原宿のベトナム料理店に行って思ったこと

平日の夕方、原宿のベトナム料理店に入った。大衆的、つまり安い店だ。
椅子もテーブルもプラスチックの安物。照明は暗め。清潔感は無くもないが、あるわけでもない。

店に入ってすぐのところで店員の男性に「何人?」と聞かれ、「どうぞ」と言われ店内に通される。40代くらいのベトナム人。よれよれのTシャツ、カタコトに近い日本語。清潔感は無い。

「フォー、ひとつ」と注文すると、「なに?」と聞き返された。すごく感じの悪い態度で。口の動きが、ガムを噛んでいるように見えた。本当のところは分からないけれど。
「フォー」ともう一度言うと、軽く頷いただけで行ってしまった。「ああ」と微かに言ったような気もする。すごく感じの悪い態度で。
俺、仕事嫌いなんだよね、めんどくせえな、っていう気持ちがだだ漏れている。

昔、新宿のトルコ料理店に行った時も同じだった。
中年の恰幅の良い女性、おそらくトルコ人、が突進に近い勢いでどしどしと歩きながら料理を持ってきて、テーブルに皿をバン!と置き、またどしどしと去って行った。めちゃくちゃ不機嫌に見えた。仕事めっちゃ嫌いそう。

彼らのような、一部の外国人労働者の勤労意欲の低さと接客態度の悪さは、なんでなんだろうと思ってしまう。
彼らにとって客は敵なのか?
他人がそんなに嫌いか?
あるいは日本人が嫌いなのか?

仕事が嫌いな気持ちは分かる部分もあるが、なにもそこまで人を不快にさせる態度を取ることはないんじゃない?と思ってしまう。
ニコニコしろとは言わない。客のほうが偉いとも思わない。でも礼儀ってあるじゃん。

ベトナム料理店の男性に関して言えば、従業員のベトナム人同士で楽しく談笑していたので(絶対に仕事に関係のない話を。店内で)、仲間には優しくするらしい。
ちなみにご飯は普通に美味しかった。感動するほどでもなく、普通に。

こういう店自体を否定するつもりはない。たぶん、こういうぶっきらぼうな店が好きな人もいるんだろうな。

そういえば、新宿のお好み焼き屋の男性店員、たぶん中東の人、はとても感じの良い接客をしてくれた。


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