うつ病、双極性障害、統合失調症、不眠症のガイドラインと薬物治療のエキスパートコンセンサス

#臨床 #教育

うつ病、双極性障害、統合失調症、不眠症のガイドラインと薬物治療のエキスパートコンセンサスについて備忘録としてまとめておきます。

1)ガイドラインは必ずしもそれに従わなくてはいけない、というわけではないですが、標準的治療を患者さんに提供するためにも、知っておいたほうが良い知識が詰まっています。

うつ病、双極性障害:https://www.secretariat.ne.jp/jsmd/iinkai/katsudou/kibun.html統合失調症:https://www.jsnp-org.jp/csrinfo/03_2.html

不眠症:https://jssr.jp/guideline (*このガイドラインは古いですので、最新の薬剤とかは別途勉強したり必要です) 
→ なお、成人の不眠症に関する薬物療法のメタが2022年のLancetに出てますので、興味あればご参照ください。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35843245/

2)エキスパートコンセンサス、つまり専門家の意見は、これも絶対これが正しいというわけではないかもですが、例えば、薬物療法の専門家たちがどんな薬を最初に選択するのか?とかは気になりますし、参考にはなると思います。ここでは、日本臨床精神神経薬理学会が、うつ病、双極性障害、統合失調症、不眠症の薬物療法に関する専門家の意見をまとめた論文を発表しているのでそれを載せています。英語ですが、表だけ見るだけでも、参考になると思います。

うつ病、双極性障害、統合失調症http://www.jscnp.org/expert_consensus/index.html

不眠症 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10203548/

なお、ガイドラインやエキスパートコンセンサスは非常に参考になりますが、それぞれの立ち位置や限界点なども踏まえて、目の前の患者さんそれぞれに合わせた薬物療法を提供することが重要だと考えます。


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