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「受容受動」の法則【2】坤為地(こんいち)/64卦

受容的な献身、静かな忍耐力、降伏、受容力、受動原理、自然反応、受動的な気、大地、消極的の【2】坤為地(こんいち)。


【~「易」に全てを帰納する~】。プロフィールに書いた言葉です。いろいろな現象や出来事、事例やデータには共通点があります。帰納するとはその共通点を探して言葉でまとめてみようという試みです。その帰納する言葉になるのが易(易経)の言葉です。


「一回読んだだけでは理解できない」というのは、易(易経)を学ぶ人には共通している悩みのようです。自分もそれで大分苦労しました(今でも苦労しています)。


学んでいると、たまに「これはこういうことなんじゃないか」と分かる瞬間があります。そうしてまた原文(漢文)と書き下し文を読んだりすると理解できたりします。


易(易経)を初めて知る人、また学びたいと思ってる初心者に、過去に初めて易(易経)を学び始めたときに自分が困ったこと、つまづいたこと、苦労したことなどを盛り込みながら書いていますので、興味がある人はどうぞ参考にしてみてください。


このNOTEは原文(漢文)と書き下し文を確認したい時などに参考にしてもらえたらと思います。


全部である64卦あるなかのひとつ2番目の【2】坤為地(こんいち)の原文(漢文)と書き下し文です。



【2】坤為地(こんいち)



『卦辞』

「坤、元亨。利牝馬之貞。君子有攸往。先迷、後得主。利西南得朋、東北喪朋。安貞吉。」
「坤(こん)は、元(おお)いに亨(とお)る。牝馬(ひんば)の貞(てい)に利(よ)ろし。君子(くんし)往(ゆ)く攸(ところ)有(あ)るに、先(さき)んずれば迷(まよ)い、後(おく)るれば主(しゅ)を得(え)。西南(せいなん)には朋(とも)を得(え)、東北(とうほく)には朋(とも)を喪(うしな)うに利(よ)ろし。貞(てい)に安(やす)んずれば吉(きち)なり。」

(こんは、おおいにとおる。ひんばのていによろし。くんしゆくところあるに、さきんずればまよい、おくるればしゅをえ。せいなんにはともをえ、とうほくにはともをうしなうによろし。ていにやすんずればきちなり。)



『彖伝』

「彖曰、至哉坤元、萬物資生。乃順承天。坤厚載物、德合无疆。含弘光大、品物咸亨。牝馬地類、行地无疆。柔順利貞、君子攸行。先迷失道、後順得常。西南得朋、乃與類行。東北喪朋、乃終有慶。安貞之吉、應地无疆。」
「彖(たん)に曰(いわ)く、至(いた)れるかな坤元(こんげん)、万物(ばんぶつ)資(と)りて生(しょう)ず。乃(すなわ)ち順(じゅん)にして天(てん)を承(う)く。坤(こん)厚(あつ)くして物(もの)を載(の)せ、德(とく)は无疆(むきょう)に合(がっ)し。含弘光大(がんこうこうだい)にして、品物(ひんぶつ)咸(ことごと)く亨(とお)る。牝馬(ひんば)は地(ち)の類(るい)、地(ち)を行(い)くこと疆(かぎ)りなし。柔順(じゅうじゅん)利貞(りてい)は、君子(くんし)の行(おこ)なう攸(ところ)なり。先(さき)んずれば迷(まよ)いて道(みち)を失(うしな)い、後(おく)るれば順(したが)いて常(つね)を得(う)。西南(せいなん)には朋(とも)を得(え)とは、乃(すなわ)ち類(るい)と行(い)けばなり。東北(とうほく)には朋(とも)を喪(うしな)うとは、乃(すなわ)ち終(つい)に慶(よろこ)び有(あ)るなり。貞(てい)に安(やす)んずるの吉(きち)は、地(ち)の疆(かぎ)りなきに応(おう)ずるなり。」

(たんにいわく、いたれるかなこんげん、ばんぶつとりてしょうず。すなわちじゅんにしててんをうく。こんあつくしてものをのせ、とくはむきょうにがっし。がんこうこうだいにして、ひんぶつことごとくとおる。ひんばはちのるい、ちをいくことかぎりなし。じゅうじゅんりていは、くんしのおこなうところなり。さきんずればまよいてみちをうしない、おくるればしたがいてつねをう。せいなんにはともをえとは、すなわちるいといけばなり。とうほくにはともをうしなうとは、すなわちついによろこびあるなり。ていにやすんずるのきちは、ちのかぎりなきにおうずるなり。)



『象伝』

「象曰、地勢坤。君子以厚德載物。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、地勢(ちせい)は坤(こん)なり。君子(くんし)以(もっ)て德(とく)を厚(あつ)くし物(もの)を載(の)す。」

(しょうにいわく、ちせいはこんなり。くんしもってとくをあつくしものをのす。)



『爻辞』



上六━ ━
六五━ ━
六四━ ━
六三━ ━
六二━ ━
初六━ ━〇

「初六、履霜堅氷至。」
「初六(しょりく)、霜(しも)を履(ふ)みて堅氷(けんぴょう)至(いた)る。」

(しょりく、しもをふみてけんぴょういたる。)
「象曰、履霜堅氷、陰始凝也。馴致其道、至堅氷也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、霜(しも)を履(ふ)みて堅氷(けんぴょう)とは、陰(いん)の始(はじ)めて凝(こ)るなり。其(そ)の道(みち)を馴致(じゅんち)すれば、堅氷(けんぴょう)に至(いた)るなり。」

(しょうにいわく、しもをふみてけんぴょうとは、いんのはじめてこるなり。そのみちをじゅんちすれば、けんぴょうにいたるなり。)




上六━ ━
六五━ ━
六四━ ━
六三━ ━
六二━ ━〇
初六━ ━

「六二、直方大。不習无不利。」
「六二(りくじ)、直方大(ちょくほうだい)なり。習(なら)わざれども利(よ)ろしからざる无(な)し。」

(りくじ、ちょくほうだいなり。ならわざれどもよろしからざるなし。)
「象曰、六二之動、直以方也。不習无不利、地道光也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、六二(りくじ)の動(どう)は、直(ちょく)にして方(ほう)なり。習(なら)わざれども利(よ)ろしからざる无(な)しとは、地道(ちどう)光(おお)いなればなり。」

(しょうにいわく、りくじのどうは、ちょくにしてほうなり。ならわざれどもよろしからざるなしとは、ちどうおおいなればなり。)



上六━ ━
六五━ ━
六四━ ━
六三━ ━〇
六二━ ━
初六━ ━

「六三、含章可貞。或従王事。无成有終。」
「六三(りくさん)、章(あや)を含(ふく)みて貞(てい)にす可(べ)し。或(ある)いは王事(おうじ)に従(したが)うも、成(な)すことなくして終(おわ)り有(あ)り。」

(りくさん、あやをふくみてていにすべし。あるいはおうじにしたがうも、なすことなくしておわりあり。)
「象曰、含章可貞、以時発也。或従王事、知光大也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、章(あや)を含(ふく)みて貞(てい)にす可(べ)しとは、時(とき)を以(もっ)て発(はっ)せよとなり。或(ある)いは王事(おうじ)に従(したが)うとは、知光(ちこう)大(だい)なればなり。」

(しょうにいわく、あやをふくみてていにすべしとは、ときをもってはっせよとなり。あるいはおうじにしたがうとは、ちこうだいなればなり。)



上六━ ━
六五━ ━
六四━ ━〇
六三━ ━
六二━ ━
初六━ ━

「六四、括嚢。无咎无譽。」
六四(りくし)、嚢(ふくろ)を括(くく)る。咎(とが)もなく誉(ほまれ)もなし。」

(りくし、ふくろをくくる。とがもなくほまれもなし。)
「象曰、括嚢、无咎、愼不害也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、嚢(ふくろ)を括(くく)る、咎(とが)なしとは、慎(つつし)めば害(がい)あらざるなり。」

(しょうにいわく、ふくろをくくる、とがなしとは、つつしめばがいあらざるなり。)



上六━ ━
六五━ ━〇
六四━ ━
六三━ ━
六二━ ━
初六━ ━

「六五、黄裳、元吉。」
「六五(りくご)、黄裳(こうしょう)、元吉(げんきち)なり。」

(りくご、こうしょう、げんきちなり。)
「象曰、黄裳元吉、文在中也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、黄裳元吉(こうしょうげんきち)なりとは、文中(ぶんちゅう)に在(あ)ればなり。」

(しょうにいわく、こうしょうげんきちなりとは、ぶんちゅうにあればなり。)



上六━ ━〇
六五━ ━
六四━ ━
六三━ ━
六二━ ━
初六━ ━

「上六、龍野于戰、其血玄黄。」
「上六(じょうりく)、龍(りゅう)野(や)に戦(たたか)う。其(そ)の血(ち)玄黄(げんこう)なり。」

(じょうりく、りゅうやにたたかう。そのちげんこうなり。)
「象曰、龍野于戰、其道窮也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、龍(りゅう)野(や)に戦(たたか)うとは、其(そ)の道(みち)窮(きわ)まればなり。」

(しょうにいわく、りゅうやにたたかうとは、そのみちきわまればなり。)