CL愛知(3/28)に向けて。環境考察と、デッキレシピ紹介・解説。
どうも、シャロン( @syaronalex )です。お久しぶりです。
YouTube始めたので是非見てください。ポケカの動画もたくさん出してます。
CL愛知は落選でした。
去年のCL愛知も落選しているので、相性が悪いですね・・・。
とはいえ横浜は出場しているので、仕方ないです。
(記事書いてないですが、だんのうらさん達と調整した結果強い人はルカメタか3神で来ると思ったので、マルヤクデVMAX使いました。DAY2には進出してベスト128でした。インテレオンに轢かれました。)
今回の記事ですが、CL愛知の抽選が出る3/12までは、自分がチャンピオンズリーグに出れると信じていつも程の熱量ではないですが練習したので、「現時点での」考察を備忘録として書き記していこうと思います。
「現時点での」とアピールした理由については、疑問を感じながらも未検証の部分がまだあるからです。
いつもの練習方法は、疑問を一つでも感じたらひたすら数をこなして詰めていくという感じです。
例えば今回で言うと、新規の「ナゲツケサル」が入ったあとの「連撃ウーラオスVMAX」に対してベンチバリアミュウの必要性があるデッキ・ないデッキの区分がまだ出来ていないです。
なので、この記事を読んで頂く方には「この記事を読んだ上で、それ踏まえて練習して、結論を出して欲しい。」という思いがあります。
(もちろん自分もこの記事の後も練習しますけれど!)
改めまして本記事では、
①環境予想
②明日がCLなら自分が使うデッキ、その解説
③この後どう調整していくか
④その他有力デッキのサンプルレシピ
この4点を解説していきたいと思います。
①環境考察
Bレギュレーションが使えなくなり、レギュレーション変更があってからはずっと緊急事態宣言により参考となる大会があまり行われていません。
PTCGO(海外のオンラインでポケカ出来る公式アプリ)でも、一撃ファイター連撃ファイターは未実装だったり、一部のBレギュのカードが使えたりで参考には出来ません。
しかしながら、大会を開催してくれている店舗さんや、リモートで大会を開催してくれている方なども一部いらっしゃいます。
そういった少ない情報から自分なりに整理していきます。
・ポケカードラボ 店舗の大会結果をまとめてくれています。
・凱杯(Yoshi Cup)@YoshiCup_TCG リモート大会を開催しています。
・台湾の大会、台湾高雄 Regional 日本の現行レギュと同じフォーマット。
他にも、自主的に環境をまとめて見やすい画像で紹介してくれる方もいます。
こういった情報を踏まえた上で、自分の練習と当て嵌めたTierリストが以下となります。
Tier1 ビクティニVMAX 3神ザシアン
Tier1.5 レッドパーフェクション 連撃ウーラオスVMAX
Tier2 ムゲンダイナVMAX 一撃ウーラオスVMAX
Tier3 アーマーガア、ドラパルト、マルヤクデ、マッドパーティ 等
※実際の分布予想で言うと、新弾のカードであり人気等も加味して「一撃ウーラオス」「アーマーガアVMAX」辺りは1つ上のランクに行く可能性が高いです。
・ビクティニVMAX
「2エネ220ダメージ」という驚異のコストパフォーマンスで攻撃してくる、「溶接工に頼らない炎デッキ」という新しいジャンルのデッキ。
現環境がVMAX環境である中で、「先攻2ターン目に、ボス+ダイビクトリーで相手のエネルギーのついたポケモンVを倒す」という説明不要の紛れも無く最強の動きを容易に達成してくる。
全てのデッキはこの動きをされた上でビクティニVMAXデッキに勝つ動きを用意する必要があり、相手の条件に対して割の良い条件が無い。
ビクティニVMAXが単体で性能が完結しているせいで、デッキの組み換え幅を非常に広いものとなっており、「V,VMAX」を軸としないGXデッキ相手は別のポケモンで戦うという戦略の移行も容易。
一番に考える、「水タイプのGXデッキであれば対策出来るのではないか」という考えで考察すると、カードプールに存在する水のGXのあまりの弱さに絶望する。(一番マシでカメポチャ・・・弱すぎる・・・。)
次に水のVMAXデッキを考えるも、結局VMAXである以上「先2ボスダイビクトリー」でたねポケモンを狩られてしまったり、攻撃するためのエネルギー供給にモタついてる間に盤面が半壊していたり、サブアタッカーに採用されているミュウツー&ミュウGXに対して弱点を突けずに負けたりする。
そもそもビクティニVMAXデッキには勝てる水デッキが完成しても、どうしてもデッキパワーが足りずに他の環境デッキに勝率が安定しなかったりすることもある。
レシリザ王者時代から続く、水不遇の伝統である。
デッキの難易度が高くないという点、組みやすいデッキであるという点を加味しても今大会のNo.1シェアとなる可能性がある超有力デッキです。
・3神ザシアン
説明不要ですね。何年こいつと戦ってるのかわからなくなってきた。
環境の高速化に伴って、デデンネGXやクロバットVを使ってデッキを回さないと土俵にすら立てないというゲーム感の中、そいつらを倒すだけでゲームが終わるという根本的に強すぎるカード。
後2か先3でこのポケモンを倒せないとほぼ負けなのはレギュレーション変更の後も変わってません。
ビクティニVMAXよりもデッキ構築や選択の幅を狭めている超強いデッキ。
最新弾では「やまびこホーン」を使った理不尽な展開も選択肢に。
特に構築も大きく変わっていないため、今までの練度を持ち越せるという点で使用者が多い可能性が極めて高く、しかも実力者が他のデッキに比べて多そう。
・レッドパーフェクション
現状のシェアはそこまで多くないけど、環境考察が進むに連れてシェアが増えていくと思っているデッキ。
現在数の少ないGX軸であるという点で、環境トップのビクティニVMAXデッキに対しての評価をすることが出来る。(後述)
また、元々苦手としていたムゲンダイナVMAXデッキに対して超優秀なカウンターカードである「ガラルサンダーV」を手に入れた。
(元々、ネギガナイトVだったりドサイドンVなんかが入ってたりするレベルだった。)
ビクティニVMAXデッキにミュウツー&ミュウGXが入ってる構築
レッドパーフェクションにビクティニVMAXが入ってる構築
があるが、オーロラエネルギーが入ってるか入ってないかで区別する。
・連撃ウーラオスVMAX
新弾で唯一デッキの基本的な部分で強化をもらったデッキタイプ。
ナゲツケサルの登場により、望遠スコープと合わせてキョダイレンゲキが180ダメージ出ることで、しっぷうづきの150と合わせて330ダメージを綺麗に作り出せるようになった。これは非常に大きな強化である。
特にビクティニVMAXデッキはヒート炎エネルギーによりHP330となっていることが多く、それに対してのダメージ調整がしやすくなったのは大きい。
これも色々な形があるが、現環境ではドラパルトVMAXと組み合わせた形がベストだと思っています。
理由としては、ミュウがきつすぎる為。基本的にミュウをボスで狙って落としていくところから始まるのがきつい。
また、ビクティニVMAXデッキにもミュウツー&ミュウGXが標準搭載されているこの世の中、ドラパルト型であれば、弱点を突いて綺麗に対処することが出来る。
グズマ&ハラで望遠スコープを確実に持ってくるタイプの構築や、バシャーモVMAXやモミと組み合わせたタイプ等幅広い構築が組めそうなので開拓の余地かなりあり。
・ムゲンダイナVMAX
一撃連撃デッキの台頭に加えて、ガラルサンダーVの登場や(あまり関係無いですが)セイボリーの登場で立ち位置が危ぶまれているデッキです。
しかし「ガラルファイヤーV」の登場によるデッキの強化には目をみはるものがあり、これまで唯一の弱点と思われていたエネルギー加速手段が無いことによるエネルギー事故への耐性を手に入れたことになります。
環境から消えたと思い油断をしていると、このデッキのポテンシャルの高さを思い知ることになります。
・一撃ウーラオスVMAX
個人的な評価は世間一般に比べて低めかなと認識してます。
単純明快で強いデッキですが、リセットスタンプの耐性が低くベンチ枠にも余裕がないため、デッキコンセプト単位で見た目以上に後半の要求値が高いデッキという考えです。
とはいえ、単純明快である点や新しいカードである点などを加味しても数は多いと思いますし、上位の一部のデッキに強いということもあり多く見られるデッキになると思います。
以上が、シャロンの考えるTierリストとデッキに対する一言コメント(一言か?)になります。
②明日がCLなら自分が使うデッキ、その解説
ズバリ、ビクティニVMAXです。
デッキ選択の理由としては、勿論Tierリストでも解説した通りデッキパワーが非常に高い点と、弱点を突かれづらいカードプールである(→当たり運に左右され辛い)ことです。
他にも、
・先手時の強力な勝利パターンが存在する
(先2ボス→ダイビクトリー)
・後手時にも強力な行動が存在する
(ひろがるほのお展開、溶接工からの後手1アタック 等)
といった要素を強く評価しています。これはチャンピオンズリーグという長丁場において「毎回難しい試合になる事で体力を削られたり」「運悪くジャンケンに連続で敗北してしまったり」等という要素は常に付きまとう問題ですからね。
次にデッキリストです。
以前にYouTubeでも紹介していますが、その時から構築に変更を加えています。
・デッキリスト
ビクティニVMAX 3
ビクティニV 3
ミュウツー&ミュウGX 2
ヒードランGX 1
リザードンGX 1
レシラム&リザードンGX 1
デデンネGX 2
クロバットV 1
ワタシラガV 1
オドリドリGX 1
ミュウ 1
クイックボール 4
ポケモン通信 3
しんかのおこう 1
プレシャスボール 2
リセットスタンプ 2
ポケモンいれかえ 2
ふうせん 2
ツールジャマー 1
ツールスクラッパー 1
溶接工 4
ボスの指令 4
博士の研究 2
巨大なカマド 3
ヒート炎エネルギー 3
基本炎エネルギー 9
・ビクティニVMAX,V 3-3
・ミュウツー&ミュウGX 2
メインアタッカーであるビクティニVMAXラインを3:3に減らし、サブアタッカーのミュウツー&ミュウGXを2枚に増やしました。
理由としては、これだけビクティニVMAXがメタゲームの中心であることを考えると、ダイビクトリーに対して強い「GX」軸のデッキや「3神ザシアン」が数を増やすと考えたからです。
・リザードンGX
この採用も同様の理由です。「GX」のポケモンはフレアドライブGXを耐えられませんので、メインアタッカーであるビクティニVMAXとサブアタッカーであるミュウツー&ミュウGXを臨機応変に使い分けて戦っていくことになります。
・ヒードランGX
ヒートボンバーGXが、非常に強力です。
1エネ50、2エネ100で打てるワザという認識も持っておくと世界が広がります。
ビクティニVMAXで攻めているときに、溶接工は使えているけどボスが無く、ベンチにエネルギーがプール出来ているけど相手のバトル場のVMAXを倒せない。そんな状況が多々ありますが、そういった時に活躍します。
他にも、後攻時に「ひろがるほのお」を使ってエネルギーをガッツリ加速出来た時なんかもとても強力ですね。
・レシラム&リザードンGX
このカードやっぱ強い。ミュウツー&ミュウGXのワザ選択肢が3つも増える上に、3エネ200のワザは後攻1ターン目からも使ってサイドを取りに行けたり性能面も抜群。
本体で戦うことも多々。特にミラーマッチでは、ミュウツー&ミュウGXで攻撃し始めると相手のミュウツー&ミュウGXにワンパンされてしまう危険性がありタイミングが難しいため、このカードで攻めていくことが重要になるケースが多い。
・デデンネGX 2
・クロバットV
・ワタシラガV
特性パーフェクションの性質上手札をトラッシュしていくことは重要で、プレシャスボールとの兼ね合いもあるのでデデンネGXは2枚採用。
1ターンにデデチェンジとナイトアセットどちらも使う展開があるので、クロバットVも採用しています。
ワタシラガVは、クイックボールやポケモン通信がボスの指令になる事が一番強いので採用しています。
・オドリドリGX
個人的にこのカードが入っているかいないかで、構築の練度が見抜けるのではないか?と思うくらいに、練習の結果このカードが現環境で必須レベルであると思わされた1枚。
このデッキは性質上、相手のVMAXポケモンを無視しながらサイドを2-2-2で取り進める動きがとても強く、ということはつまりサイド残り2のタイミングで「リセットスタンプ」を使われてボスの指令が引けない展開に陥ると一気に瓦解してしまう危険性があります。(後述しますが、この観点から現環境ではリセットスタンプの重要度がこれまでに比べても特に高いと考えています)
それを埋めてくれるのがこのカードで、ゲームの中盤で必ずベンチに展開したいポケモンです。
・ミュウ
このカードに関しては、まだ確定採用と言い切れる枠ではありません。
というのも、本記事の③で説明予定ですが、「ナゲツケサル」登場後の連撃ウーラオスとの調整を詰めきれていないためです。
もし、ミュウ無しで、ミュウツー&ミュウGXの存在のみで相手の連撃ウーラオスVMAXデッキに高い勝率を見込めるのであれば別のカードに差し替えるべき枠だと思っています。
しかしワザ「サイコパワー」もこのデッキにとっては重要な打点であったりすることも多いので、なんだかんだ採用になる気はしています。
・クイックボール 4
・ポケモン通信 3
・しんかのおこう 1
・プレシャスボール 2
長丁場を戦うに当たって、ボールは多ければ多いほどいいです。(本当か?)
しんかのおこうは、ビクティニVMAXとリザードンGXを選ぶことが出来ます。
・リセットスタンプ 2
現環境はゲームスピードが非常に早く、「理想のサイドプランを通した方が勝ち」というのはポケモンカードの鉄則ではありますが、以前に比べて1ターンの猶予もないケースが多いです。
その点で、リセットスタンプはその猶予を貰える環境唯一のカードというレベルで考えていて、ほとんどのデッキにおいて1枚は採用はほぼ無しかなというところまで来ています。
特に環境トップである「3神ザシアン」「ビクティニVMAX」の3:3プランと2:2:2プランがあまりに強く、これを突き崩すためにも2枚採用となっています。ゲーム中に1度は必ず打ちたい、そんなカードです。
・ポケモンいれかえ 2
・ふうせん 2
基本的に常に前にビクティニVMAXが出張っているはずなので、入れ替え札は最低限の採用です。
・ツールジャマー 1
・ツールスクラッパー 1
大きなお守りのついたポケモンV(ダイビクトリー圏外となる)や、大きなお守りのついた3神(フレアドライブGX圏外となる)に対して使っていくことが重要なので道具妨害を2枚採用しています。
ツールジャマー2でもいいかも知れません。
・溶接工 4
・ボスの指令 4
・博士の研究 2
ビクティニVMAX特化の時は溶接工を減らす選択肢もよぎりましたが、ミュウツー&ミュウGX軸で戦っていくゲームプランも多いので今は無しです。
ポケギア3.0は個人的に評価が低いです。
・巨大なカマド 3
パーフェクション達成の為にも活躍します。
・ヒート炎エネルギー 3
・基本炎エネルギー 9
ヒート炎エネルギーの採用が0~2等の構築も見ますが、個人的には3~4です。
理由としては、ムゲンダイナVMAXやレッドパーフェクションなど「HP310」では負けるが「HP330」なら負けないマッチングが調整の結果多いことがわかったからです。
勿論、基本エネルギーを多くすることにより終盤でもカマドでサーチ出来たり、序盤も「ひろがるほのお」「溶接工」など使いやすくなるメリットもありますが、マッチ相性を覆すほどの重要性がこのHP20にあると確信したためこの枚数に落ち着きました。
・Tier1デッキへの立ち回り簡易解説
vsミラー
基本的にはビクティニVMAXの殴り合いですが、サイドが減ってきたタイミングで「レシラム&リザードンGX」を前に出してリセットスタンプで戦うのが鍵です。
vs3神ザシアン
ミュウツー&ミュウGXにエネ貼り進めて、オルタージェネシスの返しに「フレアドライブGX」を打ち込んでアルティメットレイをさせないことを一番に考えます。
あとどの対面もヒート炎エネルギーは相手の打点計算して貼り先考えるのがめちゃくちゃ大事。
ヒードランGXやビクティニVに貼って210にしておくと、ムゲンダイナVMAXのジグザグマ込6体展開耐えるとか。
③この後どう調整していくか
冒頭にも書いている通りですが、上記のデッキリストはCLに臨む世界線のシャロンの結論構築というわけでは断じてありません。
発展途上です。詰めきれていない部分もあります。
という訳で、完成させるのはこれを読んでいる貴方ということになります。(投槍)
現状の「ビクティニVMAX」の各デッキ相性に関してですが、
vs3神ザシアン 微有利
vsレッドパーフェクション 微不利
vs連撃ウーラオスVMAX 有利
vsムゲンダイナVMAX 五分
vs一撃ウーラオスVMAX 有利
vsアーマーガアVMAX 有利
vsドラパルトVMAX 有利
vsマルヤクデVMAX 微不利?
vsマッドパーティ 不利?
となっています。
まずこの後ビクティニVMAXデッキ以外のデッキを詰めることを検討してみます。
Tierリストの話に戻りますが、レッドパーフェクションをTier1.5としているのは、ビクティニVMAX側が明確に不利に感じたからです。
というのも当たり前といえば当たり前で、相手はGX特化デッキであるためビクティニVMAXを採用している優位性がほぼ無く、そうなるとミュウツー同士の戦いとなりますが、相手側にはオーロラエネルギーを駆使しての「ホラーハウスGX」といった試合を有利に進める為のパーツがたくさん採用されているからです。
この要素から、レッドパーフェクションというデッキは伸び代が非常にあるデッキと考えています。
今後の調整課題①
レッドパーフェクションを真剣考察
他にも、ムゲンダイナVMAXデッキと五分というのは信じがたいという人ももしかしたらいるかも知れないので説明します。
この対面はお互いが似たようなデッキであるという前提(両者が2エネで、かつVMAXのワンパンは出来ない。Vはワンパン出来る。)で考えるとわかりやすいです。
一見ビクティニVMAX側の方が、ムゲンゾーンベンチ7~8体に比べて条件が緩く見えるため有利そうですが、実際のところビクティニVMAXはムゲンダイナVMAXをほぼワンパン出来ないのに対して、ムゲンダイナVMAX側は「ガラルジグザグマ」「回収ネット」を駆使した「HP310ワンパン」のルートがあります。
ビクティニVMAX側は勿論ボスの指令による2:2:2のプランを狙っていくことになりますが、当然リセットスタンプの妨害などもある上にエネルギー補給が追いつかずに溶接工を使わないといけないターンが生まれたりもします。
ムゲンダイナVMAX側は、「ビクティニVMAXワンパン」のプランに加えて、エネルギー供給に関しても「ガラルファイヤーV+エネルギーつけかえ」のギミックがサポートを必要としないため博士の研究などで揃いやすく、それはつまりリセットスタンプ等にもアクセスしやすいということになるため、意外にもヒート炎エネルギー無しではビクティニVMAX側が不利という判断としました。(ヒート炎エネルギー3積みにより、五分としています。)
正直なところ、「3神ザシアン」「レッドパーフェクション」はほぼ確実にガラルサンダーVを採用すると考えているため、ムゲンダイナVMAXを持ち込みデッキにすることは考えず、あくまでビクティニVMAXのサンドバッグとしての調整しかして来ませんでした。
ですが、ガラルサンダーVが採用されていても勝てるルートなどを模索した上で、ムゲンダイナVMAXデッキを使用することは検討したいポイントです。
今後の調整課題②
ムゲンダイナVMAX、本当に無理なのか?検証
他にも、文中でも度々ありますがナゲツケサル登場後の「連撃ウーラオスVMAX」に関してはまだ徹底的な考察が出来ていないという状況です。
ナゲツケサル+望遠スコープでのキョダイレンゲキが180ダメージとなる強化は、ダメージだけで見ると化け物レベルで強く、「しっぷうづき」と合わせてVMAXのHP330まで取れるようになったことは大幅な強化です。「グズマ&ハラ」を使ってパーツを集めるタッグコール軸の構築なんかも検討したいです。
とはいえ、どう考えてもミュウがきつい点と、ミュウの採用が一般的な点を考慮しても、現状ミュウ対策として機能するカードがカードプールにほとんどないため、デッキコンセプト自体が弱いと思っています。
そこで、闘タイプ対策のミュウツー&ミュウGXの流行も加味して、やはり「ドラパルトVMAX」と組み合わせた形がミュウの対策としては一番良いのかなと思ってはいるのですが、やはりVMAXラインを2ライン用意したりしているとビクティニVMAXに勝てる気がしないですね。
とはいえ可能性のあるデッキとは思っているので、ここも調整したいところです。
今後の調整課題③
連撃ウーラオスVMAX、ミュウ対策しつつビクティニVMAXに勝率出せないか検証
残るは、Tierリスト非掲載の「その他」のデッキの検証になってきます。
しかしこの「その他」の発掘には「膨大な時間」か「高いゲーム理解」が求められます。
例えばここで「◯◯デッキ、誰も考えてなさそうだけど3神ザシアンとビクティニVMAXに勝てそうじゃね?」という天啓が降りてきたとします。
しかし、その2デッキに勝てるだけではチャンピオンズリーグで勝ち抜くことは出来ないのです。
ポケモンカードは良くも悪くもタイプによる相性差があったり、ユーザー層的に「愛着デッキ選択」も多かったりするので、どんなにシェアの多いデッキでもパーセンテージにすると大した割合になりません。
であれば、Tierリストの他のデッキに対してどれくらいの勝率が出るのかというのを徹底的に検証する必要があります。これをせずに、天啓のみでデッキ選択をするのならそれはパチンコ、運ゲーです。
更に言うなら、このマッチアップに付き合ってくれる仲間も必要です。
だめだった場合、本番までの数少ない時間を棒に振る可能性があるのです。
であれば本命のデッキの中から突き詰めて理想的な選択を出来ることを重視した方が良いと考えていて、「その他」の発掘は基本的にはオススメしません。
とはいえ、プレイヤーの中にはしっかりとした「論理」を持ってして、Tier外から「答え」を持ってくる人も多くいます。
それは先程書いたように、「高いゲーム理解」により多くのデッキとの相性差や勝率を、実際に試すことなく導き出せる。最低限の、高いコストパフォーマンスで導き出せるケースです。
「フーパブラッキー」「ラフレシア」「コケコドール」等、近年でも突如現れたメタ外のデッキが偶然ではなくメタゲーム読みに基づいて勝ち上がるシーンを見る機会は多かったですよね。
ですので、「膨大な時間を使える人」「高いゲーム理解がある人」に関しては以下も課題となります。
今後の調整課題④
Tierリスト外で、Tierリスト内のデッキに対して有効なデッキタイプの模索
ここまで来たら次は、
今後の調整課題⑤
ここまでの1~4を踏まえた上で、ビクティニVMAXがまだ一番良い選択であるか検証
当然こうなります。レッドパーフェクションを握ることになっているかも知れませんし、まだ見ぬトンデモデッキになっているかも知れません。
そして、もしビクティニVMAXデッキに決めるのであっても、まだ終わりではありません。
今後の調整課題⑥
直近のメタゲームを見た上で、ビクティニVMAXデッキの細部とゲームプランを煮詰める。
ここまで辿り着くことが出来れば、仮に結果が奮わなかったとしても、貴方にとって後悔しないチャンピオンズリーグになっているはずです。
勿論、当日のプレイングなどで反省点はあるかも知れません。
ですが、「事前準備において後悔しない」ということは今後の活動や次回以降の大会のことを踏まえても一番大事なことだと、個人的には思っています。
非常に長い記事になりましたが、ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
是非楽しいチャンピオンズリーグを!
もし参考になったり、本番に生きたことなどがあれば自分の今後のモチベーションにも繋がるので気軽にTwitterで感想ツイートやダイレクトメッセージなどお待ちしています。
YouTubeチャンネルでは、「CLの準備」「CLのマナー」「練習法」などの動画もガンガン出していきますので是非チャンネル登録してくださいm(_ _)m
残りは調整で使っていたデッキリストです。
オマケ
④その他有力デッキのサンプルレシピ
練習に使ってたものもある程度は真剣に考えてたので供養。
・3神ザシアン
タッグコール1グズマハラ1結構お気に入り。
相手のトキワ活用出来たりレイの加速考慮で水エネ1オーロラ3。
元気のハチマキでHP190倒す動き死ぬほど強いので個人的に必須。HP270のタッグチーム倒す時にザシアンに装備も強い。
スタンプ2オドリドリ理論はこのデッキにも適用。
これで参加してもまあまあ勝つとは思う。
・ムゲンダイナVMAX
ガラルファイヤーV2、エネルギーつけかえ3の配分。
フーパのアサルトゲートで殴って、倒されたあとムゲンダイナ殴れないっていうのが今まで弱かったけどファイヤーギミックで解決。相手のVMAXフーパでこづく動き強すぎ。
ウィークガードエネルギーどうせ弱点突かれる時ガラルサンダーVだと思ってるから弱い派。キャプチャー1入れてる。
大きなお守りで抵抗してる。これはビクティニVMAXのボスビクトリー対策でもある。
・レッドパーフェクション
ほぼコレ。3/13の台湾の現行レギュの入賞デッキ。
タッグコール1グズマハラ1いい。ボルケニオンじゃなくてガラルジグザグマにしそう。
ツールジャマーツールスクラッパーの2枚体制はビクティニのとこで話した通り鉄板。
ウッウVよりアーゴヨン派。これベースで煮詰めたら良いデッキ出来そうなんだよなぁ。