野良翻訳:「おお、香雪」
「おお、香雪」は、中国の女流作家「鉄凝」による短編小説。1982年に発表され、のちに映画化もされた鉄凝の代表作であり、上海では高校の国語教科書でも採用されています。文化大革命終結(1978年)後、ようやく現代化の機運が生まれ、閉塞と貧困に苦しんできた人々に希望が芽生え始める当時の中国の空気を描きだした名作です。
もし列車が発明されていなければ、もし誰かが山奥にレールを敷きにこなければ、この台児溝(タイウーコウ)というちっぽけな村落が気付かれることはなかったでしょう。
この村