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【 出雲記 】#1 旅のテーマ、そして きっかけ

『それぞれの神話を、人は生きる。
 そして、語る。』
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遠く、近く、
それを耳にすべき誰かのために。

他ならぬ、自分のために。

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そのために、
わたしたちは生まれるのだ。

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さてさて、書き始めから、
また日にちが空いてしまいました。


まだどこか、書いて表に出すことに
ためらいとか、こわさがあるのかな。


でも、書くことは、わたしの喜び。
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こわさも、躊躇も、そのままに。

わたしのために、楽しみながら、
徒然に書いていこうと思います(笑

間が空いての更新の今日は、神在月の終わり、
出雲では、「神等去出祭(からさでさい)」が行われた日。

出雲の地で神議りをしていた神々が、
稲佐の浜から旅立ち
各々がお護りくださっている地へと帰っていかれました。

そんな日に、やっと更新できるのも、
また何かのご縁、お力添えと感じます。

ありがたや。

✤ 出雲記:旅のテーマ



今回の出雲の旅のテーマは、『統合』

“統合” なんていうと、
ちょっとスピスピしい感じがして、

これもまた、出雲記を書くにあたって
ちょっと躊躇の原因になる言葉だったのですが、

旅に出る前から、やはりどうしても、
この「統合」という言葉は、
テーマになってくるだろうと感じていました。


「統合」は、人によって様々にとらえ方は違うかもしれませんが、
わたしにとっての統合は、

『わたしの知らない わたしに出逢い、
 自分のかけらを拾い集めていくこと』



そして多分、この統合の作業は、
ずっと生涯続いていくのだろうとも思います。

それほどに、
わたしたち一人ひとりの魂、精神、人格、感情は、

これまでの過去世、今、そして未来も同時に含む
とても深遠で、
尽きせぬ可能性を持っているものだから。


出雲への旅は、その前後の時間も含めて、
その、生涯続く「統合」というプロセスに
改めて気付くためのきっかけとなるもので、

その過程で、
わたしは様々な知らないわたしと、
見えていなかった
自分を取り巻くものたちに出逢いました。

そしてそれはまだ、
現在進行形で続いています。

なので、旅はとうに終わっているけれど、
まだこの出雲記の着地点は見えていません。

でも、見えていないながらも、
楽しんで、書いていこうと思います。


✤ 出雲記を読んでいただく上での注意事項



今回の旅の記録においては、
ちょっと不思議な流れや体験、
そして古事記、日本書紀などの
日本神話に登場する神々にまつわるトピック、
考察が出てくるかと思います。

書かれていることは、一個人熊木の体験であり、
それを通しての、熊木に見えている世界のお話です。

わたしにとっての真実を書きますが、
真偽を問うのではなく、
ひとりの人の物語としてお楽しみください。



今回旅に出るにあたり
事前に日本神話について学びましたが、

参考文献&情報は、

友人の紹介による出雲の神々に関する本一冊、

あとは、最近あちこちで話題の
TOLAND VLOGさんの動画にて
集中して情報を集めました。


TOLAND VLOGさんも
あちこちの動画でおっしゃっていますが、

どれだけ広い範囲で情報を収集したとしても、
どんな権威の方の伝授を受けたとしても、

人の数だけ解釈があるのが、
歴史、「真実と呼ばれるもの」
なのだと思います。

実際、彼らの動画の中でも、
原典としている文書によって、
神々の系図や、由緒、時系列が異なることが多々あり、

それを、
何が正しいかではなく、
様々な可能性、
パラレル世界として存在し得るものとして、
「エンタメとして楽しんでください」

TOLAND VLOGさんも仰っています。


わたしは、わたしの感覚として、
彼らから得た情報で
「わたしの世界では正しそうだ」と感じることを
採用していますし、

これから出逢っていく情報によって、
それが変わって行くことも
また、在ると思っています。


なので、わたしが書いていくことはすべて、
わたしが体験したことを通しての
現時点での独自の見解、感想であり、

史実であるか、学説的に正しいかは、
問題としていません。


「わたしの眼からの真実」
「わたしの見ている世界の物語」として、
書いていこうと思います。



なので、
とある旅の記録として、
ひとりの人間の神話として、
気軽に、楽しんでくださいませ。


**


✤ 旅のきっかけ



旅のきっかけは、4月の半ば過ぎの
家族のような、とある集まりの
友人たちとの、Zoom夜会。

おぼろげな記憶だけれど、
「久しぶりにファミリーで夜会したいよう」と
元締め(言い方)の京牟禮健人さんに
お願いしたことがきっかけで、開催されたように思う。
Kento.K(賜物図鑑)

その会の中で
翌月5月に出雲に旅することになっている
ファミリーのひとりである友人が、
「寝台列車で行くのがとても楽しみ」と
話をしてくれて、

その流れから何故か、

「智子さんも、出雲に行った方がいいと思う」

そう熱心に、
寝台列車での出雲行きを勧めてくれたのだ。

「わたしがこんなに熱くなってるってことは、
 多分行った方がいい、何かがあるのだと思う」


普段比較的クールめな物腰の彼女が
自分でそう言うくらいの熱心さで勧められた。


出雲に行こうなんて、思ったこともなかった。

まず行くなら、伊勢ではないか。
まだ、出雲より、近いし。

「いや、伊勢ではなく、出雲ですね。
 伊勢も行ってもいいけれど、
 出雲には、絶対行った方がいい」

「行くなら、10月、神在月ですね」

あれよあれよという間に、
夜会の終わりには、出雲に行くことになっていた。


まさかの、出雲。

ちょっと、呆然としたけど、
ほんの少し、ワクワク感というか、
何らかの「予感」も感じていた。





まだ旅にも出てないけれど、今日は、ここまで。
ㅤ ㅤ
終わんのかな、これ。
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ㅤ ㅤ
でも、今日は、ここまで(笑
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