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PythonからGMT6.xを使って、天気図を作るのは時期尚早かもしれない
先日、PythonからPyGMTとpygribを使って天気図を作成する、をテーマに2つのnoteをエントリーした。
これをもとにして、自動色塗り天気図のBashプログラムをPythonに置き換えようと、機能ごとにクラスに整理したりして、プログラミングを進めていた。
ところが、現状のPyGMTを使って色塗り天気図を作成する上で、課題がいくつか浮き彫りになってきた。
具体的には、blockmean、grdvectorといった機能が現時点では使えなかった。
blockmeanは、等値線を引くためのデータの前処理として使っている。また、grdvectorは一部の天気図で風向風速をベクトルで表示させるのに必要になる。
と言うことで、BashからPythonへの置き換えは一旦保留することになった。
代わりと言っては何だが、Bashプログラムのまま、GMT4.xからGMT6.xに置き換えをすることにした。
一部オプションが変わっているので、そのあたりだけが多少調べるのが面倒だったが、リファクタリングもし、無事Bash + GMT6.xに置き換えられそうだ。
PyGMTを使うのが現状難しそうなので、何か他の方法でPythonへの置き換えができないか探っていた。その時、たいへん有用なものを見つけた。
MetPyという気象用のPythonモジュールだ。
実はこれを使えば、PyGMTを使わなくても、GPVデータから天気図を書こうと思えば書けないこともなさそうなのだが、今回は総合的に判断して、MetPyの使用は見送った。
ただ、このモジュールには、温位、相当温位、露点温度など、気象に関するいろいろな計算機能を提供してくれている。
将来、Python化するにあたっては、このMetPyはかなり有用なモジュールになりそうだ。
天気図の作図にあたっては、京都大学生存圏研究所の生存圏データベースのGPVデータを使用させて頂いています。
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