいと思います。
「習慣化のコツ」についてです。
習慣を続けられるようになるコツを心理学の本を読む中で見つけたのです。
頑張ろうって思っても3日と持たない・・・
ということは多くの人にも一度は経験があるのではないでしょうか?
私たちの脳がどういった報酬に対して動かされるのか
を考えることで習慣化のコツに近づくことができます。
Irresistibleの連載で様々な心理学上の知見を紹介してきました。
ヘビースモーカーがつい吸ってしまうタバコの本数を減らした画期的な実験は読んでくださいましたでしょうか。
あの実験で示唆されたのは、
「すぐ手に入る報酬」に私たちはドライブされてしまうということ。
つまり、やめたい習慣であった、喫煙を「すぐ手に入らない報酬」とすることで禁煙や本数を減らすことに成功したのです。
この実験の裏を返すことで、習慣化に近づくことができます。
僕が学びと実践の中でみなさんにお伝えしたいのは、
イージーな目標を工夫して設定すること
です。
僕の例がわかりやすいと思うので。それを紹介して終わります。
僕はフランス語準一級を目指しています。
僕が工夫して設定した習慣は
「フランス語を毎日『15分間』勉強する」
です。
習慣では、決心した日はとてもやる気に溢れていることが多いので、張り切ってしまうことがあります。ほぼ続けられないですよね。
高すぎる目標を設定して続けられないのは説明いらないと思うので、次に行きます。
例えば
「フランス語を毎日『15分間』勉強する」
という設定の何が良いか。
それは、習慣化への挑戦が、ほぼ勝ち戦になるからです。
15分間勉強する、という目標は忙しい人でもはっきり言って、可能です。
ご飯を抜けばできるので、気力の問題はおいておいて、15分間という時間は必ず取れます。
これが30分間だったり、1時間という目標を設定してしまうと、どうなるか。
それは、この習慣への挑戦が毎日ハードな戦いになり、勝ち戦ではなくなってしまいます。
1時間の勉強の間に居眠ってしまうこともあるかもしれないし、集中が持たないかもしれない。何か緊急の用事が入るかもしれない。つまり、「1時間勉強する」という目標は、達成できるかできないかの瀬戸際での戦になるのです。
ここで起こっていることは、報酬の予感の違いです。
15分勉強するぞ!
→勝ち戦なので、報酬はほぼ目の前
1時間勉強するぞ!
→ハードな戦いなので、達成という報酬が得られるかはやってみないとわからない
目の前に報酬があることで良い習慣を継続しやすくなるという発想です。
どうでしょう?
いやいや、1日15分の勉強とかちっさすぎて、なんの意味もないやろ!
と心の中で思った人もいるのではないでしょうか?
僕は1日15分以上勉強することが多いです。
なぜか?
15分勉強した後は「目標を達成した後なので」すごく気楽に勉強できるのです!
達成可能なイージーな目標を設定して、気が向いた時に一層頑張ることで、アウトカムも質の高いものを目指すのです。
継続が命である第二言語学習では有効なので、英語学習にもいかしてみてください!SYNTの発音コンテストはこれを意図したプログラムを設計しております。
具体的には、
1日5分の勉強を継続していただいて、そのうちにこちらの工夫によって、『気がついたら1時間練習していた!』という状態になっていただいております。
いかがでしたか?
報酬が目の前にあると、すぐに飛びついてしまうことはIrresistibleシリーズで解説しました。
それを逆手にとったこの習慣化のコツ、いかがでしょうか?
ぜひ実践して、よき習慣をゲットして、皆さんの目標が達成できますように!
お役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
This article was written by Shu Sasaki (SYNT)
9/14 Shu
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