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政府が社会福祉法人の合併を推進:法人合併指針改訂

 政府は介護事業者は大きければ大きいほど良いと信じているようです。ようするに大規模法人中心の介護業界再編を画策しているのです。


 民間事業者は損保ジャパンや日本生命などの大企業を中心に事業経営の大規模化、寡占化が進行しつつありますが、地域に根差し特別養護老人ホーム等を経営する社会福祉法人も地域を飛び越して大規模化させようということでしょう。

 政府のデジタル行財政改革会議は、人材確保が難しい介護事業所については、協働化や大規模化を促すため、社会福祉法人の合併手続きのガイドラインを改定し、協働化・大規模化に当たり第三者による仲介に必要な経費を支出できることも明確にするといいます。
 ようするに、M&A並みに、ブティックス(株)や(株)SMSなど仲介会社への手数料も福祉医療機構が優遇融資するというから、気合が入っています。

 日本の高度経済成長期に、森永エールチョコレートの「大きいことはいいことだ!」というCM(1967年~1968年)がありましたが、日本政府によると、介護もチョコレートと同じらしいです。
 私は、収奪的なプランテーション(大規模農園)の農産物より、地産地消の有機農業で作られた農産物の方が良いと思っているのですが、間違っていますか? 

 何かが狂っています。政府が狂っています。政治が狂っています。行政が狂っています。大企業が狂っています。



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