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美学・芸術学とか

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#芸術

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』読書ノート⑧

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』 第8章 聴こえる情動、感じる情…

SYM.
4年前
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論文まとめ 吉野巌・山田健一ほか「音楽鑑賞における演奏者の映像の効果 :― 音楽心…

読んだのでメモ。 簡単に内容を説明しておくと、演奏者の映像が楽曲の認知に及ぼす影響と、鑑…

SYM.
4年前
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源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』読書ノート⑦

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』 前回。 第7章 環境音から音楽…

SYM.
4年前
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Bence Nanay 『Musical Twofoldness』のまとめ

昨日、この論文を読んでいた。 音楽鑑賞における、音楽作品それ自体の鑑賞と、演奏の鑑賞とい…

SYM.
4年前
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源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と知覚の哲学-』読書ノート⑥

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と知覚の哲学-』 前回。 第6章 音を見る、音…

SYM.
4年前
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源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』読書ノート⑤

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』 これまでのまとめはこちら。 第…

SYM.
4年前
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源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』読書ノート④

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』 これまでのまとめはこちら。 第4章 心が動く鑑賞 本章では、情動が美的経験の重要な構成要素となっているという見解を提示している。 それというのも、情動を抱かず曲を聴いている場合、単に曲を知覚しているだけであって、曲を鑑賞しているとは言い難いように思われるからだ。人が何かを美的に経験し、それを美的に判断するときには、それを知覚するだけでなく、心を動かしていなければならないと考えられる。 このよ

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』読書ノート③

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』 これまでのまとめはこちら。 第…

SYM.
4年前
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源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』読書ノート①

前回書いたように、自分の音楽観に自覚的になるためには、これまでに論じられてきた「音楽とは…

SYM.
4年前
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S.K.Langer Philosophy in a New Key S.K.ランガー『シンボルの哲学』  読書ノート…

読むまでの経緯大学院を修了してから、ゼミの教授が以前研究していたS.K.ランガーの「シンボル…

SYM.
4年前
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主体と客体の「あいだ」、あるいは能動と受動が成立する場としての「中動」

最近の関心事は二項対立されたものの「あいだ」を考えることにある。 そもそも、どのようにし…

SYM.
4年前
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