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#11 改めて、一体感

あきです。

今日は「分断」の話を書きます。

2016年に大嶋先生を知って、それからずっと先生の本やブログを読んできました。
その中で何度も出てきた「一体感」というワード。
一体感を感じることで、虚無の人は「凪」になれる。チューニングで人を癒やすことができる。淡々と物事を進めることが出来る……。

あれからたった数年ですが、今は新型コロナによって世の中は大きく変わろうとしています。
3密を避けること。ソーシャルディスタンスを守ること。オンラインミーティングの推奨、マスク着用の徹底。
ひとつひとつはごく小さなことですが、私の精神は確実に疲弊していました。
感染するかもしれないというストレス? この暑さでのマスク着用の負担?
どちらも正解だと思うのですが、ひとつ今日ひらめいたことがありました。
あ! 「分断」されてしまったことで、一体感を感じにくくなっているから、それがしんどいのかもしれないと。

一体感の対極にあるのはやっぱり、人と距離を感じる、わかり合えない、敵対するという意味の「分断」だと思うんです。
オンラインミーティングは、もちろん顔を見ての会話はできるけれど、対面ほどの「一体感」を感じるには難しい。
そして身体的な距離だけじゃなく、感染してしまった人。それに対する責めたい思い。自粛を声高に叫ぶ人。何かを敵視すること。
たくさんの人たちと一緒に、感情と経験を共有する時間が失われていること。
それらはすべて「一体感」という凪の状態から人々を遠ざけるものです。
そう考えると、このウイルスは心身ともにとてつもない影響を与えていると思います。

心にどうしたらいい? だからってさすがにすぐに何も出来ないよ!と聞くと「まずは気づくこと」という答えが返ってきました。
過剰に不安をあおるメディアからは距離を取ること。
このあたりの教養として、コロナ対策タスクフォースで公開されている「今週のコロナニュース」が本当に素晴らしいです。読み物としてもユーモアたっぷりで、ここ最近読んだ中で一番大好きな文章です。


後は湯船に浸かること。大嶋先生のブログでも「温泉に入る」というのがありましたね! お湯の中で、自分の感覚がゆっくり広がっていく感じを味わうのが良いみたいです。

そして一体感を感じるのが難しくなっているときほど、「言葉の力」を強く感じます。
こういうときこそ、やさしくも力のある言葉に触れたいし、発したくなりますね。
日々巻き起こっている暗示を、催眠の力を上手く使って、目覚めていきたいです。

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