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甲子園のない夏

さっき(21:00~21:50)NHKで番組やってたのを見ました。

お涙頂戴は好きではないけど
星稜と済美の特集とのことで気になったので。

ハァー
私も部活やりたかったなぁ。

高校生(15歳~18歳)なのに、
20半ばの私よりもずっとずっと出来た人間で
人としての強さを感じました。


強い思いを背負って二年半、
野球部員として練習してる。

そりゃそうだよね。
休みの日も遊ぶことなく
暑いグラウンドで練習なんて
生半可な気持ちで選択しないよね。

エアコンの効いた部屋で
アイス食べながらゲームしてたいよ。

強豪校の野球部員で、
三年間スタメンに入れなかった子達は
可哀想だなぁ、、、ではなかった。

甲子園に行きたくて、試合に出たくて、勝ちたくて、
野球の強い高校を選んだのに。

私だったら部活行く意味ないなぁって思ってしまうかも。

でも違った。

ある選手は言っていた。

メンバーに選ばれなくても、
応援したい仲間がいるから
自分も練習に参加する、と。

公務員試験を受けるための勉強時間を削っても
部活に参加する。

報われるとか報われないとかじゃなくて
部活動だものね。

コロナ世代だから可哀想と思われるのではなく
コロナを乗り越えた世代だから尊敬される
そんな風になりたい


強いなぁ、かっこいいなぁって思いました。

そして、星稜高校の内山くん、
三年間甲子園に出ているけれど
こういうインタビューは初めて見ました。

笑って高校野球を終えたくない

すごく印象的な言葉でした。

私は、甲子園球場の緊迫するグラウンドの上で
笑っている選手を見ると
野球楽しいんだなぁ~☺️って嬉しくなってました。

でも皆が皆そうじゃなかった。

勝つために、
勝つためだけに野球をしている子もいる。

甲子園という目標がなくなったけれど
県で負けなしで終わりたい
という気持ちを持ったままの子だっている。

最後まで真剣に。

真剣に野球がやれる環境って貴重だよね。
かっこいいなぁって思った。

甲子園がなくなってもそうやって思える
本気さというか真面目さというか
かっこいいなぁ。

そんな内山くんも、

高校野球最後の打席は楽しめた

と言っていて、
さらに

これからも野球を楽しみたい

と言っていた。

どういう変化なんだろう。
インタビューだけでは分からなかった。

この二校の選手だけでなく、
三年間仲間と何かを必死にやり遂げた高校生達全てに

誰よりも幸せになって欲しいし、
その強さを分け与えられる人間になって欲しいと思います。

私は高校野球が大好きなので、
同情の気持ちや、
推し選手、推しチームを見たかったという気持ちが
今でもぶわーっと溢れて
コロナが憎くて、
高野連の判断を見ても
試合やれたじゃーんと思うけど、

案外、愚痴愚痴言ってるのはガヤだけかもしれない。

私も部活したかったなぁ。