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電話(業務)がコワイ

昔から、苦手でした。
仕事でも、電話応対がどうにも苦手。

一応、ビジネスマナーとしての訓練や、
秘書勤務のための講座では、電話応対で及第点をもらっています。
博物館に勤めていた際、電話での問い合わせに対応していたこともありました。

現在、技術職のサービス業となって十三年ですが、電話で予約をとることの多い仕事で、
実地での技術習得と共に、まずは慣れなければと、下積み時代、自主残業までして、勤務時間外の電話応対を引き受けていたことさえありました。
だから、最近まで問題はなかったし、苦手意識も克服できたと思っていたのですが……

勤務する店ごとに、予約の取り方や、合理性のルール付けの認識が異なり、
かつて手書き媒体で予約をとっていた現場では、過不足なくこなせていたものの、
今は、パソコン上で管理し、多くの媒体からのネット予約も加わってきて、

私はもともとが文系研究職で、一点集中型のタイプのため、
電話を受け、4つもあるネット予約画面を調整、飛び込み来客にも対応、ブッキングせぬよう、間違いないよう…などと、
一度に多岐にわたる作業を、一瞬の判断でこなすとなると、かなり混乱して、パニックになってしまいます。

もともと熟練型の技術者が多い職種ながら、
その、技術面とは別の、テクニカルな予約システムに年配者が適応できず、
今の職場には、若い人しかいません。
採用された初勤務日に、システムの説明をされた段階で、
「ムリです」と、三十分で辞めた人すらいるほど。

私は、職歴十三年のうち、最初の五年は、場数と経験を積むため、一年ごとに職場を変えていました。
ひとつのところで長く勤めることに意義のない、経験と実績重視の職種なので。

その、最初の五年の勤務先は、どこもシンプルな予約方法だったので、問題はなかったのですが、
今の職場には長くいるものの、時折、予約マニュアルが変更になったり、予約媒体が増えたり、
スタッフによってルール付けに差違があって、どうするのが正しいのか判断が難しい等など、
だんだん、ついていけなくなってきました。

苦手だと思うと、極度に緊張してしまって、よけいにうまく対応できなくなります。
本来の、技術業務とはまったく関係ない、片手間業務のはずの作業が、
今や、トラウマになるほど苦痛になっています。

現スタッフ内では長期勤務者で、年齢も上の私が、一番、システムについていけていない。
苦手だと周知されているので、若くて回転の早いスタッフに任せることが多いとはいえ、いつもそれで済むわけもなく。
代わりに、なるべく、他の雑務を引き受けてカバーしてるつもりですが、
肩身が狭くてしかたがない。

今の職場に長くいるのは、ここに勤務してから、自分や家族が病気などになり、
療養や付き添いで数ヶ月休む事態に、何度もなっていたのですが、
通常なら、こんなに何度も長期で休むことなど許されないところを、
自由シフトでそれを許してくれた職場だったから。
恩義もあり、働きやすくもあり、技術を認めてもくれていたので、ここに居続けようと思っていたのですが……

近年、古参の者が働きづらい業務が追加されたり、制約も増えてきて、順応しづらく、
得意分野も活かせなくなってきたし、

加えて、予約システムの煩雑さと、ミスできないプレッシャーでトラウマになるほど恐ろしくなった、電話応対。

疫禍で身動きとれない状況も落ち着いてきたし、
そろそろ次の場所を探す時期が来たかもしれません。

もともと電話は、仕事でもプライベートでも苦手で、
今はメールやメッセージアプリのおかげで、助かったと思っていたのですが…

予約システムに合わなくて、また苦手意識が蘇るとは。

技術職らしく、なるべくシンプルで人間らしい予約方法の場所、
逆に今どきは少ないのかもしれませんが、
なんとか探して、技術提供以外のプレッシャーを軽減させたい。

千手観音にならないと対応できないほど多岐でなければ、
普通に応対できる程度のスキルは、経験しているはずなのです。

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