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〜ささがねの ゆらら琴のね~

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真琴とは、癒しの周波数を響かせる竪琴。 私は勾玉型の真琴と一心同体。共に、出かけ、旅をし、奏でます。 ふらりと出逢う、ささやかな史跡・神社仏閣等で、風を聴きながら無心に奏で、即… もっと読む
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記事一覧

催しごと告知

Facebookのイベントページ、こちらでシェアてまきるのでしょうか? 4/13(土)11時〜、音響波…

真琴と波紋音との、ひとりコラボ

私が魂を分けた音具たち。 勾玉型真琴と、波紋音とを、初めて共に奏でてみました。 横笛にし…

波動楽器眞琴・麻弦の「弓月(ゆみづき)」

眞琴・弓月。 三日月部分の麻弦の響きが素晴らしい眞琴です。 一年前、眞琴企画で初めて弾か…

令和5年 白笹稲荷神社様 新嘗祭斎行の日 光の動画

20231123 新嘗祭御神事・琴歌奉奏の日の動画。 夕陽の加減か、微妙な光の変化や、白い光の明…

11/29 葛木御歳神社様にて五十鈴たたら舞ご奉納に参加

〜しもとゆふ はづかしながら   かづらきの 神のみまへに 歌舞たてまつる〜 11/29 奈良県御…

11月のご奉納予定

私の活動告知というより、お社と、祭祀と、催しが秀逸なので。 11/23(祝・木)は、神奈川県…

新嘗祭ご奉奏

11/23 新嘗祭。 神奈川県秦野市・白笹稲荷神社様にて、 御神前でのおつとめをさせていただきました。 昭憲皇太后様御歌 〜さと人の とよ年いはふ 声すなり    いねのはつほを 神にささげて〜 9月以降、あまり声が澄んで出ない感覚があり、 10月末に風邪をひいてから、かすれることもあって、声に不安があったのですが、 久々の御神前でのご恩恵か、 琴の、常ならぬ響きが体中に染み入ると共に、 魂の底からの声が、ほとばしるようにあふれ出ました。 理屈や身体感覚としてではなく

ご奉納の姿を描いていただきました✨

私がご奉納しているところを、時間をかけて描いてくださったかたがいらっしゃいました。 昨日…

謡曲『菊慈童』即興舞踊 秋例祭宵宮ご奉納

令和5年9月22日 東京都北区西ヶ原・七社神社 秋例祭の宵宮 百桃会及び七桜会による恒例の神…

重陽・菊…またしても?

もうだいぶ過ぎてしまいましたが、近々、能楽『菊慈童』の演目をテーマにするので、 書いてお…

天地人・楽器の響き 〜原始の石笛を含む〜

楽器を、神聖な音具として、序列ではなく意味合いとして、天地人にたとえると、 天・・・弦 地…

待つ虫のひとり音

松虫の 夜露をのみて ひとりねの 琴かきいだき 笛に口づけ

御神木の大楠に琴を奏上した時、真紅の目のような光が出現。

画面上部を見つめていてください。 龍神の赤い瞳のような、ふたつの光が、次第にくっきりと浮…

再生

謡曲『松虫』と即興舞踊 ネパールの横笛(Antic Nepali wooden flute)付

8/6 東京都北区・七社神社様にて、平和祈念鎮魂のご奉納。8/6 東京都北区・七社神社様にて、平和祈念鎮魂のご奉納。 「亡き人を悼む」をテーマに、謡曲『松虫』の謡いを、即興で舞っていただきました。 舞人:青柳ひづるさん 謡・笛:瀧里しひな 今回、能管の代わりに、ネパールフルートを吹いてみましたが、ヒシギの代わりはムリがありました💦 能管の力強さと息吹は、さすがに能管でしか出せません。他の笛では音が割れるか、力が余って音が抜けた感じになる。 残された者が、亡き人を恋う祈り… それを思った時に、能楽の中でも特にクセ謡が好きな、この『松虫』の詞章を思い起こし、 ご奉納に採用することにして、 先日、noteに書いた原稿は、これに先立って、思いついて書いたものでしたが、 https://note.com/sylphid/n/nd231a844ec41 『松虫』でも『魔道祖師』でも、逝ってしまったほうは、すでに別境地になっており、残した友人のことを、あまり頓着していない印象があります。 『魔道祖師』のほうは、主人公が死ぬ時は、そこまで友人を深く意識しておらず、死なれて残された側にのみ深い悔恨が残って十数年過ごし、主人公が蘇ってから改めて成就しているので、めでたし…ですが、 『松虫』のほうは、松虫の声に誘われ別次元に昇華したように亡くなった友人を、残されたほうが恋しく想うあまり、後追いしてしまったため、もう同じ蓮の上で再会もできず、念ばかりが残されて彷徨う、報われない哀しさが歌われます。 残された者は、孤独と寂しさに苛まれるけれど、 残されたこの世での時を、大切に、想いを抱きしめながら、天命を果たすことが、亡き人のためと思います。 いつかの世で、また出逢うために。