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Synchkrie
2020年2月26日 19:58
今日も水晶玉を見つめる。水晶玉に映るのは、私より537歳若い人間の男。…と、いつもそばにいる人間の女。楽しく笑う2人。水晶玉の向こうの彼を見るたび、あの日を思い出す。森で帽子を無くした私。隠さなければ、隠さなければ、と必死になって帽子を探していた。「これ、君の帽子?」そう声をかけられて見上げると、帽子を持っていたのは人間の若い男。「あり…がとう」久々に私の口か