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リニューアルされた気象庁HPからデータをダウンロードしてPythonで実況図を描く - ウィンドプロファイラ編 -

前回はアメダスのデータをPythonでプロットしたが、今回はウィンドプロファイラをプロットしてみる。

ウィンドプロファイラのデータは3つのJSON形式のデータが取得可能だ。

①観測所

https://www.jma.go.jp/bosai/windprofiler/const/station.json

観測所の名前、緯度経度、標高の情報。

{
	"47406": {
		"enname": "rumoi",
		"jpname": "留萌",
		"lat": 43.95,
		"lon": 141.63,
		"altitude": 23
	},
(以下省略)

②観測時刻

https://www.jma.go.jp/bosai/windprofiler/data/times.json

表示対象のデータの観測時刻(UTC)。

[
	"20210319063000",
	"20210319064000",
	"20210319065000",
	"20210319070000",
	"20210319071000",
(以下省略)

③観測データ

https://www.jma.go.jp/bosai/windprofiler/data/(観測所番号).json

観測データ。u、vは水平方向の風速(それぞれ東西、南北成分: m/s)、wは鉛直流(m/s)、heightは観測高度。'ard'がよく分からなかったが、例えば高度1000mの観測データに近いデータは'ard'が1000となっている。1000, 2000・・・と区切り以外は0になっているように見受けられる。このあたりは気象庁の資料からも読み取れなかった。

{
	"20210319063000": [
		{
			"u": 3.9,
			"v": -3.2,
			"w": -0.47,
			"height": 896,
			"ard": 1000
		},
(以下省略)

プロットするには③のデータだけでも十分だ。

実際に尾鷲のデータをPythonでプロットしてみた。

画像1

下記が気象庁のHPの同じ時刻のデータ。

スクリーンショット 2021-03-21 15.22.44

特に問題なくプロットできている。

気象庁から配信されているウィンドプロファイラのデータはバイナリーデータなので、これをプロットするのは面倒だったが、HPのリニューアルに伴い、JSON形式で入手可能となり、これまでよりも扱いやすくなった。

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