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【天体観測】2023年1月21日 冬の星雲

はじめに

2週間近く前の天体観測のことになるが、振り返りながらnoteにする。

週末しか星を見ることができない上に、快晴に近い天気でないと星を見るのに適さないし、さらには月明かりのないタイミングでないといけない。

そんなこともあって、昨年11月の皆既月食以来、天体観測をしていなかった。

夕方に暗くなり始めてから、外を見たら天気が良かったので、急いで天体望遠鏡を実家の庭にセッティングして19時過ぎから観測を始めた。

この日のターゲットは秋から冬の星雲

最接近を過ぎたけど火星が見頃だし、木星はそろそろ観望好期が終わろうとしているので、惑星を見たいところ。

ただ、実家には短焦点の屈折望遠鏡(ビクセンED81S)しか置いていないので、星雲、星団をターゲットにライブスタックしてみることにした。

オリオン大星雲M42

やはりこの時期一番撮影しやすそうなのでM42を撮影。ASI Studioがライブスタックした画像もあるが、各撮影画像を保存しておいて、あとでステライメージを使って画像処理してみた。

オリオン大星雲M42

短焦点の屈折望遠鏡で撮影しているとは言え、M42のような大きな星雲は惑星用の非冷却のCMOSカメラではセンサーが小さすぎて収まりきらない。

ただ、大阪の郊外の住宅街でQBPフィルターを使って、ここまで撮影できたのはかなり満足。

課題

短焦点の天体望遠鏡とはいえ焦点距離は625mm。惑星用の非冷却のCMOSカメラ(ZWO ASI462MC)だと、センサーサイズが小さいので大きな星雲、星団だと全体が入りきらない。

対策としてはセンサーサイズの大きな冷却CMOSカメラにするか、専用のレデューサーを使って焦点距離を短くするか。

前者は少なくとも10万円を超える出費を伴う。後者であれば数万円の出費で済む。ただ、惑星用の非冷却CMOSカメラではそもそも限界があるしな。

さいごに

M42以外にもいくつか撮影を試みたけど、バラ星雲やM45はM42よりも大きいし、画角に収まらなかった。馬頭星雲は露出が足りなかったかな。

惑星用のCMOSカメラでもそこそこ楽しめることは分かってきたけど、やはり冷却CMOSカメラがないとダメかなと思う。

冷却CMOSカメラの場合、天体望遠鏡(ビクセンED81S)にどう接続すれば良いのだろうとか、まだ疑問も多いので、もう少し勉強してから検討したい。

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