マインドマップを使った目標設定とスケジューリングについて
マインドマップとは
ここ最近、マインドマップにハマっている。
マインドマップとは、トニー・ブザンが提唱している思考ツールのこと。
白紙の紙の中心に思考のテーマを置き、そこから枝を伸ばすようにそのテーマに関連したアイデアを書き連ねていく、という方法で、教育現場や会議の現場でも広く使われているので見たり聞いたり、実際に試してみた人も多いだろう。
これがマインドマップの使い方について事細かく書かれている教科書的な存在。自分に合いそうな使い方を取り入れていけばいいと思う。
最近は、読書のまとめとか、ブレインストーミングによく使っている。
そして今日、スケジューリングに使ってみたところ、非常に好感触だったのでメモしておく。
マインドマップを使った目標設定とスケジューリングの方法
その前に、マインドマップはもちろん紙に書いていくのもオススメだが、量が多くなってくるとA4用紙では収まらなくなってくるので、アプリを使うのを推奨する。
オススメなのは、iThoughtというアプリ。ただ、有料アプリなので無料のマインドマップアプリでも十分だと思う。
まず、中心に「1年間で達成したい目標」というテーマを置く。
そこから、ブレインストーミングの要領で思いつくままに目標や達成したい事柄を上げていく。アイデアを出すコツは、冷静に考えて無理な内容や馬鹿げてる内容でも書いてしまうこと。
そうして、ある程度アイデアが出てきたら、それに優先順位を付けていく。
優先順位の付け方としては、代表的な考え方は7つの習慣で言われる4象限モデルだろう。
1緊急で(自分にとって)重要なもの
2緊急だが重要ではないもの
3緊急ではないが重要なもの
4緊急ではないし重要でもないもの
1、3、2、4の順番に出てきたアイデアに優先順位をつける。
優先順位付けが終わったら、それを6ヶ月、つまり半年ごとの目標に2分割してみる。緊急度の高いものを中心に前半6ヶ月に目標を置き換えていく。緊急ではないが重要なものに関しては、その目標が時間のかかるもの、ある程度のスパンが必要なものであれば1年間の毎日の習慣として少しずつ行っていくタスクに設定してもいい。
半年の目標設定が終わったら、次は3ヶ月間の目標に同じように振り分けていく。
3ヶ月間の目標設定が終われば、それを1ヶ月ごとの目標設定に振り分ける。
ここまでくると、1年間の目標の時に出ていたアイデアが、より具体的で実行に移しやすいアイデアに細分化されてくるはず。
そして、さらに1週間ごとのタスクに分ける。そして、1日単位のタスクに分けてToDoリスト化してもいい。ただ、1日のタスクまで絞ってしまうと、達成できなかった時に習慣化できないリスクが生まれるので、1週間のタスクとして余裕を持たせておいた方がいい人もいるだろう。
マインドマップの利点は、視覚的にわかりやすい細分化ができること
最初の目標設定の段階で、大きすぎる目標や馬鹿げている目標を立てることをいとわないことが重要だと言った。なぜかというと、マインドマップによる目標設定のキモはその大きすぎる目標をより具体的な目標やタスクに細分化していき、目標達成のロードマップを作り上げる、というところにあるからだ。
大きすぎる目標、高すぎる壁に直面すると、どうやって到達すればいいのか、乗り越えていけばいいのかわからなくなり、行動をやめてしまう。そうであれば、より具体的で細かい目標を設定し続け、結果的にその目標に達することができればいい。小さな一歩を設定すること。その積み重ねで気づけば目的地に到達していることもある。
自分は拡散的思考の傾向が強いタイプだという自覚がある(暇があれば何か考え事をしているし、アイデアが出ては消えていくタイプ)ので、同じようなタイプの人にはマインドマップが適しているのかもしれない。
おそれいります、がんばります。