ヤガタ

愛してるだなんて簡単に言わないで、

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遺書

今日は9/1 夏の終わりとも言える季節になってしまった。 やっていたバンドは活動休止、待ち構えるのは受験勉強。思えば1年前は何もかも失っていた。ずっとひとりぼっちだった。何度も命を断とうとしたし、死んでも良いって心の底から思っていた。 それでも僕は、気まぐれでバンドを組んだ。たしか9/23とかそこらへんだったと思う。どうせすぐ解散するかゆるく続けていくんだろうなと皮肉った感じで続けていたバンドはなぜだか本気で打ち込むことができた。不思議なくらいに。このメンバーならどこまでもい

    • 天井

      僕の部屋の天井には少し段差があって、そこをぼんやりと眺めるのが好きだった。 何も余計なことを考えなくても天井はそこにいるしどれだけやりきれない気持ちを天井にぶつけても何も返ってこないから。 もっと言うとクボタカイを聴きながら天井を見るのが好きだった。 エヴァンゲリオンのサブタイトルで「見知らぬ天井」というのがあるけど、見知らぬ天井を見るのは僕には苦痛だと思う。少なくともあまり気分のいいものじゃないだろう。 でも僕はあなたと眺める天井は、悪くないと思えたよ。最悪だと思ったよ。

      • 僕はふと思ってしまった。 今まで背を焼かれるように人生という道のりを18年間も走り続けてきた。となると僕の人生はこれからもずっと"何か"に追われながら生きていかなければならないのか? 考えているだけで恐ろしくなってくる。 今でさえも、僕は何か文字を書かなければいけないのだという奇々怪々、摩訶不思議な切迫感あるいは焦燥に駆られて文字を書き続けている。 ではこの追われる感覚からはどう逃れれば良いのだろうか。そう!自殺だ!自殺しかないのだ! 首を括れ!煉炭を燃やせ!屋上ないしは崖

        • 昔日、或いは某日のこと

          僕には昔インターネットで知り合った友人がいました。Twitterの昔のアカウント(もう今は消してしまった)ではそれなりに仲が良くdmでも会話することがありました。 その方(以降Aくんとします)のことをふと思い出しました。その子は幼かった僕を置いて死んでしまいました。 dmである日、保護者を名乗る者から報告を受けました。 それがAくんの悪ふざけだったのか、はたまた本当なのかは今となってはもう、確認することも叶いません。 死んだ時はかなり驚いたけど、思いの外悲しいとか落ち込んだり

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          ボーイ・トーイ

          魅力のある若者になりたかった。 しかしながら、僕には渋谷を歩く才能はおろか新宿を歩く権利すら得ることができなかった。  いったいここからどうすればいい? 立ち止まって得た自由は誰も道を指し示してくれない不自由で、やっと見つけた休憩所は僕の孤独感をより一層掻き立ててくる。 いったいどうやって進めばいい? もう僕にはわからないよ。 どこに行けばいい? 誰がおすすめした道を行けばいい? どうやったら間違えない? 思えば進んできた道は間違いだらけだった。 いじめられたのだって

          ボーイ・トーイ

          あなたの世界で見える色が正解だからね。

          この言葉は無気力だった中学生時代に美術の先生が掛けてくれた言葉。 ずっとたいせつにしてきた言葉。 僕を色付けてきた言葉だった。 時として見失ってしまうこともあるけれど秋になるとふと思い出す。 この言葉にずっと救われてきた気がしている。 あの先生はもう母校にはいないけれど、きっと昔の僕のような学生を助けているに違いない。おばちゃんだったけれど、陽だまりのような優しい先生だった。めちゃくちゃな絵を描いても決して否定せず、楽しそうに見ていてくれたなぁ。 またあの先生に会いたいなあ。

          あなたの世界で見える色が正解だからね。

          九月

          九月になってしまった。紛れもなく秋の風が僕の肩を撫でている。 1年前とは違う気持ちでこの季節を迎えている。でもたしかに同じ絶望かもしれない。 これから一体どうやって進めばいいんだろう。 これからどうやって生きていけばいいんだろう。一体いつまでこの禅問答を続けなきゃいけないんだろう。 禅問答とはいってもソモサンと言ってもセッパと返してくれる人はいないのだけれど。 立ち止まることはずっと死ぬことだと思ってた。マグロかよって思うかもしれないけど、立ち止まったら誰かに今の立場を奪わ

          今日のこと

          今日ははじめまして。という僕がどん底にいた時に組んだバンドで超久しぶりの練習をしました。お昼に集まってガストで昼食を食べて、横浜にあるスタジオペンタで3時間練習しました。普段のバンドならみんなギスギスするような内容でしたが、和気藹々としたムードで3時間過ごせました。練習が終わると、みんなでスイカ割りをしました。相変わらず情けない私は上手く割れませんでしたが楽しかったです。 その後みんなでラーメンを食べに行きました。最近の話や解散の話、愚痴なんかも出ました。それでも楽しかったで

          今日のこと

          タイトル未定

          学校という場所は「悪」なんだって誰が決めたのだろう。きっと学校に馴染むことができなかった人が強がって言ったに違いない。 現に私がその1人であって、カスみたいな人がいれば仏のように優しい人だってクラスルームにはいる。 今日久しぶりに学校に行った。 クラスにはおとなしい人が大半だったけれど、1人だけ授業中にも関わらず大声を出してクラスメイトに暴言を吐いたりする人がいた。 私はそれが怖くて。お昼は外に出てご飯を食べた。いわゆるボッチ飯というやつだね。 そこで色々なことを思い出した。

          タイトル未定

          この頃の話

          みなさまは小さい頃お祭りや、コンビニに行った時の300円以上するものに何か幻想のようなものを胸中に秘めたことはなかっただろうか。 私も幼い頃はそういった感覚を持ち合わせていたことを覚えている。たしかに覚えていたはずなのだが、この頃はコンビニに行ってもお祭りに行ってもときめくものがない。季節限定の商品を見てもときめくことができない。それに付随して曲すら書けなくなってしまった。 見たことのない景色なんて、もうあまりこの街にはないし、あの子が住んでいる街の景色も、もう忘れてしまった

          この頃の話

          今日見た夢の話

          夢というのは不思議なもので〜なんて前書きはいらないですよね。 今日は珍しく不思議な夢を見ました。  気がつくと私は寂れた廃ゲームセンターのような場所にいました。人はまばらにおり、各々好きなことをしていたようでした。私はなぜか持っていたお金?のようなものを握りしめて何世代も前のCRエヴァンゲリオンを打っていました。それが本当に実在するのかは分かりませんが黄色の筐体でした。当たると右打ちをせずとも球が出る仕様でしたが、交換の仕方が分からずすぐにやめたと思います。 特に記憶に残っ

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          回帰するべくして、共騒は遠鳴りの夏へ

          まずは、移ろう季節とあなたに共通点を見出してみようと思う。わけだ。あなたの髪型が変われば季節が変わるし、風が鋭くなればあなたの髪も長くなることだろう。 そう考えるだけで私は季節がパッとモノクロームからセンセーショナルな色づきをもってして現実へと引き込んでくれる。 たとえ思い出す景色はセピア色だったとしても、その時の光景は極めて鮮やかな色を持っていたのだろう。 果たして僕の左目の半分は黒に覆われているのかそれ元より眼球が削り取られてしまっているのか。 僕の濁った脳みその中にあ

          回帰するべくして、共騒は遠鳴りの夏へ

          デスアクメ摩天楼

          俺ってやつはさあ!どうでも良い時に自分の感情に任せて誰かを傷つけてさ! ほんまに何がしたいんやろな!悲しいからもう誰とも会わなくて済むような場所で誰とも会わずに生活したい。 もう死にたい。てことでワイ!失踪します!みんなありがとう! おつかれさまくらい言ってくれよな! じゃあな!

          デスアクメ摩天楼

          僕の脳が濁っている話

          自殺は人間に与えられた特権らしい。 そもそも生物学的には自殺なんてプログラムは非効率的すぎて採用されていないはずなのに、どうしてか人間は唯一死を選択できる動物になった。それは恐ろしいことでもあり、また愉悦でもあると思うんだ 中央線に飛び込む夢を見たことがある。 なぜだか私にはそれが他人事だとは思えず新宿駅の中央線のホームで1時間ほど潰したが体が自動的に動くわけでもなく誰かが止めるわけでもなかった。 人は案外冷たいもので自分と関係がないことならとことん無関心なんだよね。 目の前

          僕の脳が濁っている話

          誰にも会いたくない。

          先生、僕は無価値な人間です。 他人に天才だとかいい人だよね、と言われていないと自分を保てないのです。 本当は気づいています。僕は1人じゃ何もできないし、大した容姿もなければ、学もなく、精神まで蝕まれているときた。 誰かぼくを模って。 今まででかたどられたものが一つでも欠けてしまったら、それは僕じゃない! 窓から朝がやってくるたびに僕は僕の輪郭が変わっていることに気づいているんです。 本当は全部わかってるんだよ。 誰も見向きもしないってこと! 誰も僕に興味ないってこと! どう

          誰にも会いたくない。

          花火がしたかった。

          花火というのは不思議なもので、夏にやるものというイメージが強いが冬にするのもまた乙でほどよいものだと思うわけだ。 特に私は手持ち花火が好きで、夏になるとなんの気も無しについつい買ってしまう。 近所の公園で花火が可能所もあるが、私は常々家のベランダで手持ち花火ではなく、線香花火をするのが恒例となっている。 ぱちぱちと弾ける閃光の部分はあつくないんだってさ、と友人が教えてくれた。 僕はこの言葉をいつかきっと自分よりも大切だと思える人に伝えたい。 今年は花火が咲かないらしい。

          花火がしたかった。