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NPO法人NICE様│マンスリーファンディング事例

今回インタビューをさせていただいたのは、NPO法人 NICE(日本国際ワークキャンプセンター)の皆さんです。コロナ禍でも国内でのワークキャンプを通じて課題解決に取り組む活動を支える仲間を集めるためのマンスリーファンディングで、Syncableの伴走支援を利用していただきました。

https://syncable.biz/campaign/1786/

達成金額:毎月79,741円(年956,892円)
支援者数:105人

NPO法人NICE 概要
 国内・海外ボランティア活動を行う国際ボランティアNGO。
1990年の設立以来、国内+約90ヶ国でワークキャンプ等の各種事業を行っている。

インタビューを受けていただいたのは、NICE事務局スタッフで広報部門及び関西事務局の運営を担当している、しま様です。昨年度開催していただいたマンスリーファンディング でもプロジェクトチームメンバーとして運営をしていただきました。

NICE編集後

世界中のワークキャンプ開催地へ日本人ボランティアを派遣する

――貴団体様の事業内容と、ご担当者様の役割について教えてください。
しま:
私たちNPO法人NICEは、主に国際ワークキャンプと呼ばれている合宿型のボランティアプロジェクトの企画運営を国内外で行っています。

また海外NGOとネットワークを結んでいて、世界約90か国で開催されているワークキャンプの開催地への日本人ボランティアの派遣事業も行っています。

――具体的にSyncableをどのように活用しましたか?
しま:
マンスリーサポーターを100名集めることを目標にした寄付キャンペーンで、伴走支援を使用させていただきました。

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しっかりとしたプラットフォームを持っているSyncableを今年も利用

――デジタルファンドレイジングにおいてSyncableを使用した理由を教えてください。
しま:
理由の一つとしては昨年もマンスリーファンディングを行った際にお世話になったからです。単発の寄付を集めるクラウドファンディングのプラットフォームは他社も利用した経験がありますが、より長く、継続的にNICEを応援してくれるサポーターを増やしたいということで、マンスリーファンディングを中心にしっかりとしたプラットフォームを持っているSyncableを今年も利用しました。
あとは、高村さん(弊社ファンドレイザー・NICEの伴走支援を担当)をはじめとして、既に繋がりのあった方もいたので、今年も引き続きお願いしました。

――団体内での役割分担・工夫を教えてください。
しま:
今回の寄付キャンペーンでは昨年同様、キャンペーンを中心的に運営するプロジェクトチームを作りました。構成はNICE事務局スタッフ2名、NICE理事4名とNICEでの活動経験のある会員さん1名、プロジェクトチームメンバーの公募に応募してくれた学生さん1名の計8名です。

私は事務局(職員)側からチームに加わるということで、寄付キャンペーンの全体統括や進捗管理、Syncableのファンドレイザー・高村さんとのコミュニケーションを行ったりと全体的なまとめの部分を担当しました。

役割分担としては、会員情報であったり内部情報の整理は職員が中心になっていました。また、チームメンバーの理事の方は普段別の仕事をしていて、それぞれのフィールドでファンドレイジングの経験が豊富な方もいました。そういった外部の事例を参考としてこの寄付キャンペーンに還元したりと、運営を支えてくれました。

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ファンドレイジングの重要性が意識付けられた

――その後の事業の変化についてお聞かせください。
しま:
事業そのものについては、これまで行ってきたワークキャンプの継続あるいは新規開拓に注力していくことに変わりありませんが、ファンドレイジング、寄付への取り組みという面では団体内に寄付文化が生まれたことがとても大きいと思います。

正直、団体として大口の企業寄付以外は今まで寄付を募るということをほとんどしてこなかった団体なので、マンスリーファンディングを去年と今年、2回成功することができてサポーターの数が増えたことで団体を支える力が増したと感じています。そして、ファンドレイジングの重要性が団体内で意識付けられていると思います。

またどのようにしてサポーターのみなさんに活動への支援の感謝を伝え、寄付を継続していただけるかを団体全体で考える意識の土壌づくりができたと思っています。

――マンスリーファンディングの伴走支援の感想を教えていただきたいです。
しま:
高村さんに本当に素晴らしいサポートをしていただきました。伴走支援が無かったらこの目標には達成できなかったと思います。とても感謝しています。

――マンスリーファンディングにおいて難しかった点、苦労した点がありましたら教えてください。
しま:
当初の目標としては、2年目の寄付キャンペーンということもあり、NICEのワークキャンプや団体自体にあまりなじみの無い方に向けて、認知向上も含めて寄付を募っていこうと思っていました。しかし、なかなかその意図が伝わりきらずに寄付が伸び悩んだり、途中で軌道修正を強いられたりといった点が難しかったです。

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応援してくれている人を再発見する機会になった

――今回得た情報や知見により、貴団体様の今後にどのような影響がありましたか?
しま:
NICEは今年で団体設立31年目を迎えました。今回の寄付キャンペーンにより、過去の経験者の方やNICEと一緒にワークキャンプを企画してくださっているあちこちの地域の方々だったり、どれだけ多くの方がNICEという団体を支えてきてくれたのかということを改めて再発見する機会となりました。

またNICEに関わる期間が少し空いてしまった人に対して、再び関わってもらうにはどうしたらいいのかという、「NICEのファンを再発掘するにはどうしたらいいのか?」という点を考えるきっかけにもなりました。

――今後のSyncableの活用予定をお聞かせください。
しま:
もともとのマンスリーファンディングを始めたきっかけは、2019年の年間決算が参加者数が過去最高であったにもかかわらず赤字だったという事情があり、財政状況を変えるための一つの手段として3か年計画で寄付者の数を増やそうという計画でした。

計画は来年が3年目という1つの区切りとなり、引き続きサポーターの獲得を目指していきますのでそういった中でまたSyncableの力を借りることができればと考えています。

――今後、Syncableに搭載されてほしい機能がありましたらお聞かせください。
しま:
今回のキャンペーンの中で継続寄付よりも単発寄付の方が、負担が少なく寄付ができるという意見も少なからずあったので、機能としては既にありますが単発寄付と継続寄付がより分かりやすく設定できる部分があると良いと思います。

また、キャンペーン中の活動報告機能で掲載した団体への応援メッセージや寄付者インタビューには、NICEの活動への想いがこもったすごく素敵なメッセージがたくさん蓄積されているので、それを二次利用というか団体のホームページ等でもリンクさせて簡単に紹介できるようになると良いなと思います。

――今後マンスリーファンディングを立ち上げたい団体に向けて一言メッセージをお願いします。
しま:
今までマンスリーファンディングや寄付キャンペーンをされていない団体にとっては結構大きなチャレンジになるかもしれませんが、取り組みを進める中で団体の目指すビジョンや、なぜ、何のために活動しているのかということを改めて考えるきっかけにもなると思います。

また、キャンペーン時には団体全体で関係者を巻き込みながら運営していくことで組織内部のチームビルディングが出来たり、団体のファンとしてたくさんの方が活動を支えてくれているということを実感することができます。是非たくさんの方に利用していただきたいです。

伴走担当ファンドレイザーより

高村:第2回目のマンスリーファンディングでしたが、期間中にアンケートやインタビューを行い、寄付者さんの気持ちに寄り添ったキャンペーンを行うことができました。引き続きNICEさんの活動を応援しております。

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弊社ファンドレイザーによる伴走支援に興味のある方は、まずはお話だけも聞いてみませんか。

ファンドレイザーによる無料の相談会も随時行っており、寄付キャンペーンを立ち上げてみたいがイマイチやり方がわからない、よりたくさんの支援を集めるにはどうすればいいのか?など、様々な疑問にお答えします。

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