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冬は旅どき

晩秋たけなわ。
今年最後の祝日も終わり、自粛の我慢を経た今秋もそろそろ、観光の賑わいも落ち着いていく頃でしょうか。

さて、観光はしなくても、混む時期をあえて外して旅するのを旨とする私、
やがて紅葉のシーズンが終わって落葉したら、
来年の桜が芽吹くまでの間に、やっておきたいこと。


山中や森の中にある史跡のフィールドワーク。

メジャーではない史跡の場合、けっこうな森や繁みの中だったりするので、
マムシ、山蛭、ムカデ、毒毛虫、スズメバチの危険が結構あります。

怖くて苦手なのもありますが、それ以上に思うのは、
本来は彼らの領域に、私という部外者が踏み込んでいくわけだから、彼らの次元を踏み荒らした末、お互いに不愉快な思いや、害し合うようなことにはなりたくない。
いつも山や森には、お邪魔します…と祈りつつ立ち入りますが、新参の人間は、ここでは“異物”なのだと肌で感じます。

なのでここ近年、繁みが枯れ、彼らが眠りの時期である真冬に、防寒をしっかりした上で、陽が高い時間帯に行くことが多かったのです。

秘境へ行くわけでも、そこまで過酷なところへ行くわけでもなく、主に近畿の里山ですし、
京都や奈良でも、冬期はシーズンオフで観光地でも空いてるから、旅費も安い時期。

冬枯れて風光明媚な景色でなくても、人も少なく自然も静まっており、
落ち着いて“その土地の素顔”と向き合えます

ただし、日の出日の入りが早いので、活動可能時間が短く、午後3時以降は街へ戻らねばなりません。
それ以降は、カフェか、駅の待合室で、執筆三昧。

12月中旬頃から3月中旬くらいまでの、期間限定、冬の旅。
今冬は、少しでも出かけられるかしら。

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