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投影のあとさき

君と ぼくは

目を合わすことが難しい

ビジネス的な時にだけ

表面的に見つめ合うのが 言わずの法則


そんな時だって ぼくは厄介なくらい臆病だ

ぼくの外側に 全く興味のない君が

ぼくの中身にも 1㎜も興味がないと

知らされるのが怖くて

わざとピントをずらして

白目だけ見てる

出来るだけ ぼんやりと

ただ出来るだけ ぼんやりと


君との話したいことは いつも迷子になる

好きになり過ぎると 結局

息苦しい時間だけ 望まず積もらせる

そしてそれは 回れ右へと繋がっていく

君はぼくとは違うけど

ぼくが君だったとしたら そうだろなと思う


極論たぶん  “話したいこと” なんてない

君といると 頭が追いつかないから

心が震えているのを隠すので 精一杯

隣にいられるだけで もう充分

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舞い上がる炭酸の粒のように

募った想いは 固まって

氷になって浮かべられ

それから溶けて 影になる





誰にも言えない 想いの秘密

きっと影すら交わらないね

そんなことたぶん

ずっと前から知ってる




































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