キャンペーンを通して団体の過去・現在・未来をつなげることが出来た【ASPJ様│マンスリーファンディング事例】
Syncableには弊社ファンドレイザーによる、マンスリーファンディングやクラウドファンディングといった寄付キャンペーンの伴走支援サービスがございます。寄付キャンペーンの立ち上げ準備から公開、キャンペーン期間中により多くの支援者を集めるために、各団体様をサポートさせていただいております。
今回インタビューをさせていただいたのは、NPO法人ASPJ(Alopecia Style Project Japan)の皆さんです。啓発活動や、ピアサポートを応援する仲間を集めるためのマンスリーファンディングを行う際に、伴走支援を活用していただきました。
期間:2022年8月29日〜9月30日
達成人数:52人
達成金額:51,029円(年間612,348円)
インタビューを受けていただいたのは、代表の土屋様です。
今回のマンスリーファンディングの目的を教えてください
土屋:2021年にNPOの法人格を取得したのですが、2017年からの活動を振り返り、整理した時に、これからは髪に症状を持つ当事者の方に情報を届けることと同時に、知らない人に認知してもらう事が大事なポイントだと分かってきました。法人設立の年に、認知拡大のきっかけとなる事をしたいと考えていました。日頃より運営資金として寄付や応援してくださる皆さまに、支えていただいている感謝をお伝えしながら、より多くの方のお力をいただきたいと思いキャンペーンに申し込みました。
マンスリーファンディングの開始前の印象と、終了した際の感想を教えてください
土屋:開始前は、応援者を増やしたいという想いだけがあり、具体的に何からはじめたら良いかわからない状態でしたが、終了した今は、事業内容自体の見直しもできて、自分の中の不明瞭だったものが可視化され、道筋が見えて歩みを進めることができるという清々しい思いでいます。
成功要因について教えてください
土屋:全体的に見たときは、マンスリーサポーターになってくださったお1人お1人に、想いが伝わったことが大きな要因だと思います。
周囲の方々にシェアのお願いや、情報拡散を計画的に実行できたのもsyncableの伴走支援のおかげです。
目標を達成したい気持ちを伝えるために、様々な報告を複数回発信した
個々の成功要因の一つは、一斉連絡を複数回行ったことだと思います。LINEグループなどのSNSで行いました。一斉連絡は通常1回や2回送っておしまい、になってしまうことが多いと思うのですが、かなり頻繁に送りました。またか、と思われてしまうのではないかと少し不安にもなりましたが、目標達成の先にある事業展開への気持ちを前面にして皆さんにお送りしました。
このように計画的に寄付を募るということは今までやったことがなかったのですが、取組んだことにより、団体の活動やキャンペーン自体の信頼度が高まったのではないかと感じています。
メッセージが送られてきた人が楽しく読めるものにしようと心掛けて書いていたので「色々がんばってるね!」と読んだ方からお返事いただけることもあり、お送りしてよかったと思いました。
高村(伴走担当者):このような複数回の一斉送信をして成功に導くことが出来るのは珍しいケースでした。通常は個別に連絡をして応援を募ることが多いので。団体様の日々の活動の成果が、今回のマンスリーファンディングに繋がったのだと思います。それを支援者の方々も感じ取ったのではないでしょうか。
土屋:こうして何度も連絡を送ることが出来たのは、伴走支援という形で高村さんにしっかりサポートしていただいたおかげだと思います。サポートがなければ、他の事に時間をかけてしまったり、途中でくじけてしまう事もあったと思います。
事業の進み具合で優先度が変わってしまうことがありましたが、やるべきことのチェックをしていただいたり、文章作成に苦戦している時などに、高村さん助けてもらえませんかとお願いする事が何度もありました。助けてほしいと声をあげて頼れる人がいたことはとても心強かったです。
今後の活動としては、どのようなことを考えていますか
伴走支援のおかげで、実現度の高い目標を掲げることが出来るようになった
土屋:キャンペーンページを作った当初は具体的な部分がはっきりしないビジョンでしたが、こういうことがしたいとお話したことを文章化していただきました。キャンペーンで今後の目標を明確に掲げたことで、より解像度の高い実現可能な計画を立てられるようになりました。
目標を文字として可視化したことで意識も向けられるようになりましたし、目標実現の手順を理解することができ、一緒に取り組んでくれる仲間に対して説明する事もできるようになりました。
現在は、2023年に製作予定の毛髪疾患サポートハンドブック(円形脱毛症の方の情報が集約されたもの)のために、情報を届けたい方々である教育関係者の方、当事者家族の方へ向けて、具体的にどんなことに困っていて、どういうものだったら活用したいと思えるかなどのプレアンケート調査を行いましたので、その結果をもとに実現化に向けて動き始めています。
家族、先生、医師、美容師など、それぞれの分野の方が持つ知見や経験を集約し、情報を繋げ相互に届けられるようなそんな存在になっていきたいと思います。
また、今回作成していただいた文章やページなどは、第三者が見てとても分かりやすい内容となっているので、助成金を申請するにあたっても活用させていただいています。
今回の伴走支援の感想を教えてください
”根拠の提示”の重要性に気づいた
土屋:本当に心強くて、とにかく学びが多かったです!
実は当方の都合で、時期をずらしていただいたこともあり、伴走支援は3月から半年以上の長期間になりました。その間、担当してくださった高村さんはいつでも柔軟にサポートしてくださり丁寧な支援をしてくださいました。
議事録や、資料の一元化、文章作成、動画配信ツールのstreamyardの使い方など日々の活動にすぐに活かせる情報を、おしげもなく教えてくださったことも大きいです。
また、syncableさんだからこそ、他団体の実例や工夫についても教えてくださり、横のつながりをもてるような情報を教えていただいたことも大きな学びでした。
振り返りでは、私自身の弱い「数字での分析」も分かりやすく教えてくださり、情報を届けるための根拠となるものを提示することが、いかに大事なことか実感することができました。
今回の伴走支援によって数字の重要性を理解できたので、企画書や提案書でも意識して数字を使用するようにしています。2021年9月に初めて開催したヘアロス啓発イベントも、きちんと数字を出してこそ成功だと思い、開催報告書も作成する事ができました。
【ASPJ様 活動報告書】
活動の過去・現在・未来を繋げて見ることが出来るようになった
キャンペーンが始まる前のヒアリングの際に、団体の活動について丁寧に調べてくださり、加えて準備段階のインタビューに時間をかけてくださったのも強く印象に残っています。「この活動とこの活動はどのように結びているんのですか?」と裏付けを取ってくださったことで、今まで取組んできたこと、現在、これからやりたいこと、という過去・現在・未来の時間軸が一本の道として見えるようになりました。
これは自分たちだけではできなかったことだと思います。
この経験によりチームメンバーにも全体像について共有したうえで、この部分を手伝って欲しいと伝えられるようになり活動を進められるようになりました。
伴走支援者の声
高村:土屋さんは、自分がお願いしたことの先までをやってくださる方でした。伴走支援のなかでも先回りをして準備をしてくださったり、コミュニケーションを取る際の優しさや思いやりをすごく感じました。それによって、私たちもより丁寧な伴走をしようと気が引き締まりました。結果的に喜んでいただいてとても良かったです。
わくわくすることを次から次へと仕掛けることが得意な方で、一緒に振り返って改善点考えたり、土屋さんが考えている未来を分かりやすく表現することをご一緒出来て良かったです。今回作成したキャンペーンページを、助成金やその他のところで使っていただけていたり、一流企業に所属しているプロボノさんたちにわかりやすいね、と言われたりしてとてもうれしく思っています。
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